みなさん、こんにちは。
はこじょ講師の龍崎です。
今日のテーマは時に囚われがちな過去のこと、それに振り回されずに「今」というかけがえのない瞬間を生きるための知恵をお話させて頂きます。
興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。
サーフィンを通して学んだ自然の摂理
私たち人間は頭でわかっていても、ついつい過去のことを振り返って感情的になってしまうこともある生き物です。
それは時間軸を意識できる人間脳のおかげで成せることでもありますが、過去に起こったことに囚われすぎてしまって
「今」を楽しめなくなってしまうのは、少しもったいないような気がします。
私は普段サーフィンをしていますが、波というのは自然界で発生したエネルギーです。
乗ろうと思っても乗れない波もありますし、たまたま自分が良いポジションにいたのでうっかり乗れてしまった… というケースまで、自分の努力や実力以外の不思議な引力とでも言いましょうか?
自力以外の働きかけを感じる機会が多いのがサーフィンをしている時です。
サーフィンをしている中でも
「ああ〜あの波乗りたかったな!!!」 と乗り遅れた波のことを悔しがることも当然あるのですが、
「乗れなかった波のことは考えてもわからない」というのが本当のところです。
人生にも当てはまる?乗れなかった、乗らなかった波のことは分かりようがない!
この感覚は人生全般にも同じようなことが言えるのではないでしょうか?
例えば「あの時◯◯していればよかった…」と過去に起こったことを後悔したり、反省したりすることは
*今後に生かす
という意味では悪いことではないと思います。
しかし程度によっては、過去に縛られすぎて心や体が窮屈な状態で、今もなお過ごし続けていては、あなたの人生の時計の針は止まったままです。
その一方、人生で起こる様々なことの中でも、努力や根性とは無縁でひょいっと気軽に乗れてしまう事や縁もあります。
「生きること」それは目の前の現実を味わうこと
私も過去を後悔したり、悔しがったりすることも勿論ありますが、過去の選択が少しでも違うものになっていたら?
今の自分をはじめ、出会いや体験すべてが違うものになっているでしょう。
それはそれで見方によっては面白いかもしれませんが、目の前に広がる自分の現実を味わうことに
「生きる」
という醍醐味があるのではないでしょうか?
過去を振り返ることを否定しているわけではありません。
過去があるから「今」につながり、それがまだ見ぬ未来に繋がっています。
何事も囚われすぎてしまうと、それはやがて「執着」となり、自分自身の首を占める結果となってしまいますね。
思考は「過去」か「未来」にしか存在することができない
もしこの記事をお読みの方で過去に囚われすぎてしまい、「今」の生き方に影響しつづけているのであれば
「思考に支配されている状態」
と言っても良いのかもしれません。
私たちの思考「考える」という行為は「過去」か「未来」にしか存在することができません。
一方で「感じる」という行為は「今」に属しています。
「生きる」醍醐味は自然と共にある…
過去や未来に囚われすぎて心がお疲れ気味の方は是非「感じる」ということを思い出してみてください。
「感じる体験」としておススメなのが‟自然のある場所“へ赴いてみること。
最近話題になっている「森林浴」という言葉もよく耳にするようになりましたね。
あなたの五感が研ぎ澄まされていけば、いくほど…
あなたは「今」に存在することができ、「生きる」醍醐味を味わうことができるようになります。
普段忙しくされている方ほど「生きる」という言葉について掘り下げることはなかなか無いかもしれませんが、
自然界には至るところに「生きる」を感じるメッセージが隠れています。
あなたの心の時計が「今」を指す時…
きっとそのメッセージに気がつけるはずです。
この記事が誰かのお役に立てれば嬉しく思います。
今日も応援しています。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。