アーユルヴェーダ式・花粉症のセルフケア
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神奈川県川崎市の生田緑地にて五感を楽しむ森林浴を案内しました。その様子をお伝えします。
生田緑地は多摩丘陵の東端に位置しています。鎌倉時代には城(枡形山城)も築かれていたところです。1941年(昭和16年)に計画決定された都市計画緑地があり、都市公園の指定がなされ、以後は川崎市が管理。首都圏を代表する緑豊かな自然を有しています。この緑地を5月中旬に案内しました。
天候は曇り、気温18度。生田緑地東口にあるビジターセンター前で集合。
まずは、1階の、生田緑地の全体模型を見て、どんなところなのかを確認。
そして、2階にある休憩・打ち合わせスペースで、以下のとおり
今日の予定などをお伝えしました。
そしてお手洗いをすませてから森林浴のスタート
ビジターセンターの近くにあるしょうぶ園へ。このショウブが植えられているエリアには、少しだけキショウブが黄色い花を咲かせていました。メインの花はこれから咲き始めるようです。今はカエルの鳴き声が響き渡り、池を眺めてみるとオタマジャクシが泳いでいました。
このあたりは、イロハモミジが多く、この時期は緑の若いカエデ、いわゆる青もみじがとてもきれいです。
ふと見てみるとヤブムラサキがあります。皆で葉を触ってみました。すごくふわふわしていて手触りがいいのです。ムラサキシキブとよく似ているのですが、触ってみると違いがわかります。
しょうぶ園を抜けるとクスノキのエリアに出ます。下を見ると茶色と赤色の葉がたくさん落ちています。いくつか緑色のものがあります。3種類の葉を少し千切って匂いを比べてみました。同じクスノキの葉でも微妙に香りが違います。この時期ならではのものです。常緑樹のクスノキは、冬には葉を落としませんが、4月下旬に一斉に葉が生え変わります。
クスノキの葉先を見ると黄色い花も見えています。
その先にはモミジが見えています。どうしたのでしょうか?この時期に紅葉しています。よくみてみるとイロハモミジより一回り大きな葉。そうですノムラモミジです。赤い葉なのはそういう品種だからです。
さて、中央広場内をゆっくりと一周して行きます。まだ花が咲いていないアジサイや、いずれドングリになるのですがまだ小さいマテバシイの実を眺めます。そのあと香りのある樹木を集めた「かおりの園」というエリアに到着。タイサンボク、スイカズラ、オガタマノキ、ナツミカンといったこの時期に咲く花々の香りを楽しみました。
おっとハナイカダがあります。この名前は、葉の真ん中に花が咲き、その花を人、そして葉を筏(いかだ)として名付けられました。花が咲いた後には、実がなり、その姿が珍しいものです。思わず皆で写真を撮りました。
そして、生田緑地のシンボルとなるエリアへ到着。そう、メタセコイアの群落です。ちょうど若葉が伸びてきていて、触ると柔らかく、その手触りがとても気持ちいいです。あたりを見渡すととてもきれいです。神秘的な光景ですね。木の幹を触ってみたりして楽しむこともできます。
ここで、10分ほど時間をとって、それぞれが自由に行動する時間をとりました。皆さんいろいろ発見があったようです。
「背の低いトチノキみたいなものがあったけどそれは何?」という質問がありました。
そのとおりトチノキの幼木でした。この辺りには幼木がたくさんあります。コナラ、ハリギリ、トチノキなどが生えています。関西では柏餅の葉に使用されるサルトリイバラも見つけました。皆さんなかなか幼木には気づかないことが多いですね。
そして、210段の階段を登って見晴台へ、そこからの眺めを楽しみ、そして聞こえる鳥の声が何種類あるのかを数えてもらいました。
その後は、木道のあるエリアを歩いて行きました。すると黄色い花が見えてきました。そうキンランです。なかなか見ることができないのですが、ラッキーでした。皆で写真を撮って笑顔になりました。
後は森の中をゆっくり歩き、むかし城があった枡形山広場に到着。一休みした後にビジターセンターへ戻りました。
アップダウンに少し疲れたとの話でしたが、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
この記事を書いた人
高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。
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