~森は女子の味方~
はこねのもりからキレイ、始まる。

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樹上に光る宝石

樹上に光る宝石

青空をキャンバスに

彩りの道

冷たく乾いた木枯らしが、向こうから木々を揺らしながらやってきました。色とりどりの葉がすくい上げられてサワサワ舞っています。いたずらな風はそのあと私の足元で葉っぱの渦を作り、くるりと駆け抜けていきました。 錦秋の風は日ごとに霜を呼び寄せています。サザンカの花は垣根を彩り始め、タンポポは体を地面にべったり張りつけて風を除けながら、少なくなった太陽を全身で集めています。茶色いダッフルコートに包まれたビワの蕾はもうまもなく。用意万端な植物たちの姿に、私はあわててセーターを引っ張り出しました。

センダンの果実

そうして今日も陽だまりに誘われて歩いていると、神社の近くでセンダンの高木を見つけました。丸裸になった枝におびただしい数の果実が残る様子から、先人たちは”千(セン)の団(ダン)子“と見立てたようです。でも私にとっては幾千の宝の木。潔いほど澄み切った青空をキャンバスにして、クリーム色の宝石たちが淡い光をきらめかせています。

ムラサキシキブの果実

続いてムラサキシキブの冴えた果実が目に入ってきました。小さな小さな、樹上の宝石。そこにやってきた抹茶色のあなたはメジロでしょうか、紫の粒をちょんちょんとついばんでいます。なんと豪華な食事でしょう。息を潜め、瞬き惜しく見守りました。

結局、自然に勝る美しさは他になかなか見当たらないなぁと思います。今日の美しさは今日だけのもの。出逢えた景色を胸の中にしまって、足早な日暮れとともに家路へ着くのでした。

◆和ハーブと塩麹チキンのグリーンカレー


しんしんと寒さが染みてくるこの時期、身体の中からしっかり温まる和ハーブ&スパイスいっぱいのお料理はいかがですか。エスニックなグリーンカレーをヒントに、できるだけマーケットで手に入りやすい和ハーブ素材を使って仕込みます。“秋は実のもの、冬は根のもの”をいただくと身体によいということから、今回の具材には芋や栗を選びました。塩麹に漬けた鶏肉も相まって、辛みの中にやさしいコクを引き出してくれます。辛さの度合いは青トウガラシやサンショウの量で調節が可能です。旬の素材を食卓に取り入れて、季節ごとに風味の違うカレーをお楽しみください。

|材料|4杯分
〈カレーペースト〉
青トウガラシ…2本
シシトウ…5本
ミョウガ…2個
セリ…1束
シソ…10枚
エゴマ…5枚
ニンニク…4片
ショウガ…30g
スダチまたはシークワーサー(丸ごと)…2個
サンショウ(粉)…小さじ1
味噌…大さじ1

〈具材〉
鶏もも肉…100g 
塩麹…小さじ1
サツマイモ…1/2本
クリ(むいたもの)…大4個
キクイモ…4個
ココナッツミルク…200ml
黒砂糖…大さじ2
魚醤…お好みで

|作り方|
1. 鶏もも肉に塩麹をすりこみ、保存袋に入れ2~3時間漬けておきます。
2. カレーペーストの素材をざく切りにし、フードプロセッサーでペースト状になるまで撹拌します。
3. 鶏肉などの具材を食べやすい大きさに切り、鍋に入れておおよそ火を通してから、ココナッツミルクを注ぎます。



4. 3がふつふつとしてきたら、2のペーストを加えて全体を混ぜ、さらに温めます。
5. 4の香りが立ってきたら、黒砂糖を加えます。全体がなじんできたら魚醤を加え、風味をととのえたら完成です。

この記事を書いた人

平川 美鶴  (Mitsuru Hirakawa)

和ハーブライフスタイリスト 
植物民俗文化研究/(一社)和ハーブ協会 副理事長

8月2日“ハーブの日”生まれ。「和ハーブ」と日本人の関わりを、歴史・文学・薬効・自然風土・産業などから調査研究。講師業、商品企画開発、実践ワークショップを通じ、自然の恵みと共にあった先人の尊い知恵を生かし、未来へどう届けるかを考えるメッセンジャー。共著『あなたの日本がもっと素敵になる 8つの和ハーブ物語 ~忘れられた日本の宝物~』(産学社)、『和ハーブ にほんのたからもの』(コスモの本)
一般社団法人 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) http://wa-herb.com

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