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松で不老長寿の体?!白髪も薄毛も改善!松の効能で驚異の自然治癒力で若返りの方法

松で不老長寿の体?!白髪も薄毛も改善!松の効能で驚異の自然治癒力で若返りの方法

昨今、健康意識が高まり、免疫力を高めていきたい方が増えています。そんな方々の中で松や松葉について色々と調べている人や、実際松葉ジュースとして飲んでいる人や松タバコを吸っているという話をよく耳にすることが増えてきました。

私自身もレッスンの最中に、参加者さんから松葉ジュース飲んで、その後の体調改善の変化を聞くともう効能がすごすぎて!さまざまな方から話を聞いて私自身も松葉や松についての効能、効果、歴史などを調べてみました。

どうやら松の効能や効果は、もう日本だけでなく世界でも昔からその効能を人々は恩恵を受けていたようですね。



松葉の三大薬効とは


松で若返り、ほとんどの病気や不調が治ると言われている松はどんな効能があるのでしょう?

調べると、松葉、松の枝、松花粉、松脂(松やに)松の芽、松の実、松(青)ぼっくり、松の根っこ(松茸も)すべて松は捨てるところがないほどの、効能や効果を持っている奇跡の植物であることがわかりました。

古来人間生活に貢献したことで、重視されてきた松。人間のあらゆる不調に働いて、健康作りに貢献してきた植物は他にないと言われています。

松は日本だけではなく世界の至る場所で歴史を見ても、活用されてきました。
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そんな松葉の3大薬効といえば、
1. 心臓強化
2. 高血圧降下
3. 強精(精力UP)

また貧血にいいのは、松葉の中に鉄分が多く含まれているからです。特に女性には積極的にとってもらいたい植物の効能があります。

松葉の成分が血流の流れを良くし、血管を強くしなやかにする力があります。そのため、頭皮の血流もよくなるので、毛細血管まで血液が流れるようになります。

それに伴い、毛髪が太くなりコシが出て、薄毛の改善、毛根の活性により黒い毛髪が作られて白髪の改善なども。
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松葉の有効成分で健康体を創る

松葉のような自然薬の成分には科学で解明できない未知なものがありますが、今日までに判明しているものは 次のような成分があります。

多様な葉緑素、タンパク質、リン、鉄分、酵素、精油、ミネラル、脂溶性ビタミンA, 血液浄化および高壊血病性ビタミンC を有しており、ビタミンAは粘膜を丈夫にする働きもあり、松脂には消化器の機能を助けます。

また 松葉の蝋には オキシパルミチン酸に それぞれのパルミチン酸 、ラウリル酸、 ステアリン酸などがエステル状態に結合しています。

アルコール、エステルなどは体内の老廃物を排出させて 一層の新陳代謝を促すので若々しい健康体を創るのです。

松葉は石灰質を溶解する成分を持っているので動脈硬化症に有効です。 松葉に含まれるグリコキニンに 血糖降下作用があり、糖尿病にも有効です。また、アヘンやニコチンの解毒効果のあるアピエ菌酸も含まれています。

松葉にはそのほか、人間の体内で作り出せない必須アミノ酸全ての9種を含む、有効成分として良質のタンパク質が含有されています。
よって、松葉は良質のタンパク源であることがわかります。



城の周りに植えられている松の役割

日本全国にお城がありますが、皆さんお堀の周りに植えられている植物に気を止めたことがあるでしょうか?私もこの松に注目し始めて気づいたのですが、松が植えられているところが多いのです。
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これは、兵糧攻めにあった時に、栄養食、非常食として松の葉をしゃぶったり、食べたりして栄養をとり生き延びる術のために松を植えていたと言われています。

実際に、あるお城で敵が攻めてきた時に、城の周りの松の葉をむしり栄養補給としていたとか。昔の日本人は松の効能がどれだけすごいかという言い伝えや、体感としてわかっていたのだと思います。

