~森は女子の味方~
はこねのもりからキレイ、始まる。

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うららけし春日さんぽ

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春の扉が開かれた

眠るような里山に、目覚まし代わりの春光が降り注ぐころ、草木たちはにぎにぎしく萌え出します。芽がぷっくりと“張る”から「春」。いよいよ春の扉は開かれました。

 頭上でゆらゆらと揺れるキブシ(木五倍子)です。花かんざしを頭に挿した女の子たちが、風に身を任せて踊っているようです。

 冬芽の中で精密に折り畳まれていたヤシャブシの葉。弾ける春に「ようこそいらっしゃい」、思わず声掛けしてしまいました。

   赤いマントを羽織って土の中から出てきたのはイタドリとドクダミ。どちらも陽天に向かって凛々しい横顔を見せてくれます。

 赤のお隣では、白いお花のクサイチゴ。もうちょっとしたらおいしい果実に出会えるかな?そんなワクワクも、今は心に閉まっておきましょう。

おや、辺りに漂うのはプロパンガス?それともたくあんの匂い?なかなかの主張っぷりです。

 匂いの正体はヒサカキでした。この時期になるとガス漏れの通報が入るとも?でもこの花は、飛行能力の高いアブたちにはちょうど良いお相手のようです。薄っすらクリームがかった花は下向きに行儀よく並んでいます。そして照り返す葉のもとには、神様がおりてくると信じられています。

 同じころ、山肌ではまだ裸ん坊の落葉樹と常緑の樹々のあいだを埋めるように、薄白色のコブシ、黄色のダンコウバイ、桃色のヤマザクラなどが連なっていきます。天然のパッチワーク・アート、うっかり幾日か目を離すと様子を変えてしまいますから、一日一瞬をどうか見過ごさないように。

春を愛でる!華やかさくらチンキ


  さて春というとサクラ、サクラというとお花見、という方も多いでしょうか。お花見はもともと「今年のお米もまた豊作でありますように」、家族や仲間みんなで願い祝う“やる気チャージ”の場でもあったようです。
 今回はそのまま飲んでまったり、香って華やか、「さくらチンキ」の楽しみをご紹介します。サクラの木の下にごちそうと一緒に持ち寄って、いつもの仲間と笑顔で乾杯しませんか。

作り方

① サクラ花(と葉)の塩を洗い流し、水分を拭きとります。
② 浸け込み用のガラス瓶は煮沸消毒をしておきます。
③ ②の瓶に➀を入れ、ホワイトリカー(またはウォッカ)を容器いっぱいに注ぎます。
④ 10日~2週間、そのまま漬けこみます。時々様子をみて瓶を振ります。
⑤ コーヒーフィルター(またはクッキングペーパーなど)で④の中身をこし、保存瓶に移したらできあがり。

★⑤はもうひと月ほど寝かせると、さらに香りが深まります。
★仕込んだものは、冷暗所に置いておよそ1年保存がききます。

 ここで作ったさくらチンキ10mlをスプレー容器に入れて、ミネラルウォーター100mlで薄めたら、フタをしっかり閉めてプッシュ。すると華やかさくらアロマの「さくらミスト」に変身です。心身共にちょっとがんばった日、枕元に置いてスプレーしてみると、気持ちがほぐれておすすめです。
 またサクラには抗酸化作用があり、肌荒れなどお肌の不調にも〇。お顔にもスプレーしたら手のひらをゆっくり当てて、あたたかさを感じながらパッティングします。使う時には毎回、2~3回瓶を振るようにして。

★ミストを作ったら、ひと月以内に使い切りましょう。
★作った日をラベルシールに書いて、瓶に貼っておくと便利です。


この記事を書いた人

平川 美鶴  (Mitsuru Hirakawa)

和ハーブライフスタイリスト 
植物民俗文化研究/(一社)和ハーブ協会 理事

8月2日“ハーブの日”生まれ。「和ハーブ」と日本人の関わりを、歴史・文学・薬効・自然風土・産業などから調査研究。講師業、商品企画開発、実践ワークショップを通じ、自然の恵みと共にあった先人の尊い知恵を生かし、未来へどう届けるかを考えるメッセンジャー。共著『あなたの日本がもっと素敵になる 8つの和ハーブ物語 ~忘れられた日本の宝物~』(産学社)、『和ハーブ にほんのたからもの』(コスモの本)
一般社団法人 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) http://wa-herb.com

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