
森は私たちのセラピスト〜七十二候が教えてくれる移りゆく自然の時間〜
東洋医学には『天人合一(てんじんごういつ)』という言葉があります。人の体も自然の一部。七十二候が告げる小さな変化は、そのまま私たちの体の内側で起きている変化でもあります。そして日本には「七十二候(しち...

日毎、色づく街路樹達と夕日の美しさに、秋の深まりを感じられる日が多くなって参りました。
灼熱の熱い陽射しを浴びて、少し、湿り気のある風に吹かれ潤いをいただいたら、そろそろ乾いた季節の足音が聞こえてきました。

日常の生活では、同じ姿勢での作業が多くなったり、また時節柄気温の低さから、血液循環が滞りがちになる事で、冷え性や肩こりにも繋がります。
忙しい日々、帰宅後、シャワーで済ませてしまいがちという方が、多いと思いますが、疲れた時にこそ、週に一度は、ゆったりとした入浴時間を作るよう、心掛けましょう。
特に、リラックスしたい時は、38℃から40℃の少しぬるめのお湯での入浴がおすすめです。
入浴の際、湯温が高いと反射的に血管が収縮して血圧が高くなったり、心拍数が多くなる傾向にあるので、副交感神経を優位にしリラックスしたい時は、少しぬるめのお湯での入浴がおすすめです。
バスタブに、季節の手摘みの秋バラや柚子、森林の香りを仄かに間伐材等も添えるとより良いでしょう。
目を閉じ、ゆったりとした気持ちで深呼吸をして、全身に香りと湯を沐浴(入浴)すると、まさに疲れたこころと身体が浄化されていくようです。
入浴時の注意点は、外気との気温差が少なくなるように、脱衣所やお風呂場を温めておくように気を付けましょう。
例えばお風呂場は、間伐されたヒノキやクロモジ、スギを利用した100%植物由来の精油(アロマエッセンシャルオイル)を、バスルームの床に数滴垂らしあらかじめシャワーを充てて流しておくと、お風呂場全体がふんわりとミスト状になり、扉を明けた瞬間、森林の香り豊かに温かく貴方を包み込んでくれます。
ご自身の体調に合わせて、また体力のない方でも、身体に負担をかけないように全身浴ではなく、足浴(フットバス)や手浴(ハンドバス)も良い入浴法です。
身体を温めることは、心を温めることにも繋がります。「今日は、どの香りに包まれようかしら?」と迷う時間も、楽しいですね。
お家で森林浴気分。冬支度、日々の生活に季節を取り入れながら、楽しく始めましょう。
この記事を書いた人

工藤 知恵
森林セラピスト、AEAJアロマセラピスト、インストラクター、ハーバルセラピスト、アーユルヴェーダセラピスト
日本産のアロマ、ハーブの普及、地域活性に取り組む。
こころとからだ、箱根の豊かな森林で、ゆっくりと深呼吸。
森林に触れると、現代を生きる女性に役立つ、嬉しいが一杯です。
森林セラピーを、身近に楽しく触れていただけるよう、お伝えしていきたいと思います。
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