~森は女子の味方~
はこねのもりからキレイ、始まる。

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かわいいうさぎと湖水地方の風景に癒される〜絵本で楽しむ森〜 

かわいいうさぎと湖水地方の風景に癒される〜絵本で楽しむ森〜 
子どもたちがまだ小さかった頃、一緒に楽しく読んだ絵本の中にこんなシーンがあります。

 きのどくに、ピーターは そのばん、
おなかのぐあいが よくありませんでした。
 おかあさんは ピーターをねかして、
かみつれをせんじて、ピーターに1かいぶんのおくすりをのませました。

■1971年福音館出版 ビアトリクス・ポター作・絵 石井桃子訳
『ピーターラビットのおはなし』p52より引用

絵本にハーブが登場するシーン


 これは世界中で愛され続けるうさぎの物語「ピーターラビットのおはなし」のなかのワンシーンです。お母さんが買い物に出かけた留守中に、いたずらっこのうさぎのピーターラビットは、行ってはいけないと言われていたマクレガーさんの畑に忍び込みます。畑の野菜を思う存分食べてお腹がいっぱいになったころ、マクレガーさんとばったり出くわしてしまい絶体絶命のピンチに!やっとのことで逃げ出すことができたピーターでしたが、とても怖い思いをして精神的にダメージを受けたからなのか、おなかの具合が悪くなります。そんなピーターのために、おかあさんうさぎは「かみつれ」を煎じて飲ませてくれたのです。

 「かみつれ」とはハーブの中でもよく知られる人気の花カモミールのことです。りんごのような甘くやさしい香りが特徴的で、鎮静作用に優れ、子どもにも安心して使用できるので子どもの寝つきが悪い時などにもよく飲ませたりします。そういえば私も子どもがまだ小さかった頃、夜カモミールミルクティーを作って飲ませたこともありました。  先日かわいい白×黄色のカモミールのお花を見て、ふとこの絵本のことを思い出したのです。

お話のなかの森を散策

 この物語の主人公ピーターとその家族は、大きなもみの木の下のすなの穴のなかにすんでいました。森をぬけて買い物にいくおかあさんの姿や黒いちごを摘む3匹の妹うさぎたちのようす、そしてマクレガーさんの畑で新鮮なはつか大根を食べるピーターなど、動物たちの描写や背景を彩る森がいきいきとそしてリアルに描かれています。彼女の絵の才能と鋭い洞察力によって絵本を眺めているだけで、小さな動物たちと一緒に自然豊かな森の中を散策している気分になれます。

 作者のビアトリクス・ポターが暮らし、作品の舞台ともなったヒル・トップと呼ばれる家と農場は、イギリスの北西部に広がる湖水地方のウィンダミア湖の西側、ニア・ソーリー村にありました。のどかで美しい湖のある、日本でいえば箱根のような人気の避暑地であるこの場所は、桂冠詩人ワーズワースや芸術家ラスキン、ナショナル・トラスト創始者の一人ローンズリー牧師といった文化人たちに愛されたことでも有名です。文化人の別荘地として選ばれ、地元の人からも観光に訪れる人からも愛されている町、箱根と重なるところがたくさんあります。
 そして写真でみるウィンダミア湖にはクルーズ船が行き交い、山の木々の濃淡が織りなす緑の中に佇む白い洋館や赤い屋根の建物を眺めることもでき、景観もまさしく箱根芦ノ湖のようです。

ぜひみなさんも芦ノ湖周辺を訪れたときには、ポターになった気分で植物や花や湖の見える森の風景を散策やスケッチしながら、ゆったり森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。もしかすると絵本に登場するピーターのようなかわいいうさぎやキツネどん、アナグマ・トミー、こねこのトムみたいなかわいいお友達にも会えるかもしれません!

緑のある暮らしを楽しむ

 さて庭いじりが楽しい季節になりました。
  ぽかぽか優しい陽ざしに誘われて外に出てみると、元気よく太陽に向かって背伸びを始めた植物たちや鮮やかなドレスと魅惑の香りをまとったお花たちがうれしそうな笑顔で話しかけてくるような気がします。
 わが家の小さな庭に元気に育つローズマリーやラベンダー、レモンバームの葉をそっとなでると、さわやかな香りが一瞬にしてぱっと広がり思わず深呼吸をしてしまいます。
 おうち時間が増えたので、マクレガーさんの畑のようなお庭を真似したくて新たにハーブと野菜を育ててみることにしました。レモングラス、ミント、スイートバジル、ディルにタイム、野菜はキュウリやトマトetc。普段はドライハーブを使うことが多いのですが、フレッシュなハーブを料理や美容、そして暮らしのなかで気軽に使えるといいなと思いながら毎日愛情を注いでいます。

   緑のある暮らしを楽しみながら、いまから収穫できる日が待ち遠しいです。

参考書籍
『ピーターラビットのおはなし』(ビアトリクス・ポター 作・絵 石井桃子 訳 福音館書店)
『ピーターラビットと歩く イギリス湖水地方』(伝農浩子 文 辻丸純一 写真 JTBパブリッシング)

この記事を書いた人

木村 容子

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター/JAMHA認定メディカルハーブコーディネータ/神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ/(一社)はこねのもりコンソーシアムジャパン代表理事

こころとからだを癒す箱根の森に魅せられ「はこねのもり女子大学」の運営に携わる。
ポータルサイト運営会社にて医療機関の取材を重ねるうちにセルフケアの大切さを実感。以前から興味のあった植物療法に注目し、アロマテラピーとハーブの資格を取得。毎日の生活に楽しく気軽に植物のパワーを取り入れながら健康でビューティー&ハッピーに過ごすことを目指す。一男一女の母。

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