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五感を用いた森林の楽しみ方(雨の中編)

五感を用いた森林の楽しみ方(雨の中編)
雨の日に森林や都市公園に行こうと思う人は少ないと思います。でも雨の中の森林浴は十分に可能です。むしろいろいろな意味でラッキーと考えることができます。
「雨の日なので森林に行くのはやめにする」と決めつけるのではなく、「雨の日だから森林で楽しむ」ことを取り入れてみたらいかがでしょうか。

雨の日の森林の特徴

・いろんな匂いが湧いてくる気がする
雨の日は、晴れた日よりも匂いが強く感じられます。匂いなどが湧いてくるような感じを受けます。
・みずみずしさが感じられる
植物が生育するには水が必要です。雨により供給される水分を根から吸収することで木々や草花は元気になります。濡れた植物にはみずみずしさを感じます。
・人出は少なく自然の音がより大きく感じられる
晴れた日に比べ、都市公園などでは人通りがかなり減ります。そのおかげで、ゆっくりと歩くことができます。自然の音がより大きく感じられます。


雨の中での楽しみ方

濡れないように傘をさして、人通りの少ない森林の中を、足元の水たまりや、滑りやすい木の階段などに気をつけながら五感を用いてゆっくりと歩きましょう。

・雨の日ならではの森林の表情を観察しましょう
ゆっくりと眺めることで、晴れた日とのいろんな違いに気がつくと思います。みずみずしい葉の表情を観察したり、水滴が葉や枝などでつき方が違っていたりするなどは雨の日ならではのことですね。ときには、雨が上がって雲の間から青い空が見えたり、太陽光が射したりしてくると森林の表情が変わります。

・香りを感じてみましょう
いろんな匂いが湧いてくるように感じるのは、雨の森林の特徴です。晴れの日に比べ、匂いの差もはっきりと感じられます。土の匂いや、針葉樹の森と広葉樹の森の匂いの違いもより強く感じることができます。カツラの葉は、秋に黄葉したときに湿気を浴びるとカラメルのように甘い匂いがします。

・音や触感も楽しんでみましょう
音は雨音が聞こえる以外、人通りも減り、人工的な音は吸収されて聞こえづらくなります。鳥の声や虫の鳴き声、風の音などは、聴くことに集中することで聞こえてきます。雨が止むと鳥の声もさらにはっきりと聞こえてきます。また、濡れた幹や葉などを触ってみるのも面白いです。湿気を帯びていて、晴れた日とは違った触感となります 。

・傘がいらない場所があります
葉がたくさんあるところでは、傘がいらない場合があります。雨を枝や葉が遮り、雨水が幹を伝ったり、葉の間を雨水が順番に通ったりすることでこのようになります。雨水の流れに興味を持って観察するのも楽しいのではないでしょうか。
また、このような場所にレジャーシートを敷いて、寝転んで見ることもできるでしょう。

雨の日を楽しむためには準備が大事

濡れた衣類で身体が冷たくなってしまうと楽しむどころではなくなりますよね。雨の日は、傘とウェアと靴の3つはしっかりと準備しましょう。
傘は、しっかりとしたものがおすすめです。森の中である程度長い時間を過ごすことを考えると、少しの刺激で使えなくなってしまうものは心配ですよね。
ウェアはできれば雨用のウェアがあると安心です。防水効果や撥水効果や透湿性があるものなど様々あります。上下のものを揃えれば、森の中で寝転ぶこともできます。
靴は、靴下が濡れないものが安心です。長靴や防水タイプのものなどがあればよりいいと思います。

「雨の日でも森林の中にいるとリラックスできる」という感想を多くの方が話しています。森林の様々な良い効果は変わりません。「雨の森林に何かをされに行く」ことをおすすめします。

この記事を書いた人

高田裕司(たかだゆうじ)

中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター

経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。

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