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身近な場所で樹木や草花を楽しんでみましょう

身近な場所で樹木や草花を楽しんでみましょう

 森林や都市公園などの広い場所へ行かなくても、近くの公園や街路樹などで、樹木や草花などを楽しむことができます。
今回ポイントにしたのは「変化」、「比較」そして「五感を使って楽しむ」です。
触るとかぶれるものなど注意が必要なことも併せてお伝えします。

 

春から初夏にかけて木々や草花は大きく変化

 春から初夏にかけて、木々や草花は大きく変化します。
落葉樹は、春に生育を開始します。芽吹き、そして、花が咲き、実がなります。梅や桜など先に花が咲いて、その後葉が生えてくるものもあります。常緑樹の葉も4月〜5月にかけて新しい葉が出てきます。それと共に古い葉が落ちて、新旧交代が行われます。また、一年草の場合、発芽して本葉が出て生長し、開花していきます。

 

定点観測や同じものを比較

 同じ場所で同じものを違う日に見てみることが変化を楽しむには有効です。定点観測とよく言われますが、日々の変化が実感できます。
また、ある樹木でみられたことが他の樹木ではどのようになっているのかを探して比較してみることで気づくこともあります。例えば、この樹木では花が咲いているけれども他の樹木では花はあるのかないのか、そして花が咲いた後に実がなっている樹木があるけど、他の花が咲いていた樹木の実はどこにあるのかなどです。

 

五感を使って楽しむとは

この時期は五感を総動員、視覚と触覚が特におすすめ。聴覚ではこの時期は鳥のさえずりが楽しめます。

・いろんな葉を触ってみよう(触覚)

 落葉樹も常緑樹も新たな葉が生えてきます。触ってみると柔らかくとても気持ちの良いものです。
それからヤブムラサキという葉は触ってみるとふかふかしています。
葉に細かな毛が多いことからそうなるのですが、不思議な感じがします。

 
・色を数えてみましょう(視覚)

 この時期の一番の特徴は「緑色」です。
薄緑、黄緑、深緑など様々な緑色があります。そして、それに加えていろいろな花が咲いています。どれだけの種類の色があるのかをぜひ数えてみてください。びっくりするほどの色があると思います。


・鳥のさえずりを楽しみましょう(聴覚)

 くっきりとした鳥のさえずり(※)が聞こえる季節です。いろんな種類があります。聞き分けられて鳥の種類がわかるようになるともっと楽しいと思えると思います。

※鳥の鳴き声にはさえずりと地鳴きの2種類があります。
美しい鳴き声であるさえずりは、おもに春から夏にかけての繁殖期によく出され、それ以外の1年を通じて出される鳴き声を地鳴きといいます。
ウグイスを例にとると「ホーホケキョ」はさえずり、「チャッチャッ」は地鳴きです。

 

近くの公園は変化を見るには最適です。

 場所は、どのようなところがいいのでしょうか。すぐに思い浮かぶのは、公園や緑地です。
大きな都市公園はもちろんですが、近くにある公園も充分に楽しむことができます。
むしろ、小さな変化を見るには、公園はとても適しています。気軽に行くことができ、定点観測など変化を比較してみるには最適です。

 

街路樹も楽しめます

 街路樹も身近に変化を楽しむことができるものです。多くは落葉樹であり、春になると花や葉が顔を出し、徐々にその姿を変えていきます。
ちなみにそもそも街路樹は、都市の美観の向上や道路環境の保全、歩行者等に日陰を提供することなどが目的として作られているものです。
筆者が住んでいる横浜市の街路樹の本数ベスト5は、イチョウ、ユリノキ、サクラ類、ケヤキ、ハナミズキとなっています。

 

写真を撮ってみましょう

 森林浴の際、写真を撮ることで楽しみは倍増します。
カメラもしくはスマホで対象物を見てみると、肉眼でみるのとは違う景色に出会うことができます。
記録することで変化を確認することもできますし、珍しいものや素敵な光景は、他の人に伝えることで共有できます。

 

ツタウルシには触らないようにしましょう

 特に注意したいのはツタウルシです。その葉に触れた人全員がかぶれるのではなく、一部の人です。ツル性の落葉木で、樹木や岩などに寄りかかるようにして気根を 出してはい上がります。葉はだ円形の3枚の小葉からなり、ツタのように一つになることはありません。ウルシ科の植物で、野生のウルシのなかまの中ではかぶれる毒性分の強さが最も強いです。

 

 その他注意することは「森林浴の際に気をつけるポイント」をご覧ください。

 https://hakojo-lab.jp/media/2018/07/20/188

 

 最近では、散歩やランニングで今まで行ったことがなかった場所へ行くことが増えました。様々な緑に出会うと共に、伝統ある果物の発祥の地があることに気づかされたり、多くの特徴ある公園があったりといろいろな発見がありました。

身近なところにも今まで知らなかった面白いところがたくさんあることに気づかされました。

 

この記事を書いた人

高田裕司(たかだゆうじ)

中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター

経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。

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