ホーリーバジルは、サンスクリット語(ヒンディー語)では"トゥルシー"と言い、『比類なき物、比べることが出来ないくらい素晴らしいもの』として、伝統医学であるアーユルヴェーダでも万能ハーブとして使用されています。
私は、2014年にアーユルヴェーダの旅をした後にトゥルシーの素晴らしさに気がつき、トゥルシーティーを日常的に良く飲むようになりました。
これまでインド産オーガニックのトゥルシーティーを愛飲していましたが、昨年に静岡県浜松市でバジルだけを専門に作っている農家さんに出会い、オリジナルで販売しているバジルティーを注文して試飲したところ、大袈裟かもしれませんが、飲んだ後には血液が巡り、体が生き返るような感覚がありました。
今年の夏は、麦茶の変わりにバジルティーを飲み続けましたが、夏のダメージを感じることがなく、秋が始まるタイミングでも調子が良いです。
私のアーユルヴェーダライフに欠かす事のできないホーリーバジルティー。
そんな素晴らしいホーリーバジルを栽培している三浦さんにお逢いしたくて、8月に農園にお邪魔してきました。

三浦さんは、ホーリーバジルを栽培する際に、地球環境や動物・植物・人にやさしい農業を目指し、農薬や除草剤・殺虫剤等、また動物性の堆肥も使用せず、米糠、炭、腐葉土・枯れ草といった植物性の肥料と非加熱・無殺菌製法の微生物土壌改良材のみを使用しています。
そうすることで微生物を増やし、土壌中の有機物を分解し、ホーリーバジルの成長に大きな役割を果たし、健康的な栄養価に富んだ香り豊かなバジルになるそうです。
そして、ホーリーバジルの種はオーガニック種子から栽培をスタートさせ自家採取で8年間種を繋いでいる品種もあるそうです。(2022年現在)
ひとつひとつ丁寧に種取りを行い、命を繋ぐことで栽培する地域の風土に馴染み、より力強い個体に成長し、健康な栄養価に富んだバジルに成長するそうです。
三浦さんの畑では10種類程のバジルを育てていましたが、世界には150種類以上のバジルが存在しているとのことです。
実際に三浦さんの畑にあるバジルの香りを嗅ぎ手にとりながら、それぞれの特徴を伺いました。
品種によって形や色は勿論、香りも様々です。
今まで、お庭で育てているバジルにしか触れてこなかったので、沢山の知識と知恵をいただき貴重な時間となりました。
ホーリーバジルについての効果効能を知り、気軽に取り入れられるバジルティーを日常に取り入れてみませんか?
【ホーリーバジルについて】
・名称
バジル/トゥルシー/神目箒(カミメボウキ)
・花言葉
神聖/祝福/好意
・効果効能
✔️アダプトゲン(※)に分類されており物理的、化学的、生物学的な 様々なストレス因子に対して抵抗力を高めます。
(※アダプトゲンとは、内分泌性ホルモンや免疫システムのバランスを保ち、私たちの体の『ホメオスタシス』を最適に維持する役割を果たします。)
✔️主成分のオイゲノールやカリオフィレン、ウルソール酸といった抗酸化成分が、ストレスホルモンのコルチゾールを抑制し、若返りのホルモン「DHEA」(※)を活性化させます。
(※ DHEAは若返りのホルモンと言われており、体の中で炎症を抑えたり、筋力を保ったり、動脈硬化や脂質異常症を改善するなど、さまざまな働きを持つホルモンです。)
✔️葉っぱに含まれるエーテル(ジエチルエーテル)には、強力な抗菌効果があり、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの繁殖を防ぎます。
これらのバジルの有効成分が、免疫機能と新陳代謝を高め、生活習慣病やインフルエンザ、ウィルス性疾患、風邪の予防のほか、頭痛、呼吸器の疾患、肝機能の低下、胃炎、むくみ、冷え性など体の不調を和らげ、根本的な体質の改善へと繋がります。
この記事を書いた人
【プロフィール】
Chico(ヨガインストラクター)
ヨガ指導歴13年。趣味はサーフィンと読書。
不整脈から起こる身体の不調がきっかけでヨガを始め、半年で身体の不調が改善したことを機にヨガに興味を持ちヨガ指導者になりました。身体の緊張や痛みを緩めることで、心の在り方や意識(精神)も変化したことを受け、整体法とヨガ哲学を織り交ぜたヨガクラスを展開しています。最近では腸活アドバイザーの資格を取得し発酵食のお料理教室や発酵食品のWSなども開催しています。
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