
縄文時代と発酵が教えてくれる、現代人の生きるヒント
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森林セラピー基地でもある山梨県甲府市の武田の杜は、トレイルランニングのコースにもなっています。12月に3年ぶりに開催され、標高320メートル〜700メートルの30キロのコースを、約650人のトレイルランナーが完走しました。そのコースの一部を使って、軽いジョギングを取り入れた森林浴を案内しました。
標高600メートルのサービスセンターからスタート
標高600メートルの山梨県武田の杜サービスセンターがスタート地点。12月中旬のこの日の天候は曇り、スタート時(10時)の気温は4度。血圧を測り、調査票で今の気分を確認しました。まず、森林浴の効果を説明。そして今日のコースと実施内容を連絡。通常の五感を用いた森林浴に加え、登山や軽いジョギングなど、少し負荷をかけた内容になっていることを伝えました。参加者には、事前に「軽いランニングを取り入れた森林セラピー」をすることを伝えていたが、その内容をここでていねいに説明。トイレを済ませて出発です。
ストレッチの後は、五感を用いた登山へ
サービスセンター前の展望広場でまずはストレッチ。ここからは甲府盆地が見渡せます。富士山が見える場所なのですが、この日は雲で隠れていました。
サクラやスギの樹皮を触り、感触や温度の差を体験。そして、武田の杜内の片山(標高665メートル)へ向かいます。
登りが始まったところに白い花が咲いていました。ジュウガツザクラ(十月桜)です。空の色が雲で白っぽいので、白い花が識別できず、最初は花が咲いていることに気づきません。不思議なもので、必ず咲いているはずだという思いを持って見ているとだんだん見えてきます。最終的には、かなり多くの花が見えてきました。この十月桜は、春と秋から冬にかけての2度咲くという2季咲きが最大の特徴です。
登り坂の途中では、多くのドングリが落ちています。クヌギやコナラの実が落ちています。そして見上げると落葉樹にいる鳥たちを見ることができます。見通しが良いのもこの時期の特徴ですね。
山頂では森林安息でリラックス
片山山頂に到着。標高差60メートルを登りました。ここでは持ち歩いていたヨガマットを広げて森林安息をしました。
まずはゆっくりとした呼吸を参加者と一緒に実施。3秒鼻から吸って、2秒止めて、15秒かけてゆっくり口から吐いていくというもの。明治大学の齋藤孝教授が推奨しているやり方です。
そして木々の上の方を見て、風で揺れる様子を見てもらった後は、10分程度の自由時間。みなさんとてもリラックスできていました。
下山してジョギングの練習と効果を説明
片山を降りる途中にあるコブシでは、毛に覆われた冬芽があります。触ってみると柔らかな毛がとても気持ちいですね。そして、落ちている枝を折ってみるといい香りがしました。
芝生広場に到着。そこで軽いジョギングの方法を練習します。着地はかかとではなく、足の真ん中から上の方で。歩幅は狭く、スピードは歩くのとほぼ同じスピードとその方法を伝えます。
走るのと歩くのとの違いは、両足が地面から離れる瞬間があるかどうかです。ゆっくり走っても歩くのに比べて、カロリーの消費量はほぼ倍になり、筋力も強化されます。
軽いジョギングを開始
さあジョギングの開始です。1分走って、30秒歩くのが1セット。尾根沿いの道なので、まずは軽い登りです。3セット目からは、メンバーの走るスピードが遅めになってきたので、さらにペースを落とし、4セットで終了にしました。だいたい500メートル。そこからは走るのをやめて森の中を歩きました。軽い上りと下りを繰り返して、西側の展望台へ到着。
ベンチに座って少し休憩。そしてここでも五感を用いてもらうために、見える光景の中で何色が見えるのか、色を数え、その後、聞こえる音を数えてもらいました。
そして、残り1.1キロの平坦なバリアフリーの道を再度ジョギング。30秒走って30秒歩くことを1セットとして、それを繰り返して実施。およそ12分程度で武田の杜サービスセンターに到着。
到着後には、再度血圧を測り、今の気分を調査表に記入。参加者全てが改善していました。その後は、地域の食べ物が詰まった森林セラピー弁当を食べて終了。
参加者からは、この時期は寒いので、森の中で走るのはいいですねとの話もありました。
冬の森林の楽しみ方の一つになるのではないでしょうか。
この記事を書いた人
高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。
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