ことに戦国時代では、城を大軍に幾日も包囲され、城に立てこもって抗戦することもしばしばです。城ですから、死守を覚悟で戦うわけですが、相手は城内の食糧がなくなるのを待つ持久戦法できます。いわゆる兵糧攻めという戦法ですが、そのとき役立つのが松の木なのです。

非常事態に備えて、蓄えた梅干し、みそなどがなくなり、庭木、草、茎、根も食べ、最後に城の美観も兼ねた松の木に手が伸びることになるのです。

ちなみに栄養がある松という認知が広まり、江戸時代の農民を苦しめた近世の三大飢饉と言われる亨保17年(1732)、 天明2年(1782)、 天保4年(1833)の時には街道の松並木が丸裸にされたほどだといいます。 想像しただけでも恐ろしい光景に思えますね。



松葉ジュースはアンチエイジング&不老不死の特効薬

では、そんな素晴らしい効能を持つ松葉をどのように摂取したら手軽に日常生活に取り入れられ続けられるでしょうか。

まずは始めやすい松葉ジュースをおすすめします。

抗酸化作用があるため、作り置きして1週間は冷蔵庫で持つので毎日作らなくてもいいので始めやすいです。

松葉ジュースを飲んでいると、体調が良くなった、トイレに夜中立たなくなった、目覚めが良い、疲れがなくなった、体が軽い、快調で便秘の改善などの話を聞きます。二日酔いなどの予防で、夜に松葉ジュースを飲むと、朝の寝起きがよくなります。

作り方はいたって簡単!松葉と水をジューサー(ミキサー)にかけてザルで濾すだけです。(お好みの比率を試してみてください)
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あまり松葉は入れすぎないほうがサラッとしてお茶のような感じで飲みやすいです。

松の種類は赤松がオススメ。主に山間部に生えていて、木の幹が赤く、葉先が柔らかい、黒松に比べて味が爽やか。

ちなみに黒松は、主に海岸の防風林や庭木として使われることが多いです。木の幹が黒っぽく、葉先が尖っていて触ると痛いです。

赤松でも、黒松でもどちらでもOKですが、ご自分が手に入れやすいものを使いましょう。できれば無農薬で、排気ガスの影響がないものを選ぶのがオススメです。

空気の汚染具合を測定するのは各地の標木である、松の葉を使うそうです。これは、松には松脂があり、いろんな物質を吸着させる働きが他の植物より強いから、と言われています。

よく、松の葉っぱや枝の切り口を触るとベタっとすることがあると思いますが、あれが松脂です。なので、空気が良い山の中の松を取り寄せるようにしてくださいね!



松葉ジュースの作り方

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松葉ジュースにするのは、赤松&黒松が主流ですが、マツ科松属のものであれば問題ないです。


<材料> 
松葉 5−10g
水 2リットル(ペットボトルで作ると保存が楽)
お好みでレモン絞り汁、はちみつなど


<作り方>
1. 松葉を軽く2−3回洗い、3等分くらいの長さにハサミでカットします。

2. ミキサーに水と松葉を一緒に入れてミキサーで粉砕します。(水の量が多いと空回りします、反対に水が少なすぎても苦味が出ます)

3. 松葉をザルや茶こしでこします。水分が出なくなるまで絞る。

4. 絞りかすが白っぽくなっていればOK
(まだ緑色だったら水分を入れてさらに数秒回します)
*絞りかすは水を入れて還元水にして次回のジュースに水分として転用可能です。
また、乾燥させて、お茶にしたり、パウダーとして天ぷらの衣に使ったり、ネットに入れてお風呂に入れたり、茶香炉のようにお香のように活用したりできます。

5. 松葉ジュースの出来上がりです。
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冷蔵庫に入れておくと、抗酸化作用があり1週間くらいは日持ちします。多めに作り置きしたい場合は、週に1度、2Lの水に対して松葉10−15gで何度かに分けて作っておくと楽に松葉ジュースが続けられます。

まずは1週間、体の変化を感じながら試してみませんか。細胞が入れ替わると言われる3ヶ月続けると、更に体調の変化を感じられるはずです。



松葉ジュースかすの活用は無限大

松葉ジュースを作るとかすが出ますが、その絞りかすは捨てないで!

