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看護師の視点から…「安全なお風呂のすすめ」

看護師の視点から…「安全なお風呂のすすめ」

いよいよ本格的な冬がやってきます。私は長湯が得意な方ではないのですが、それでもこの季節はあたたかいお風呂にゆっくりと浸かりたいなと思うもの…。今まではアロマテラピーのことについて書かせて頂いてきましたが、今回は少し視点を変えて、私が仕事でも日常的に携わる「安全な入浴」について書いてみたいと思います。(写真は自宅で愛用中のバスマット。気分によって色を変えています。)アロマがお好きな方にもお風呂が好きな方にも、まずは安全な入浴について何かお役に立てたら嬉しいです。


お風呂好きな日本人

お風呂の歴史を遡ってみると、日本では江戸時代から銭湯がつくられ(初めは蒸し風呂だったのだそうです。)、和歌を詠んだり碁をしたりお菓子を食べたりと、リラックスだけでなく社交の場としても発展していたのだと知りました。
また江戸の火消し衆が身体をシャキッとさせるために熱い風呂にサッと飛び込みすぐにあがっていたとも聞きますが、こちらは交感神経を優位に立たせる入浴の方法…実は身体のことを考えるとあまりおすすめできる方法ではありません。

入浴すると血圧はどうなる?

先に少し触れましたが、熱いお風呂にいきなり入るのは危険です。
なぜなら入浴と血圧は深い関係があるからです。まず、入浴すると血圧は上がりその後ゆっくりと下がっていきます。
熱いお湯に入ると血圧は200/mmHgをこえることがあり、脳出血の危険性が高くなります。 また浴槽から立ち上がる時には…逆に、急激に血圧が下がります。
そのため立ちくらみがしたり、失神、脳梗塞、心筋梗塞、不整脈などがおこりやすくなると言われています。さらには浴槽内で倒れてしまうと溺死のリスクもあるためとても注意が必要です。
このように、入浴と血圧変動は切っても切り離せない関係。
ではどのようなことに気をつけて入浴すれば良いのか、いくつかご紹介します。
怖いことも書いてしまいましたが、対策と方法を知ることがお風呂タイムをより楽しむヒントになると幸いです。

入浴の注意点

冬場は脱衣所や浴室をあたためて

寒い部屋で裸になると血圧が急に上がるため、前もって部屋を18~20℃にあたためておきましょう。

かけ湯をする

熱いお湯に入ると血圧が一気に上がるため、まずはかけ湯をしましょう。心臓への負担を減らすように、手足、下半身、上半身の順でかけていきます。

適度な湯温で

お湯の温度は個人差や好みにもよりますが、冬は40℃・夏は38℃くらいが適温です。42℃をこえると血圧への影響が大きくなるため注意が必要です。湯温計を使ってはかってみましょう。また、例えば片側に麻痺などがある方は麻痺がない側の手で、お湯に入る前に温度を確かめます。

半身浴もおすすめ

首までお湯につかると水の圧力でお腹は3~5cmも縮むと言われています。つまり、水の圧力で身体から心臓へ戻る血液が増えるため、心臓に負担がかかるということ。
胸までお湯につかる半身浴が一番負担が少ないと言われていますがこの時期は肩が冷えてしまうため時々お湯をかけたりタオルをかけて、芯から身体があたたまるのを待ちましょう。目安は10~15分です。

ここまでは基本的なことをご紹介しましたが、さらに他の注意点もいくつかご紹介します。

湯あたりと湯冷めの違い

湯あたりとは、入浴によって水分が失われることが原因でおこる倦怠感・頭重感・食欲不振などがあらわれた状態のこと。入浴中は汗をたくさんかきますし、血管が拡張して脱水をおこしやすいので入浴前後にコップ一杯の水を飲みましょう!
湯冷めとは、字のごとくお湯から上がった後に身体が冷えてしまった状態のこと。原因は二つあり、一つは熱いお湯に入りすぎて皮膚の血管が拡張し熱が逃げてしまうため。 もう一つは身体が濡れたまま放置してしまうなどのため。水が乾く時にはたくさんの熱を奪うため、特に頭を洗った後はよく乾かし、身体が濡れたまま下着を着ないようにしましょう!

食休みをしてから入浴を

入浴すると皮膚の血流量が増える反面、胃腸の血流は減ります。つまり食物の消化や吸収は悪くなっている状態。食直後の入浴は避けましょう!

眠る1時間前には入浴を

お風呂であたたまってすぐは寝つきが悪くなります。眠気は身体がいったんあたたまった後、少し冷えてきたときに出てくると言われています。

アルコールは入浴の後に

利尿作用があり、血管が拡張して血圧を下げる作用があるアルコール。入浴前に飲むと事故につながりやすくなるため、お酒は入浴後に飲みましょう!

アトピー・乾燥肌の方に

入浴中は皮膚の角質にある水分保持因子が失われ、入浴後には皮膚が乾燥します。特に熱いお湯ほど乾燥が顕著になるため、アトピーや乾燥肌の方はぬるま湯(38℃前後)で短時間の入浴がおすすめです。
またナイロンタオルなど皮膚への刺激が強いものは避け、石鹸は首、脇の下、股、足などの汚れやすい部分だけにしたり、入浴後15分以内に保湿クリームをたぬったりすることが症状の悪化を防ぐと言われています。

以上、看護の現場でも気をつけていることですが、どれも日常生活の中でも大いに役立つ簡単な方法ですので、これから冬のお風呂がより癒され幸せな時間になりますように。
私はお風呂で楽しむアロマソルトや手作り石けん、バスボムなども楽しい入浴時間のお供にしています。お風呂のお供についてはまたいつか…。



この記事を書いた人

大石 祐里

AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター・アロマブレンドデザイナー・アロマハンドセラピスト
IAPAアロマ調香デザイナー
看護師

小さな頃から香りが好き。箱根も大好き。
病院に勤務していた時にセルフケアの目的でアロマテラピーと出会いました。
基礎を学んだのち、現在は epice aroma designとして、アロマ調香レッスンやカウンセリングに基づいた香りづくり、ハンドトリートメントを中心に活動しています。
自然からの恵みがぎゅっと詰まった精油をこれからも大事に扱い、皆さまと様々な香りの体験をシェアしていけたら嬉しく思います。

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