
「秋の養生と森林セラピー」落ち葉が語る、秋の養生法
森に一歩足を踏み入れると、空気の質が夏とはまるで違うことに気づきます。夏の蒸し暑さが過ぎ去り、秋のひんやりと透明感を帯びた空気が肌に触れ、深呼吸すると新鮮な空気が胸に広がり、とても爽やかな気分になりま...
2022年6月5日(日)箱根町が主催、はこねのもり女子大学が企画運営した「はこじょフォレストフィーリングIN箱根九頭龍の森」ではこね森林セラピスト2名と共に森林セラピーを行いました。
心配していた雨は、開催中には降られることもなく、曇り時々晴れで気温は20度ほど。参加者総勢39名、全員女性。
集合時間には、全員が集合場所の「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」別館前に集まりました。
まずは、今日の予定と気をつけること(以下のとおり)を参加者全員にご案内。
森林セラピーロードの入り口で簡単なストレッチをして、九頭龍の森を目指して出発。
ここでは普段使わない五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を開いていただくことを目指します。
九頭龍の森に到着。ここでは森ヨガ(腸セラピーヨーガ)を行い、ランチは「ミートフリー発酵サンド」と乳酸菌発酵させて作られる「阿波晩茶(あわばんちゃ)」でした。
ランチの後に、参加者を3班に分けて、はこね森林セラピストの山下剛史さん、内田克美さん、そして高田裕司が案内開始。白和龍王(しろわりゅうおう)を祀る白龍神社は、白い鳥居が特徴。勝負の神様といわれています。その近くでは、ホオノキの花が、ほのかに香りを出しています。
森の中には、箱根ならではの多くの樹木あり。箱根町の花であるハコネバラ(サンショウバラ)と箱根に多く自生しているヒメシャラ共に花が咲いています。ヒメシャラの赤みがかった幹はすべすべです。アセビも多くあり、箱根町の木であるヤマザクラは黒い実をつけていました。
九頭龍神社本宮では、10分程度の自由時間を設けました。みなさん水中鳥居を眺めるなど参拝と共に色々と楽しんでいました。
本宮からの帰り道では、落ちているヒノキの実の匂いを嗅いでみたり、この場所に多い、アブラチャンの葉の香りを嗅いでみたり、そしてさまざまな幹の手触りの違いを楽しんだり。五感を用いて楽しみました。
九頭龍の森から「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」まで戻る森林セラピーロードでは、湖の景色をゆっくりと眺め、フタリシズカやハナイカダなどこの時期ならではの植物を観察しながら進みました。
最後は整理運動をして足などをほぐしてからアンケートを記入して解散しました。
アンケートでは、「とても気持ちよくリラックスできた」「ゆっくりできて癒された」「近くで森林浴できる場所を見つけようと思う」といった感想がありました。
この記事を書いた人
高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
親子、小学生から高齢者までの様々な方のご案内を担当。NEALインストラクターでもある。
植物の生態やネイチャーゲームを取り入れた臨機応変な対応には定評があります。
経営コンサルタントとして、農業者支援を数多く実施。50坪ほどの家庭菜園での野菜づくりとランニングが趣味。
森に一歩足を踏み入れると、空気の質が夏とはまるで違うことに気づきます。夏の蒸し暑さが過ぎ去り、秋のひんやりと透明感を帯びた空気が肌に触れ、深呼吸すると新鮮な空気が胸に広がり、とても爽やかな気分になりま...
近年、森林浴は健康や癒しの観点から広く注目されています。緑に囲まれることでストレスが軽減され、気持ちが落ち着き、心身のリズムが整うことがさまざまな研究で報告されています(Li, 2009;Park.B...
醤(ひしお)とは?大豆や麦に麹(こうじ)を加える事で発酵する、醤油や味噌の原点と言われている発酵調味料の事です。麹(こうじ)はどの材料と発酵させるかで、呼び方が変わります・「白米」を「麹」で発酵する⇒...
森子の日常の何気ない箱根ライフを、はこねのもり女子大学学長が味のあるイラストで紹介! この記事を書いた人 天野 湘子(あまの しょうこ) はこねのもり女子大学学長 箱根町仙石原出身 幼少期~小学2年ま...
森のリズムと女性の周期に寄り添う暮らしまだまだ残暑が厳しいですが、朝晩の涼しさが感じられる季節になりました。9月は、一年の中でも月がひときわ美しく輝く季節です。空気が澄み、夜空を見上げると大きく光る満...