また、松葉を取った枝や松の芽も煮出してお茶にもできます。搾りかすは乾燥させると長く持ちます。100度のオーブンで広げて30分くらい焼くと乾燥できます。まだ湿っているようなら追加で焼いてください。温度が高すぎると焦げるので注意です。

松葉茶・・・フライパンで茶黄色になるまで炒って、お茶のように淹れて飲んでみてください。ほうじ茶、よもぎ、レモングラス、烏龍茶、ジャスミン茶など合わせても美味しいです。
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松の還元水・・・松の搾りかすは乾燥させてなくてOK。搾りかすに水を入れて冷蔵庫で保存。体が酸性になり病気になりやすいので、アルカリ性の松を取り入れることで、体内を中性に保ってくれる役割があります。

松葉天ぷら・・・天ぷらの衣を作り、そこに搾りかすを乾燥させたものを入れる。

松葉入浴剤・・・出汁パックの中に入れてお風呂に入れる。血流が良くなるのと、肌がしっとり、アトピーなど皮膚疾患にも効能あり。

松葉出汁・・・だしパックの中に入れて、昆布や、鰹節と同じように出しを取る時に使う。ほんのり松の香りがする爽やかな出汁になります。

松葉味噌・・・味噌の中に混ぜて使う。焼きおにぎりの味噌に。

松葉クリーム・・・無水エタノールに松葉かすを2日以上漬け込み、松チンキのグリーンの色が抽出できる。白色ワセリンに松チンキを10−15%入れて湯煎で溶かす。よく混ぜてアルコールを飛ばすのがポイント。容器に流し込み、冷めて固まったらOK

松葉のお香・・・・松葉かす10gと、乾燥もぐさ2gをミキサーに入れて粉末状にする。目の粗いザルで振るう。湿らす程度に水を少しずつ入れ、円錐状にまとめる。2−3日風通しの良い場所においてゆっくり乾燥させる。

松葉の搾りかすだけだと火の付きが悪くなります。もぐさを加えることで、線香のように火付きがよくなります。空気が浄化されます。
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松の効能や効果、いかがでしたか?

あの針のような松葉、食べられるの?と思う方もいると思いますが、まずは松葉ジュースを飲むところから、ぜひチャレンジしていただき、ご自身の免疫力をあげる重要性を感じる時代、メンテナンスをして病気知らずの、ますます健康である心身を手に入れていきましょう。

この記事を書いた人

山田 雅恵(やまだ まさえ)

旅する発酵料理家・ファッションデザイナー

旅と発酵の世界をこよなく愛し、発酵の醸し出す世界を広めるために日本各地、海外にて発酵を求め活動している。
文化女子大学家政学部服装学科卒業後、エスモードパリ本校にて学ぶ。ニースのコンクールにてクリエーション賞受賞。パリコレなどのフィッターを経験。帰国後にインディーズブランド立ち上げ、セレクトショップ、大手アパレルブランド数社のデザイナー、京都にて京友禅の着物作りを経て、デザイン企画会社を仲間と起業。

ファッションデザイナーでありながら、天然酵母のパンの発酵と自然の世界に魅せられ、発酵の世界へ。日本の麹の天才調味料、醤(ひしお)仕込み、活用の仕方を広げるべく、日本全国、フランスでも仕込み会を開催。衣食住・心を、発酵を通して、世の中良くしたいという思いで、神奈川県の鶴巻温泉をベースにして、日本全国で活動中。

未来の子供を食で学ぶキッズサイエンス、子供のものづくりの能力を引き出すアートクラスも各地で開催。古民家再生プロジェクトにも関わる。
2018年度より【お裁縫くらす】を日本各地で開催。お裁縫がある暮らしを提案すべく、使える日常雑貨などを作り、自分で愛着のものを作り身につけることを伝えることを使命として、活動中です。
「旅する発酵倶楽部」:https://yamadamasae.com/

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