
冬至を越えて、冬が深まるときの養生
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今回はタイ(Thailand)にインスピレーション!
タイ料理の魅力は「辛・酸・甘」のバランスと、多彩なハーブづかい。
それらは蒸し暑いなかで食欲を保ち強い身体に調えていく、タイの人びとの暮らしの知恵です。
ピックアップした「トムカーガイ」はココナッツミルクがベースのスープ。
日本で手に入るセリやショウガを効かせて身体を温め、食欲もアップさせていきましょう。
和ハーブ・トムカーガイ
トムは「茹でる」、カーは「ショウガ」、ガイは「鶏肉」。
女性を中心に大人気の〈トムカーガイ〉を、和ハーブたっぷりでいただきます!
辛いものが苦手な方でも大丈夫。
ココナッツミルクの風味が効いたシチューのようなやさしい風味が特徴のオリジナルレシピをお届けします。
セリ(根付き) 1/2束
ショウガ 1かけ(3cm程度)
ゲットウ(ドライ) 2g
ぶなしめじ 1/2株(50g)
もやし 1/4袋(50g)
さつまいも 3cm
トウガラシ(鷹の爪) 2本
鶏もも肉 1枚(250~300g)
プレーンヨーグルト 大さじ3
天然塩 2つまみ
ココナッツミルク 1缶(400ml入)
水 150ml
魚醤(又はナンプラー) 大さじ2 ※お好みで調整
ラー油 少量


・セリ:根と茎葉部分を水洗いして、それぞれ食べやすい大きさにカット。
・ショウガ:薄切りにスライス。
・さつまいも:いちょう切り。
・ぶなしめじ:石づきをカットしてばらす。
・もやし:流水でさっと洗って水気を切る。
セリの葉はトッピング用に少量残しておきます。
ふつふつと煮立ってきたら弱火にして、沸騰させないように10分ほど温めます。
ゲットウの残り半量も忘れずに加えます。

仕上げに魚醤を少量(※分量外)加えても4の鍋を火から下ろしたら、魚醤を加えます。
器に盛り、5と、とっておいたセリの葉、ラー油少量をトッピングして完成です。
<競り合って生える、里山のビタミン源>
セリ科 セリ属 Oenanthe javanica
セリは「春の七草」に数えられ、古来食用されてきた。名の由来は『競(せ)り』、一か所から新しい茎や葉が互いに競い合うように生えることから。浅い水場や田のあぜ道などに育ち、早春から食べられるが、もっとも美味しいのは春がやや深まった頃である。豊富な食物繊維、ビタミン類の他、独特の香りが食欲増進や発汗作用をもたらす。ただし毒を持つドクゼリは春の幼少の頃には特に見分けが難しいので、採取の際は注意をしたい。セリ科の仲間は種類が多く生命力があり、香りも滋養成分も豊富なことから、日本のみならず世界各地で重要なハーブとして扱われている。
::参考書籍::『和ハーブ図鑑』古谷暢基・平川美鶴(素材図書)より一部改編
この記事を書いた人

平川 美鶴 (Mitsuru Hirakawa)
和ハーブライフスタイリスト
植物民俗文化研究/(一社)和ハーブ協会 副理事長
8月2日“ハーブの日”生まれ。「和ハーブ」と日本人の関わりを、歴史・文学・薬効・自然風土・産業などから調査研究。講師業、商品企画開発、実践ワークショップを通じ、自然の恵みと共にあった先人の尊い知恵を生かし、未来へどう届けるかを考えるメッセンジャー。共著『あなたの日本がもっと素敵になる 8つの和ハーブ物語 ~忘れられた日本の宝物~』(産学社)、『和ハーブ にほんのたからもの』(コスモの本)
一般社団法人 和ハーブ協会(Japan Herb Federation) http://wa-herb.com
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