みなさん、こんにちは!はこじょ講師の龍崎です。
今日から新年度ですね!
期待と不安が入り混じっている方も多いのではないでしょうか。
今回のテーマは「マイナス面から知る!自分の内側…」というタイトル通り、ネガティブな部分マイナス面からのアプローチになります。
私はどちらかというとプラス寄りの内容を書くことが多いかもしれませんが、一見マイナスに感じたり、思えることの中にも自分自身を知る沢山のヒントが隠されています。今日はその方法をご紹介したいと思います。
他人は自分の内面を映し出す鏡
みなさんに質問です。
「他人は何のために存在しているのでしょうか?」結論から言ってしまうと
「他人は自分の内面を映し出す鏡」です。
ここで分かりやすい例として「部屋を片付けない子供とお母さん」をイメージしてみてください。
お母さんは散らかりっぱなしの子供の部屋に、何からの感情を抱くとします。
イライラするかもしれないし、呆れているかもしれないし、人によって反応は違います。
実際に「部屋を片付けない子供に対してイライラしてしまうのです」と言っていたお母さんにある質問をしてみました。
「お子さんはお母さんをイライラさせようと思って部屋を片付けないのですか?」
「いいえ、違います…」
お母さんにとっては「部屋を片付けないこと=よくないこと(例えば“だらしない”」
子供にとっては「部屋を片付けないこと=なんとも思っていない」
ここに価値観の違いが生まれていることにお気付きになられたでしょうか?
一般的には部屋は片付いていた方が気持ちも良いですし、良いこととして捉えられていると思います。
しかし部屋を片付けないことが悪いことなのか?と聞かれてみると、潔く「悪いこと!」とは言いづらい気もします。
ここで注目することは
「なぜイライラするのか?」ということです。お母さんがイライラする原因は、本当に片付けをしない子供のせいなのでしょうか?
それが成り立ってしまうと、日常生活のあらゆる場面で混乱が生じてしまうことになりかねません。
イライラの原因は他人の行動?
例えばあなたが人前でうっかりくしゃみをしてしまい、それを見た他人にあなたのせいでイライラする!責任とってちょうだい!なんて言われたら困っちゃいますよね。
つまりイライラするのは、他人の行動ではなく自分の心の中に何かあるということです。
あくまで他人の行動はそれを引き起こすきっかけに過ぎず、同じ現象を見たり、聞いたりしても反応が違うというのは人それぞれ「内面の意識」が違うからなのです。
先ほどのお母さんと子供の例だと、お母さんの心の中に「部屋は片付いていないといけない」「片付けができないことはだらしがない」と思う意識があるかもしれません。
この意識って結局自分にも向けられているので、このお母さんの場合自分自身忙しくて思うように片付けができない時もイライラしてしまうと言っていました。
イライラするのを解消するためには「子供に部屋の片づけをさせる」or「自分の意識を変える」の2パターンです。
人に対して何かをさせる行為は、自分自身のエネルギーを使います。
さらにエネルギーを使っても自分以外の他人が変わるかということは確実性がありません。
そのため同じようにエネルギーを使うのなら、確実な「自分の変化」に使った方が良いということです。
自分の中にある隠れた意識は、他人を通して自分自身を知る最大の手がかりとなります。一見マイナスに思える、できれば味わいたくない感情や感覚の中にも、あなたの心や意識を知ることができるということです。
自然は、ただ存在しているだけ。
「他人は自分の鏡」という法則が全ての物事でも当てはまります。
人間同士だと互いに感情を伴う生き物なので、少々分かりづらい側面もありますが、人間以外の場合で考えてみてください。
例えば「景色」や「場所」、特に「手つかずの自然」。
私達は大自然を目の前にすると感動したり、感激したり、時に癒されたりします。しかし「自然」は私達人間を励まそうとも、喜ばせようともしていませんよね?
自然は「ただ存在しているだけ」なのです。
それを見る人によってどう感じるか?どう思うか?が変わるのです。
自然を見て癒される時、私達は日々頑張り気味かもしれません…
自然を見てほっとする時、私達は日々緊張気味かもしれません…
自然界も時に、私達の心の状態を投影し、お知らせしてくれているようです。
つまり「この世界全てはあなたの心の状態を映し出す鏡」なのです。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。