みなさんこんにちは、はこじょ講師兼ライターの龍崎です。 今日のテーマは「自宅でできる森林浴!?」という、にわか聞きなれないフレーズですがその根拠と方法をご紹介したいと思います。
みなさんは「ビジュアライゼーション」という言葉をご存知でしょうか? 「ビジュアライゼーション」とは、辞書的な意味で言えば、「可視化」、人間が直接的に見ることができない現象・事象・関係性を見ることができる状態、可視化することを指します。
言葉の意味としては、イメージしづらいかもしれませんがスポーツや受験、または大事な一場面などが控えている時に頭の中で行っている「イメージトレーニング」が似たような効果を担っているかと思います。 実際に目の前の現実と違う場所にいても、頭の中でその場面を明確にイメージすることで現実的にパフォーマンス能力が向上するというものです。
あくまで想像上の経験でも、脳は「実際の経験」と「頭の中で描いた明確なイメージとしての経験」を区別することが苦手だということが脳科学の側面から分かっているそうです。 そのため頭の中のイメージであっても、そのイメージが鮮明かつ明確であれば、脳としては成功体験を生み、それによって得た感覚が実際の場面でも生かされるという仕組みです。
この脳の仕組みを利用して「ビジュアライゼーション」、その場面を頭の中でイメージすることで、頭の中での可視化し体験します。
つまり森林浴もひょっとしたあなたの頭の中だけで体験できる、自宅でもできるということです。
脳の明確なイメージ化は「経験」しておくと簡単?
脳内で描かれるイメージをより明確・可視化するためには、ちょっとしたコツが必要です。
「ビジュアライゼーション」の効果としては、ぼんやりとしたイメージではなく、鮮明かつ明確であればあるほど心身に効果が及ぶ成果が得られるそうです。
「ビジュアライゼーション」のイメージをよりクリアにしていくためには、最初の段階では【実際に経験しておくこと】が近道です。
例えば梅干しやレモンの絵を見るだけで、唾液が出るというのは、実際のその食べ物を食べたことのある場合によるそうです。
食べたことのないモノの味や香りなどを明確にイメージするのが難しいですよね。
そのため「ビジュアライゼーション」の中で森林浴をイメージする場合、森のイメージは実際に訪れたことのある森のイメージがあると良いです。
さらに実際に森林浴をしたことがある人にとっては、その時の体験を頭の中で思い出すことでより明確なイメージ化に繋がります。
「ビジュアライゼーション」による森林浴はいつでも、どこでもできる☆彡
森林浴はとても気持ちが良いものです。
特に何もするわけでもないですが、この「何もしないこと」が時間の流れをゆるやかにし、心と身体に癒しやゆとりをもたらす気がします。
まだ森林浴を体験、経験がしたことがない方は是非はこねのもり女子大学のイベントにお越しいただければ100%森林浴の魅力や効果を味わえると思います。
最後になりますが、森林浴をしたいけどなかなか時間がとれない方は、この「ビジュアライゼーション」脳の仕組みを利用してみませんか?
落ち着きのある空間で心身共にリラックスした状態で、頭の中でゆっくりと森の中を散歩してみてください。
頭の中でイメージする森は、どんな風がふいていて、どんな音が聴こえ、あなたは何が見えるでしょうか?
「ビジュアライゼーション」
この脳の仕組みを利用すれば私達はいつでも、どこでもその場で森林浴を味わえる、そしてその効果も得られるということです。
なんだか森林浴も身近なものに感じることができるかもしれません。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。