
皇居お濠と皇居東御苑、2月の森林浴
2026年2月14日。快晴。気温は10℃から14℃。一週間前の大雪が嘘のように、空は澄みきり、光はやわらかく、空気は透き通っていました。2月の森は、寒さの中にあるのではなく、静けさの中にあります。そし...
頭上でゆらゆらと揺れるキブシ(木五倍子)です。花かんざしを頭に挿した女の子たちが、風に身を任せて踊っているようです。
冬芽の中で精密に折り畳まれていたヤシャブシの葉。弾ける春に「ようこそいらっしゃい」、思わず声掛けしてしまいました。
赤いマントを羽織って土の中から出てきたのはイタドリとドクダミ。どちらも陽天に向かって凛々しい横顔を見せてくれます。
赤のお隣では、白いお花のクサイチゴ。もうちょっとしたらおいしい果実に出会えるかな?そんなワクワクも、今は心に閉まっておきましょう。
匂いの正体はヒサカキでした。この時期になるとガス漏れの通報が入るとも?でもこの花は、飛行能力の高いアブたちにはちょうど良いお相手のようです。薄っすらクリームがかった花は下向きに行儀よく並んでいます。そして照り返す葉のもとには、神様がおりてくると信じられています。
同じころ、山肌ではまだ裸ん坊の落葉樹と常緑の樹々のあいだを埋めるように、薄白色のコブシ、黄色のダンコウバイ、桃色のヤマザクラなどが連なっていきます。天然のパッチワーク・アート、うっかり幾日か目を離すと様子を変えてしまいますから、一日一瞬をどうか見過ごさないように。
この記事を書いた人

平川 美鶴 (Mitsuru Hirakawa)
和ハーブライフスタイリスト
植物民俗文化研究/(一社)和ハーブ協会 副理事長
8月2日“ハーブの日”生まれ。「和ハーブ」と日本人の関わりを、歴史・文学・薬効・自然風土・産業などから調査研究。講師業、商品企画開発、実践ワークショップを通じ、自然の恵みと共にあった先人の尊い知恵を生かし、未来へどう届けるかを考えるメッセンジャー。共著『あなたの日本がもっと素敵になる 8つの和ハーブ物語 ~忘れられた日本の宝物~』(産学社)、『和ハーブ にほんのたからもの』(コスモの本)
一般社団法人 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) http://wa-herb.com
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