
清里の森で育つ、未来へのまなざし 〜小金井市立小学校での森林ESDの取組〜
清里の森で育つ、未来へのまなざし〜小金井市立小学校での森林ESDの取組〜森林と教育を結びつける試みは「森のようちえん」など、さまざまな形で各地で行われています。筆者は山梨県清里で、小金井市立小学校6年...
乾燥する冬と春を乗り越えたお肌の調子はいかがでしょうか?
お肌の水分を逃がさず潤いを保つ為に、前回は角質層の働きと天然のクリームとも呼ばれる皮脂膜についてお伝えしました。ただし皮脂膜だけではお肌の潤いを保つことはできません。
空気が乾燥する季節が終わると、今度はエアコン…と、乾燥の絶えない私たちの暮らしの中で、内側から潤うぷるるんお肌にする為にはどうしたら良いの?もう少し角質層の働きについてお伝えしたいと思います。
角質層の働き、皮脂膜については前回記事も参考にしてみて下さいね。
お肌の潤いを保つ為に角質層では皮脂膜の他にNMFや細胞間脂質が重要な働きをしています。
NMF(天然保湿因子=Natural Moisturizing Factor)とは?
角質細胞の中にある保湿成分の事。吸湿性が高く捉えた水分をなかなか離さないという性質をもっています。
細胞間脂質とは?
角質細胞と角質細胞の間を埋めているセラミドを主成分とする脂質の事。セラミドの他にコレステロールも多く含まれています。細胞間脂質は角質細胞同士をしっかりと結びつける事で、水分の蒸発を防ぎ外からの刺激物質の侵入も防ぐ働きをしています。
このように角質層の中に、水分を離さない保湿成分があること(NMF)と、角質細胞達をしっかりとつなぎとめる接着剤のような脂質(細胞間脂質)で、ぷるるんお肌を保っているのです。
お肌の潤いを保つ為にはこの3つの働きが欠かせないのです。
アミノ酸を構成成分とするNMFは、角質細胞が作られる過程(ターンオーバー)でタンパク質が変質して作られます。その為NMFを増やし潤いお肌を保つ為には食事からタンパク質を摂ることは欠かせません。
タンパク質は肉や魚、大豆製品に多く含まれています。肉、魚、大豆製品をバランスよく食事に取り入れましょう。脂肪が気になる方は鶏ささみや赤みの魚などにすると良いでしょう。
また細胞間脂質を合成するには、細胞間脂質の原料でもあるコレステロールが必要です。コレステロールというと悪者に捉えられてしまいがちですが、皮膚だけでなく私たちの体にとって必要不可欠なものです。
生活習慣病などが気になる方は、LDLコレステロール(悪玉)を減らしHDLコレステロール(善玉)を増やすと言われる、DHA、EPAが含まれるイワシやサバ、マグロなどの青魚を食事に取り入れましょう。
亜麻仁油やえごま油に多く含まれているαリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換されるので、青魚が苦手な方はこのようなオイルを取り入れるのもおすすめです。
NMFがターンオーバーの過程で作られると前途しましたが、細胞間脂質の50%を構成するセラミドもまたターンオーバーの過程で作られます。お肌の潤いを保つ為にはターンオーバーが正常に行われる事も条件のひとつになります。
ターンオーバーが乱れる原因には紫外線、乾燥、ストレスなどが挙げられます。紫外線対策をしたり保湿をしたりすることも忘れてはいけませんね。ストレス対策には軽い運動をする事はとても良い事で、運動をして汗をかくとお肌の乾燥を防ぎ代謝も活発になります。
またセラミドは食事から摂取するよりも外から補給した方が効果的と言われています。乾燥が気になる時にはセラミド配合の美容液などを日頃のスキンケアに取り入れてみるのも良いでしょう。
その他角質層のダメージ部分に働きかける植物オイルにはγリノレン酸を含むイブニングプリムローズやヘンプオイルもおすすめします。γリノレン酸は皮膚炎や湿疹などの炎症にも有効とされており乾燥による炎症や湿疹予防にもなります。
NMFと細胞間脂質がお肌の潤いを保つのに重要な事は理解していただけましたでしょうか?
NMFや細胞間脂質がきちんと構成されていればお肌の水分量は保たれて潤いがある状態でいられます。その為にはタンパク質やコレステロール、質の良い油を食事から摂取しましょう。
ここでは述べませんでしたがターンオーバーが正常に行われるためにはビタミンA、Cも大切です。野菜や果物もバランスよくいただき、紫外線からはお肌を守り保湿もしましょう。
新緑の季節を感じながらのお散歩もストレス対策には良い季節です!
乾燥に負けないぷるるんお肌を目指して下さいね!
この記事を書いた人
川口 えり
ナードジャパンアロマインストラクター、Jamhaハーバルプラクティショナー
オーガニックコスメアドバイザー、フェイシャルリフレクソロジスト
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