
森は私たちのセラピスト〜七十二候が教えてくれる移りゆく自然の時間〜
東洋医学には『天人合一(てんじんごういつ)』という言葉があります。人の体も自然の一部。七十二候が告げる小さな変化は、そのまま私たちの体の内側で起きている変化でもあります。そして日本には「七十二候(しち...
「あるときふと気がついたんです、人と話していて、サッと言葉が出てこないって。それで、あれ、なんかおかしいのかな私って? と思ったんです」Aさんは、会社では中堅どころで頼りにされていました。多くの仕事を任され、いっぱいいっぱいの日々が続いていました。
「どうしてこんなことになってるの? って思ったんです、何があったのかわからなくて…。残業続きだったので、精神的にも余裕はなかったと思います」Aさんは、とても気を使う方で、遠慮がちで、自分から話していくタイプではありません。とはいっても、人から話しかけられれば愛想よく、気持ちよく応答する、そんな方でした。
「SNS中毒? そこまではいってないと思うんですが、それに近いのかな、って思ったんです、ある話を聞いて。」
「私はTVではなかったけれど、仕事中はずっとパソコン、それに仕事以外の時間はほぼずっとスマホ。これって、“言葉が出てこない”ことと関係あるのでしょうか?」
Aさんは、ツイッターやフェイスブックなどSNSでのやりとりに、仕事以外の時間のほとんどを費やしていたそうです。「今でも、スマホ好きなので、普通の人に比べれば結構してます(笑)。だけど、やり過ぎないように注意してます」さらにAさんは、今、なるべく外に出るようにしていて、パワースポットに出かけてパワーをもらったり、何もないけれども豊かな自然があるところに好んで出かけて、自然に癒されるようなこともしているそうです。
「スマホにしてもPCにしても、あれって対画面なんですよね。SNSLINEもやりますが、対人じゃなくて、対画面コミュニケーションみたい、って。そう思ってからは、画面の外に目を向けようと、リアルの方に、意識的に目を向けてます。道を歩くときも、スマホに触るのはなるべくやめて。そうすると、街中でも緑やお花が結構あるなって気づいて、梅雨時だとアジサイがあちこちに咲いてて、とてもきれいなんですよね。今まではそこにあっても気づかなかったんだな、って思ったんです」
この記事を書いた人

新行内勝善(しんぎょううち かつよし)
心理カウンセラー、森林セラピスト、精神保健福祉士。
東京メンタルヘルス社にて、メンタルヘルス相談や、心の病からの職場復帰をサポート。
職場復帰プログラムでは森林セラピーを導入。
また、スクールソーシャルワーカーとして小中学校の子どもたちと家庭をサポート。

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