はこじょ講師の龍崎です。
いよいよ夏到来!みなさん今年の夏のご予定はお決まりでしょうか?
私はちょうど昨年の今頃、箱根神社に行ってきたことを思い出しました。
夏の日差しが照り付ける中、箱根神社は木々や森に囲まれているためとても過ごしやすい心地の良い場所です。
パワースポットとして取り上げられることも多い箱根神社、きっと落ち着きのある神聖な箱根神社の森に癒され、精神的にも充実した時間を過ごせると思います。
近くには雰囲気の良いカフェやレストランもあるので、女子会などではおしゃべりも弾むことでしょう。
心穏やかな場所で時間を過ごすことは自身の健康と豊さの基本になると思います。
さて今回は『自信と心の在り方』というテーマでお届けします。
自信が持てない原因は…自らの思考にあり
突然ですが、みなさんは自分に自信はありますか?
一口に自信と言っても、テーマごとに自信のある、なしは違ってくるかもしれません。
ここで私の体験談をお話させて頂くと、私は何かにつけて自分に自信が持てない時期を過ごしたことがあります。
当時を振り返ってみると、いわゆる自分が持っていないもの、無いものばかりに意識を向けていました。
無いものばかりに意識がフォーカスし続けると、次第に自分自身に強いコンプレックスを感じるようになりました。
当時の私は「足りていないこと=ダメなこと」という、自分が思うようにできない事や、結果を出せない事を悪い事として結びつけていたことにも問題がありました。
さらに常に自分に不足を感じ続けていたため、
・〇〇ができるようになったら…
・〇〇が手に入ったら…
・〇〇になれたら…
“自信とは、理想の自分になれた時、手に入るものだ”と思い込んでいました。
さて、このような思考パターンで過ごしていると、どういうことが起こるのでしょうか?
不足を探す癖を直さない限り、不足はループする
当時の私は完璧主義だったため自分が足りていないと感じるものを手に入れるために徹底的な努力を怠りませんでした。
努力と言うと聞こえが良いかもしれませんが、一種の執着に近いものもあったと思います。
自分の足りていないと思うものを手に入れた結果、喜ぶのは束の間、自分の中に不足を感じる癖を持っているため、また不足を感じ始めます。
私は理想の自分になれたのにも関わらず、その中からまだ足りないもの、不足を見つけてはまたそれを追いかけることを始めました。
最終的には肉体的にも、精神的にも限界に達し、心身に支障をきたすようになった時に何かがおかしいことに気がつきました。
足るを知ることこそ、自信を持つ鍵になる
ヨガの哲学でサントーシャ(足るを知る)という言葉があります。
逆手に解釈すると、
「足るを知ることがないということは、満たされるということがないこと」
理想を手に入れても自信はおろか、一向に満足できなかった私はまさに「足るを知ること」なく、常に自分に対して不足を探し、不満を抱えている状態でした。
不満を抱えている状態とは心身共に気持ちよく過ごすことが難しくなり、その余波は自身の人間関係に及ぶこともあります。
自分に自信が持てていない状況下で、人と会うことを好む人はあまりいないかもしれません。むしろ友人でさえ会いたくなくなり、引きこもりがちになってしまうことの方が多いのではないでしょうか。
毎日ひとつでも“すでにあることのポジティブな側面”を探す
考え方とは、身体の癖と同じように一種の癖のようなものがあります。
「足るを知ること」が自分に自信を持つ手がかりになることは分かっても、思考パターンというのは、常習化しているため1日、2日で思考癖が変わることはありません。
しかし毎日ひとつでも自分がすでに持っているもの、そのポジティブな側面を探す練習を繰り返していると思考パターンというのは少しずつ変化していきます。
ネガティブな思考がパターン化している方にとっては、自分がすでに持っているものをポジティブに捉えることが最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れと共に徐々にコツをつかんでいきます。
ふと気がついた頃には自分の思考パターンが変わり、ほんの少しでも自分に自信が持てていることに気がつくかもしれません。
自分の思考と向き合うためには、自分ひとりの静かな時間を作ることで、より自分に対して素直になれると思います。
特に非日常的空間であればいつもの自分とは少し違った自分を感じられるかもしれません。
箱根は都心からのアクセスもよく、静かなひとりの時間を過ごせるおススメの場所です。
是非自身の健康と豊かさを築くひとつの手段として、箱根へお出かけしてみる計画をしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。