暑い季節こそ隠れ冷えにご注意
こんにちは。神奈川県 県西未病観光コンシェルジュの初山英恵です。
この季節は暑さのため冷たいものを一気に摂ってしまうことも多く、身体を冷やしすぎてしまうこともあるため注意が必要です。
冷えはカラダだけに影響が出るのではなく、ココロの冷えというのも存在します。変化に弱いタイプの人はカラダを冷やすと血流が悪くなるのでその影響でココロも冷えます。その結果、気持ちがふさぎ込んだり、ウツっぽくなったりも、もしかしたら冷えが原因の事もあるかもしれません。
また、部屋の中と外気の温度や湿度変化に、身体がついていけないケースが増えるかと思います。人の身体は排泄器官である皮膚でも体温調節をはかりますが、皮膚呼吸の機能の弱い方や喘息持ちの人などは特に湿度の高い梅雨時に不調になりやすいようです。外で起こっている状況と身体の中で起こっている状況というのは、リンクしているので自分の身体はまさに小宇宙というわけです。この時季は汗で体温調節する事と水分補給が重要となってきます。
昔からいわれている「頭寒足熱」を意識した生活ができると、冷えが緩和され体温のバランスが取れます。女性は特にファッションによって素足になることも多いですが、上半身を薄着にして下半身を厚着にするというのがポイントです。
最近はエシカルファッションなどの流行もあり、身体や、環境などに配慮した素材やおしゃれを提唱しているブランドもあるので、オシャレは我慢!の時代はもう古いのかもしれませんね。健康になりながらおしゃれを楽しむというのが主流になっていくのが新しくていいなーと思います。
健康に近づく為の一番の近道とは?
「軽い運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠、ストレスを軽減できる趣味を持つ」など、普遍的でシンプルな生活を目指します。サプリメントやひとつに絞ったこれを食べると良いなどの情報を取り入れる事もいいですが、まずはシンプルな事をコツコツと対応していく事が結局、近道のような気がします。
また、
はこねのもり女子大学のコンセプトとして掲げる“はこねの森で五感を癒す「あたま・からだ・こころ」”をテーマとして見習い、時には日常から場所を移しリフレッシュする事もとても効果的です。どれか1つをひたすらやるという事ではなく、どんな事もどちらかに偏りすぎず、「中庸」を目指すのが体全体(あたま・からだ・こころ)の不調を改善に近づけるポイントではないでしょうか。
身体が向上していると感じる事ができれば、よーし!もっと良くなりたい。と自分を大事にするはず。自分を大事にしている人は、一番近い人を大事にできるし、その人の周りは自然と大事な人が集まってくるはずです(^^)
ハッピーな気持ちになる為に、身体の不調を緩和したい
“健康ともいえないが、病気ともいえない”状態を東洋医学では「未病」と呼びます。
未病の改善に取り組む神奈川県は漢方の手法を取り入れることをお勧めしています。
※漢方医学とは中医学、韓医学とは異なる日本独自の伝統医学です。
(未病という言葉は漢方医学の特徴的な考え方)
参考文献
「神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ」テキストより
東洋医学、西洋医学には、それぞれに利点、不利点があると思いますが東洋医学に起因する漢方は「病気ではなく人を診る医学」とされています。「証(しょう)」という独自の概念で病気そのものではなく病気にかかった人体全体(ホリスティック)の状態を捉える特徴があります。
虚実(きょ・じつ)/寒熱(かん・ねつ)/気血水(き・けつ・すい)
の3つの分類があります。
虚実=その人の体力や病気に対する抵抗力をはかるもの
寒熱=その人が暑いと感じているか、寒いと感じているかをはかるもの
気血水=生命活動を維持する基礎物質である気血水の3要素の異常をはかるもの
これらの最も良い状態は「中庸(ちゅうよう)=真ん中」と考えられていますので、偏りが見つかれば、そこを補うアプローチでその人の不調を和らげます。
効果は緩やかなため根気がいりますが、不調は日々の生活の蓄積が原因のなのだから、治す時も多少の時間を要する事を前提に長い目で見て気がついたら「最近調子いいかも。」となったらいいですね。最近は漢方薬局もオシャレに身近になってきましたのでお近くの漢方医に相談してみてはいかがでしょうか。
自分がもしかして未病かも?という方は、
自分の未病の状態をセルフチェックできる「未病チェックシート」をぜひ活用してみてください。
自分に合った効果的なアプローチの方法対策などのアドバイスが受けられますよ。
「未病チェックシート」
http://me-byo.com/maintenance.html~はじめての漢方e-learning(イー・ランニング)~生活に役立つ漢方の基礎を分かりやすく解説した動画をインターネットで無料配信しています。好きな時間に気軽に楽しく学習できます。
http://www.newkast.or.jp/kampo/index.html
この記事を書いた人
「はこねのもり女子大学」スタッフ
神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ
食生活アドバイザー
自身が幼少の頃より未病と共に過ごしてきた事により、自然療法に興味を持ちました。今も楽しみながら自分にあった改善の方法を日々模索中。最近の楽しみはハーブの効能について自身の体で実験すること。
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