
縄文時代と発酵が教えてくれる、現代人の生きるヒント
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今回はスペインにインスピレーション!
人気の「アヒージョ」と「サングリア」を和ハーブ風味で楽しみましょう。
どちらも作り方はとても簡単です。
「アヒージョ(ajillo)」とは刻んだニンニクが効いておいしいオリーブオイル煮込みのこと。
スペイン南エリアをふるさとにした小皿料理で、日本でも人気の高い一品です。
ここにゲットウ(月桃)を加えて火を通し、より強く香りを立たせれば、エビの風味ともよく合います。
オリーブオイル 80ml
エビ(殻付き または むいたもの) 8尾
ニンニク 1かけ
ゲットウ ※乾燥 大さじ1
タカノツメ 1個
天然塩 2つまみ程度
エビ:背ワタを取りのぞきます。
ゲットウ:乾燥葉を小さく刻んでおきます。
ニンニク・タカノツメ:みじん切りにします。
自宅でちょっと一品、お酒のつまみに。
オリーブオイルはバゲットにつけて最後まで!
香ばしさをたっぷりと楽しんでくださいね。
日本の庭の原風景ともいえるカキノキ。
じつは衣・食・住のあらゆるシーンで使われてきました。
果実は栄養価が高いのでそのまま食べたり、柿酢にしたり、干せば一年中食べられるおやつに。
葉はビタミンCや抗酸化作用のあるフィトケミカルが豊富で、殺菌作用もある優れもの。
発酵させた渋柿の圧搾汁「柿渋」は天然の保護塗料や染料にもなります。
今回は手に入れやすい果実をワインとあわせ、白いサングリアを作ります。
フルーティな甘味や酸味を味わいながら、旬を感じるドリンクタイムはいかがですか。
ハウスワイン(白)1本
カキ 1個
リンゴ 1個
カボス 1個
ショウガ 1かけ
和ハッカ 適量
カキ、リンゴ、カボスはそれぞれ小さくカットして、食べやすい大きさにします。
ショウガは薄切りにします。
和ハッカ(なければミント類)は葉を軸から外します。
ワインと果実類をあわせてから時間が経つとさらに風味が増してきます。
炭酸水で割って飲まれるのもおすすめです。
使うワインは飲み残しのものでOK。
辛口タイプがおすすめですがお好みでどうぞ。
沖縄県内にて撮影
<印象的なアロマ、強い生命力>
ショウガ科 ハナミョウガ属
Alpinia zerumbet(ゲットウ)/ Alpinia intermedia(アオノクマタケラン)
ややスパイシーな香りの葉には防虫・防腐・抗菌作用があり、薬草としてのほか、湿度と温度の高い亜熱帯気候下では包み葉で食物保存に用いられてきた。種子は薬用となり、根茎を火であぶったものは虫刺されにすりこんで使った。
染料にすれば絹糸が薄桃色に染め上がる。もともと南西諸島には同属のアオノクマタケランが自生しており、本種は台湾から古くに導入された栽培種。
その強い繊維を活かしてサトウキビなどを縛る紐材で有用され、民家や畑の周囲、琉球王国時代の城(ぐすく)跡などで今も野生化している。
::参考書籍::『和ハーブ図鑑』古谷暢基・平川美鶴(素材図書)より引用
この記事を書いた人
平川 美鶴 (Mitsuru Hirakawa)
和ハーブライフスタイリスト
植物民俗文化研究/(一社)和ハーブ協会 副理事長
8月2日“ハーブの日”生まれ。「和ハーブ」と日本人の関わりを、歴史・文学・薬効・自然風土・産業などから調査研究。講師業、商品企画開発、実践ワークショップを通じ、自然の恵みと共にあった先人の尊い知恵を生かし、未来へどう届けるかを考えるメッセンジャー。共著『あなたの日本がもっと素敵になる 8つの和ハーブ物語 ~忘れられた日本の宝物~』(産学社)、『和ハーブ にほんのたからもの』(コスモの本)
一般社団法人 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) http://wa-herb.com
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