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日本のアロマ「クロモジの香り」

日本のアロマ「クロモジの香り」
アロマを学び始めてしばらくした頃。「和精油」という、日本で採られるアロマの存在を知りました。それまでアロマテラピー=西洋のもの、と思っていましたから、日本のアロマ…例えば ハッカ・ユズ・ヒノキなどの精油の香りを嗅いだとき、すごく感激したことを覚えています。

和精油に惹かれるわけ

私が和精油っていいなと思うのは、日本人が昔から慣れ親しんだ植物の香りだからこそ、安心感をもたらしてくれるから。西洋のペパーミントも好きですが、ハッカを嗅ぐと祖父の使っていた歯磨き粉を思い出したり、オレンジも好きですが、ユズを嗅ぐと冬、柚子湯に入った幼い頃の記憶が思い出されたり…。「懐かしい」と感じる香りに癒しを求めているのかもしれません。
また、それと同時に和精油に惹かれる理由が、原産地が日本だから!西洋のアロマテラピーで使う精油の生まれ故郷に行くことはなかなか夢が叶わずとも、和精油の原産地は日本の中でも足を伸ばせる場所にあることも多く、精油になる前の姿を見に行くことが実現できることも魅力だと感じています。

クロモジ採取ツアーへの参加

さて、そんな想いで和精油のことを学んでいますが、先日、念願叶ってクロモジ精油が採られる山に足を運ぶ機会がありました!クロモジ…私は実は、初めは聞いたことがなかったのですが、精油の瓶を開けて香りを嗅いだその時から、すっかりファンになってしまいました。木の枝葉からこんなにも華やかな香りがするなんて!と…。
千利休もお茶の席で和菓子をふるまう際、庭から採ってきたばかりのクロモジを楊枝として添えていたとのこと。新鮮なものほど香りが良く、なるほど、それは実際に私も山でクロモジの枝を折ってみた時にその柔らかい香りに驚きました。また、そんなクロモジは想像していた以上に森の奥に生えていました。
今回訪れたのは岐阜県飛騨高山市の森。長靴に履き替え、枝をかき分け傾斜を登ったところで出会ったクロモジは、ワサワサと2mほどに大きく育ち、青々とした葉を広げ、枝には名前の由来となった黒い斑点が見られました。(クロモジは漢字だと黒文字と書きます。)皆で採取し、軽トラック1台分くらいには なりましたが、そこから採られる精油の量は商品にするにはまだまだ足りないくらいとのこと。改めて精油は自然からの贈り物であり、人の手で大切に取り扱われて、私たちの元に届くのだということを学びました。

クロモジ精油のオススメの使い方

そんなわけでクロモジ精油がどんな姿・どんな場所で育ってきたかを知り、ますます大好きな香りになったのは言うまでもないのですが、実際にアロマのレッスンやハンドトリートメントでも「いい香り!」とおっしゃる方が多い人気者の精油。枝葉から採られるのに花のような香りがし、成分としてはリラックス効果が期待できる成分「リナロール」が半分以上を占めます。リナロールは ローズ精油やローズウッド精油にも多く含まれますが、これらの植物は非常に希少であり、特にローズウッドは絶滅危惧種にも認定されているものですので、クロモジは世界的にみても貴重な植物だと言われています。

使い方1:おしぼりに数滴

来客時にクロモジのおしぼりをお出しすると大変喜ばれます。ホッとする香りが、おもてなしの気持ちをあらわすのにも良く、抗菌作用もあります。水か適温の湯をボウルなどに張り、精油を1~3滴ほど入れ、タオルを浸して絞ってお出しします。クロモジだけでも、他の精油と合わせても。

使い方2:玄関のスプレーに

こちらも来客時や帰宅した際に、スプレーを作っておきシュッとひと吹きすると、思わずただいま。と言いたくなるような気がしてきます。作り方は以前の記事 「子どもと楽しむアロマミスト作り」や、アロマテラピーの本などを参考にしてください。

使い方3:ネイルオイルに

こちらは以前、和の香りを使ったブレンドのワークショップを開催した際に試作で作ったものですが、西洋の精油と和の精油の組み合わせもお互いが香りを引き立て合い、非常に良い香りになったのでご紹介します。精油の種類はお好みでアレンジして楽しんでみてくださいね!
作り方は、約10mlのロールオンボトルに植物油(この時はホホバオイル)に、オレンジ精油2滴・クロモジ精油2滴・ローズオットー精油1滴・ヒバ精油1滴 を合わせました。甘いオレンジと華やかなローズの香りにも負けず劣らず良い香りを放つクロモジは実は切り傷にも良く、抗菌作用のあるヒバの香りはウッディーさを残してくれて落ち着く香りに仕上がりました。

(レシピは部分用のオイルですので3%の希釈率です。全身のトリートメントオイルとしてお使いの 場合は1%以下からお試しください。)


この記事を書いた人

大石 祐里

AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター・アロマブレンドデザイナー・アロマハンドセラピスト
IAPAアロマ調香デザイナー
看護師

小さな頃から香りが好き。箱根も大好き。
病院に勤務していた時にセルフケアの目的でアロマテラピーと出会いました。
基礎を学んだのち、現在は epice aroma designとして、アロマ調香レッスンやカウンセリングに基づいた香りづくり、ハンドトリートメントを中心に活動しています。
自然からの恵みがぎゅっと詰まった精油をこれからも大事に扱い、皆さまと様々な香りの体験をシェアしていけたら嬉しく思います。

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