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実録「身近な場所で樹木や草花を楽しんでみました」

実録「身近な場所で樹木や草花を楽しんでみました」

身近な公園や川で実際に五感を用いて樹木や草花を楽しんでみました。約3キロ、1時間かけてゆっくりと楽しむことができました。その状況をお伝えします。

星野リゾートの星野佳路代表取締役社長が提唱するマイクロツーリズム(=地元に目を向けた「小さな旅行」)やステイローカルにもつながるものでした。

 

歩いて5分の小さな公園

まずは、自宅から歩いて5分程度の公園に行きました。バスケットボールのゴールがある小さな広場があり、それを囲むように10数種類の樹種が植えられています。

鳥の鳴き声と共に犬の鳴き声も聞こえます。二組の犬の散歩で来ている方々が話し合っています。

 

  • ネムノキに注目!

面白いのがネムノキ。陽が昇っているので、葉は開いていますが、夜の間は葉を閉じていて、まるで眠っているように見える(就眠運動)ことからその名がつけられたとのことです。早朝と比較するとこんな感じになります。もう少しするとボンボンのような紫と白の花が咲くので、それも楽しみです。

  • 樹木の変化を楽しみます

他にもひし形あるいは卵形が可愛らしいナンキンハゼの葉の色がより色濃く大きくなっていたり、花を咲き終えた後のセンダンの小さな実を発見したりして少し前からの変化を楽しむことができました。

 

サルスベリのすべすべでひんやりした樹皮を触って、近所の方が手入れをしている花壇の色とりどりの花を横目で見ながらこの場所を後にしました。

 

かやの木がシンボルの比較的大きな公園

そこから坂を下って大きな道を横断して2〜3分。大きなかやの木がシンボルの比較的大きな公園に到着。遊具もあり、隣に運動場も併設されていて、午後には子供たちの歓声が響き渡るところです。

 

  • 季節の到来を告げるあの匂い

まず、特徴のある青臭い匂いが出迎えてくれました。クリやマテバシイの花からです。人によっては嫌がられる方もいますが、この時期限定で、花粉を運ぶ昆虫を呼び寄せるために発せられているものです。筆者は季節の到来を告げる香りと思っています。

雨のお陰かカツラのハート型の葉の黄色いものが下に落ちていました。匂いをかいでみると甘いカラメルの香りがしました。通常秋の紅葉の時期に楽しめるこの香りを先取りです。

  • 鳥の鳴き声がとっても賑やか

「ホーホケキョ」と鳥のさえずりが聞こえてきました。そうウグイスです。他にもムクドリが「ギャーギャーキュルキュル」と鳴いています。この時期はつがいで動いているこの鳥は、捕獲した虫をお互いに渡し合っていました。見ていると飽きないですね。木々の間からはシジュウカラが「ツツピンツツピン」と賑やかになってきました。

  • 10の色を数えることができました

この公園には、常緑樹や落葉樹など様々な色の葉があります。一際目立つのは、柿の木の黄緑色の葉です。アジサイをはじめとした様々な花も咲いています。色を数えてみると10まで指を折ることができました。

 

ヒイラギナンテンも実がなっています。トゲのある葉に気をつけて触ってから、この公園を後にしました。

 

 

川沿いを小走りで抜けて果樹地帯へ

この公園から少し歩くと小さな川が流れています。その川沿いの狭い道を小走りで駆け抜けました。すると大きな川にぶつかります。

川のせせらぎや鳥の鳴き声を感じながら歩いていくといろんな植物が見つけられます。また、市の農業専用地域となっており、いろんな果樹が育てられています。

 

タチアオイのきれいな花が咲いています。いろんな色があるのがいいですね。そして、この地域で育てられている果樹の成長の変化は楽しいです。

梨は大きくなってきています。梨はソメイヨシノと同じ科(バラ科)なので、ソメイヨシノの少し後に似た花が咲きます。その後実になっていくのです。他の果実も通常花が咲いた後に実ができます。柿の実もなりかけています。他にもビワや桑の実、クルミも見ることができました。

 

 

他にも富士山が見える公園や、横穴式古墳の史跡がいつも定点観測をしているところです。特に古墳のある場所は、樹木や草花が昔からの姿で数多く保存されており、多くの種類があり、日々の変化がとても楽しみです。

 

マイクロツーリズムという言葉があります。近くをじっくりと観察してみたり、歩いて遠出をしてみたりすると多くの発見があります。近くの小さな公園だけではなく、ちょっと大きな公園や里山などに行くといっそうリラックスでき、それこそステイローカルからエンジョイローカルとなるのではないでしょうか。

 

 



この記事を書いた人

高田裕司(たかだゆうじ)

中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター

経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。

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