太陽の日差しが眩しい今日のこの頃、はこじょ講師の龍崎です。
気候的にはだいぶ過ごしやすくなってきましたね。
今日のテーマはセラピーとして注目されつつある森林浴、その魅力をヨガ講師の視点からご紹介していきたいと思います。
疲れた時に何をしようと思う?
みなさんはお疲れ気味の時はどのように過ごされますか?
そんな時こそ体も心も「癒されたい!」」そんな気持ちが高まります。
例えばマッサージに行く、好きなカフェでのんびりする等…
「好きな時間を過ごす」
という代表的なリフレッシュ方法があります。一方で、
・心身共になんだかぱっとしない…
・やる気がでない…
・気分が落ち込んでいる…
・何もしたくない…
こんな時にこそ、
ぷらっと箱根に行ってみる!?
そんな選択肢もありかもしれません。
「ありえない!?」と思った方こそ、試してみる価値があります。
箱根という町そのもの、そして箱根を取り囲む山々、木々があなたの疲れた心身を癒してくれるかもしれません。
私は箱根=温泉や旅行という印象を持っていましたが、仕事で箱根に行くようになってからは、今までと違う角度で箱根を楽しめるようになりつつあります。
最近私の身の回りでは「森林浴」「森林セラピー」などの言葉を見かけることが多くなってきました(私が意識しているからかも…)
「森林浴」をすると心身共にスッキリする訳
山や海、森や川…自然のある場所で過ごすだけでも体や心がスッキリすることがあります。
特に何かをしたわけでもなく、ただその場所にいるだけでその恩恵が受けられることもあります。
森林浴とは、森の中をゆっくりと散歩する、あるいはベンチに座っているだけでも良いのです。
特に何かを用意したりする必要もなく、年齢に関わらず誰でも気軽にできるところが魅力的ですね。
森林浴をすると心身共にスッキリする理由の一つとして、
「何も考えない状態」
いわゆる「マインドフルネス」になりやすいことが挙げられます。
人間は寝ている時でさえ、脳は絶え間なく情報処理をしていると言われています。
普段みなさんは目の前のことに100%集中しているでしょうか?
人間の意識は過去、現在、未来…意識は時間を超えます。
目の前の現実と、頭の中で考えていることが違っている場合があります。
例えば何か考え事をしながら食事をすると、何を食べたのかよく覚えていないというようなことです。
常に何かを考えている状態というのは、身体的にも精神的にも休まるタイミングがないので疲れてしまいますね。
考えが凝り固まってしまい、新しいアイディアが浮かばなくなる、視野が狭くなる…
逆に気分転換をした方がかえって仕事がはかどるというようなパターンも実際よくある例です。
マインドフルネス状態は意識が「今」に集中する
森林浴をしていると意識が「今」に集中しやすくなります。
この意識の状態が先ほどお話した「マインドフルネス」に近い状態です。
私達が人生の迷子になってしまう時、頭で考えることは「過去の経験値の積み重ね」でしかありません。
そのため今まで遭遇したことのないトラブルに見舞われた際、過去にそれを解決した経験値がないので答えが分からず、悩むわけです。
そんな時にこそ意識を「今」に集中させ思考をクリアにしていくことで、自分にとって最善の感覚をつかむことができるかもしれません。
自分の中で「Yes」か「No」なのか、それがはっきりするだけでも問題は解決しやすくなります。
身体のことも、心のことも、循環している時は調子が良いのです。
その循環を促す場所、あるいは気分転換する場所、その選択肢の一つとして「森」というキーワードがあなたの中に浮かんでくると嬉しいです。
ひょっとしたら箱根の森があなたの悩みを解決するお手伝いをしてくれるかもしれません。
「森林浴」…
未経験の方は一度お試しくださいね。
経験済みの方は、その時々の体調や意識で同じ場所でも感じ方が変わります。
その時々の自分の変化、そして森は季節によって色々な表情があります。
そのような自然の流れも味わってみるとより一層楽しめるのではないかと思います。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。