冬から夏にかけて、季節の変動とともに環境の変化があった方も多いのではないでしょうか?
異動や転職、引越しなど身の回りに変化があると、たとえそれが自分にとって楽しいイベントであったとしても知らずの内にストレスになっている可能性があります。落ち着きのない毎日は、肌荒れや不眠症を引き起こす原因にも。
環境変化の多いこの時期を健やかに過ごすために必要な3つの方法をご紹介します。
交感神経を緩めてリラックス
今までと違う場所や違う仕事、違う仲間たちと接するなど、環境が変わることは少なからず体に負担をかけることになります。適度なストレスであれば、やる気や楽しみに繋がり人生のスパイスになり得ますが、過度なストレスは注意が必要。
慣れない環境下では緊張状態が長く続いて、上手に心身をリラックスすることが難しくなりがちです。そんな状況が続くと無意識に心身にストレスが溜まっていく可能性があります。日常生活の中でストレスが溜まらないように、こまめにストレスオフする習慣を作ってあげることが大切です。
私たちの体は興奮や緊張時に優位に働く交感神経と、リラックス時に優位に働く副交感神経がバランスを取って働いています。通常日中の活動的な時間帯では交感神経が、夜眠りに就く時間には副交感神経が優位になります。ところが、ストレスや外的要因などで交感神経が活発になりすぎると副交感神経が優位に働きずらくなり体がリラックス出来なくなるのです。
ストレスオフのためには、副交感神経を優位にして自律神経のバランスを保つことが大切です。
では、副交感神経を優位にするにはどうしたらいいのでしょうか?
毎日の中で簡単に副交感神経を優位にしてリラックスさせる3つの簡単な方法をご紹介します。
①香りを味方につける
嗅覚は、本能に最も近い五感といわれており、直接脳に作用するとされています。良い香りを嗅いで気持ちが癒されたり、臭い匂いについ顔をしかめてしまうなどの行動を起こさせるのも、嗅覚による情報が瞬時に体に作用するため。イライラしたり、ストレスフルな時こそ、即効性の期待できる”香り”を活用しましょう。
ベルガモットやオレンジなど柑橘系のアロマは気持ちを落ち着かせてくれるので特におすすめです。自分の好きな香りのアロマや香水を小瓶に入れて持ち歩いたり、ハンカチに一拭きしておくといつでもリフレッシュすることができて◎
②スマートフォンを制御
私たちの生活の中で無くてはならないほど身近にあるスマートフォンや電子タブレット。スマホやパソコンの光刺激は交感神経を高ぶらせてリラックスしずらい状態へ誘います。また、明るい光は睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌にストップをかけてしまう恐れがあり、不眠症の一因になる可能性も。
夕方以降、特に就寝1時間ほど前には灯りを間接照明に切り替えたり、パソコンやテレビの使用を控えることが自律神経を整える第一歩に。文字の少ない雑誌を眺めたり、ヒーリングミュージックを聴いてのんびりしましょう。仕事などでスマートフォンやパソコンん使用が必要な場合は、液晶画面の明かりを最小にして使用するのがおすすめです。
③湯船に浸かる
忙しいとついシャワーだけで済ましてしまバスタイム。時間に余裕がある時には、湯船にしっかりと浸かることでリラックス効果を期待できます。湯船に浸かる時間は、10分〜15分ほどでOK。38度〜40度くらいの少しぬるめのお風呂にゆったりと浸かることで副交感神経が優位になります。熱いお湯は、逆に交感神経を刺激することになるので気をつけましょう。
お風呂上がりは体温が下がり、寝つきがよくなるので、お風呂から上がって30分〜1時間経ったころに眠れる準備が出来ると良質な睡眠を取ることができます。
忙しい毎日の中でも、少し意識してリラックスタイムを設けてあげることで日々の生活がちょこっと生きやすくなるかもしれません。これからの季節は自然界の緑が青々と繁る綺麗な季節。休みの日には、癒しを求めて森林浴に出かけることもおすすめ。緑の新鮮な空気にリラックス出来ること間違い無し。
この記事を書いた人
岩間 歩
ヘルシーフード&ヘルスケア インストラクター
健やかに毎日を過ごすために必要なTipsを提案。
こころとからだに嬉しいヘルシーフードに特化。
執筆やレシピ提供、イベント開催など幅広く活動中。
フード、ヘルスケア全般の記事を担当。