
縄文時代と発酵が教えてくれる、現代人の生きるヒント
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五感を用いた森林浴に関し、知っておくといいちょっとしたヒントやアドバイスをまとめてみました。森林浴全般に関することと五感それぞれについての順番で書いています。
■森林浴全般に関すること
春は新緑や芽吹き、秋には紅葉と視覚的には春と秋がおすすめです。それでは夏や冬はどうなのでしょうか。森林浴効果に影響を与えているフィトンチッドは、夏に多く放出されます。冬は、水蒸気の少なさや落葉により、遠くまで見渡すことができ、冬鳥の鳴き声にも癒されます。
森林浴のさまざまな効果は、自然界のゆらぎなど複合的な要因からもたらされています。そうすると「どの季節でも森林浴は効果がある」といえるのではないでしょうか。
谷田貝光克 先生(東京大学名誉教授)による森林のフィトンチッド濃度の研究によると、フィトンチッド濃度は季節として6月から8月、時間帯では1日の中で正午前後がピークに達し、この環境下で森林浴を行うことを推奨しています。
ただ、フィトンチッドのみが森林浴効果をもたらしているわけではないことに留意する必要があります。
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のことで、通常は、目、耳、鼻、口、皮膚で感じることを示しています。人間の感覚全体を指す場合もあります。そして「五感を開く」という言葉があります。例えば何が聞こえるのかに集中してみると次第に普段聞こえていない様々な音に気がつくことができるというものです。森林浴を始めたなるべく早い段階に、意識的に五感のそれぞれを使ってみると五感が開き、これまで意識できなかった様々なことに気づくことができます。
■五感それぞれについて
まずは色を数えてみる。色を数えるときにもいくつの緑色が見えるのかなど細かな違いを意識して眺めてみることは面白いですよね。そして遠くの木々が揺れ動くのを見るなど視線を上げて近くではなくなるべく遠くのものを見ることをおすすめします。普段近いところを見ることが多いので、最初のうちは意識して遠くを見ていくこと、そうするとさまざまな光景が目に入るようになります。
人が最も安らぎを感じるのは自然界にある緑色と青色だと言われています。
なお、木漏れ日については、実験で森林浴効果が確認されています。
音を数えることも有効です。カラスの鳴き声や救急車のサイレンなどそのとき周りを支配している音があっても、その音以外に何が聞こえるのかなと耳を澄ませてみるといろんな音が聞こえてきます。そう、聴覚が開いていくのです。ウグイスの鳴き声、鈴虫の羽音、小川のせせらぎ など多くの種類の音を聞くことができます。
香りを嗅ぐだけで人間にとって害があるものはないと思いますが、虫や鳥などの動物たちの邪魔をしないようにしましょう。そもそも花の香りは、虫を誘い込み、受粉してもらうためのものです。葉や幹もいい香りがするものがありますね。香りを嗅ぐときには、動物たちに配慮することは欠かせません。
なお、嗅覚と触覚が関係するフィトンチッドは高さ40センチのところが一番濃度が高いという実験結果もあり、森の中で寝転んだり、座ったりすることは、多くの量を浴びることにもなります。
これは難しいですね。森林の中には木の実、キノコ、葉や草、そして昆虫など食物になるものはたくさんあります。
食べていいかどうかは、地元の詳しい方に確認するのが一番いいでしょう。間違いやすいものとしては、ニラと水仙があります。水仙の全草には毒があり、食べると30分以内に、嘔吐、下痢、頭痛などの症状が現れて、重篤な場合には死亡することもあります。他にもハシリドコロやトリカブトなど、毒のあるものは多くあります。さらに毒キノコも数多くあります。キノコ類は、食用きのこと明確にわかるもののみ食べましょう。
ノイバラ、イラクサ、タラノキなどトゲのあるものは皮膚を傷つけるので、注意する必要があります。
また、触ることによってかぶれるものもあります。具体的には、ツタウルシ、ハゼノキ、ヤマウルシは樹液や葉にかぶれる人がいます。近付いただけでかぶれる人もいれば、なんの反応もおこさない方もいます。
茶、ツバキ、サザンカなどの葉を餌とするチャドクガなどのドクガ類は、毒針毛に触れると皮膚炎をおこすことがあります。
五感を用いた森林浴をぜひ積極的に楽しんでください。
参考図書:「森林浴」李 卿 著 まむかいブックスギャラリー 発行
この記事を書いた人
高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。
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