
植物性タンパク質について
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春を迎える森林の姿は劇的に変化していきます。この時期の森林の五感での楽しみ方を常緑樹、落葉樹、そして遠くと近く(=地面)に分けて紹介します。
常緑樹の花、実、葉
1年を通じて緑の葉がついている常緑樹、この時期に花が咲くのは、ツバキやサザンカが代表的です。
いずれも香りは感じられないのですが、花の少ないこの時期には、とても目立ちますね。
ツバキやサザンカには甘い蜜があり、それが好きな鳥が花につかまりながら、花粉まみれになって蜜を吸っている姿を見ることもできるかもしれません。
同時に常緑樹の赤い実もチラホラ見ることができます。ナンテン、クロガネモチ、センリョウ、マンリョウなどです。これらの赤い実も鳥に食べてもらうことを意識しているのです。
常緑樹の葉は、すべすべしているものが多いです。触って違いも楽しめますよね。
落葉樹は、定点観測がおすすめ
冬の間に葉を落としていた落葉樹は次第に芽吹き始めます。
ウメやサクラはもちろんのこと、1月にはロウバイの黄色い花が咲き、2月にはマンサクの黄色の花、3月にはサンシュユの黄色い花、コブシやモクレンの白い花も。
これらは葉っぱよりも花が先に咲くので、木が花で覆われます。香りも強いものが多く、あたり一面にその香りを漂わせています。
咲き始めの数が少ないうちは、鼻を近づけるとよい香りを楽しめます。他にも目立たないのですが、クロモジの黄色い花などが咲いています。
これらの落葉樹は、時期を変えて定点観測をすることで、変化を楽しむことができます。
花が咲く前から見ていると、まずは冬芽を観察し、次第に大きく膨らんでいる花芽を見ていきます。
いつ頃咲くのかを想像しながら定点観測を繰り返すと、いつ咲くのだろうというワクワク感もあり、実際に咲いたときの喜びも格別なのではないでしょうか。
遠くを見てみましょう
冬は落葉により遠くまで見通すことができます。
また、冬は水蒸気が少ないので夏よりも澄んで見えます。遠くの山々もくっきりと見渡すことができます。そんなこの時期に遠くを見てみるとどんなものが見つかるのでしょうか。
冬は野鳥の観察にもってこいの季節です。鳥の鳴き声を手がかりに探してみると、いろいろなところに見つけることができます。
その鳥が何を探しているのか、そしてそれを見つけたらどうしているのかを眺めるなどいろんな観察方法がありますよね。
そして、樹木ではヤドリギを見つけやすくなります。
ヤドリギは、常緑樹でかつ半寄生植物。地面に生えるのではなく、宿主である木の枝や幹に根を張って、養分と水分を吸い取って生育し、自らも光合成をしつつ樹上に丸く茂っています。
それから木々にはまだ、白や赤い実が残っていたり、落葉していない茶色い葉が残っていたりしています。
寝転んで、樹木の先を見てみることもできますね。風で樹木が揺れるのを見ていると不思議と落ち着いた気持ちになります。
地面に近いところに草花が登場
春を迎えると「春の妖精」とも呼ばれるスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)の花が咲き始めます。
スプリング・エフェメラルは、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称です。春植物(はるしょくぶつ)ともいいます。
直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味です。
具体的には、カタクリやニリンソウ、フクジュソウ、セツブンソウなどがあります。また、スミレも紫色の花を咲かせ始めます。
自然の中で五感を用いて楽しむためには、様々な悩み事を脇に置いて、自然そのものに向き合ってみることをおすすめします。
しっかりと向き合った後に、脇においていた様々な悩み事に再度向き合ってみると、意外と解決策が見つかっている場合が多いのではないでしょうか。
この記事を書いた人
高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
親子、小学生から高齢者までの様々な方のご案内を担当。NEALインストラクターでもある。
植物の生態やネイチャーゲームを取り入れた臨機応変な対応には定評があります。
経営コンサルタントとして、農業者支援を数多く実施。50坪ほどの家庭菜園での野菜づくりとランニングが趣味。
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