温泉で身体を温めると免疫があがる?
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新緑が目に優しい季節となりましたね。木々の葉っぱや土などの“アースカラー”は目で癒されますので森の中に足を踏み入れると気持ちが良いですね。
箱根町×はこじょ(はこねのもり女子大学)ではこれまで、年4回の「はこじょ森林セラピーツアー」および秋に森林セラピーのフェスティバルを年1回ペースでお届けしてきました。
森林セラピーは、セラピストのガイドに沿って歩くのももちろん効果ありますが、
日々のセルフケアとして、近所のお気に入りの森林公園を見つけて歩く事をおすすめします。
森の中で深呼吸をすると心地よくメディテーションできます。歩く冥想ですね。
街中に暮らしていても少し足を延ばせば、雑木林に取り囲まれた公園などありませんか?緑々しい景色が広がり、木々に集まってくる小鳥のさえずりや、足元には野草が生い茂り、季節の花々が咲いていて、かわいいですよね。そんな森の中の動植物の生態系の中に身をおくと小宇宙を感じます。
私はこの春、お気に入りの近所の公園を見つけました。
「神奈川県立座間谷戸山公園」というところです。近隣の方はもちろんご存知で、行った事がある方もいらっしゃるかと思います。とてもエネルギーの高い森林です。自然界の状態を丁寧に管理されていて、公園の地図にも書いてありますが、まさに「森のサンクチュアリ」です。1周するのにいろんなコースがありますが、だいたい3キロくらいで回れます。
箱根にも多い杉やヒノキ、コナラ、クヌギなどの観察林をメインに里山を再現しており、いくつかのセクションがあり、「わきみずの谷」「湿生生態園」「昆虫の森」「炭焼き小屋」「野鳥観察小屋」「畑のある里山体験館」など・・・カモが泳いでいたり、カエルやザリガニがいて里山の生態系を表現して作ってあるようです。まるで桃源郷のような雰囲気でもあります。
中でも私のお気に入りのスポットが「伝説の丘(本堂山)」というエリアで、星の谷観音物語伝説の地というのが語られています。(詳しくは公園の公式HPをご参照ください)
「伝説の丘」からは晴れていれば、大山を中心に箱根の二子山、駒ヶ岳、神山も望めます。
とても空が抜けている景色のいいところです。
みなさんもぜひ、近所のお気に入りの森を見つけて、セルフヒーリングに役立ててみてはいかがでしょうか。
また、日々の体調管理に様々なセルフケアを取り入れている方も多い事と思いますが、春先~梅雨の時季は「うっかり冷え」に気を付けたいところです。
気温の上昇により薄着になりますが、外気の温度と体内の温度が調和せず(体がついていけず)、体の表面は暑いのに内臓含め、体内は冷えている人も多いのです。それゆえ春は体調を崩しがちで、特に女性にとって、ホルモンバランスや自律神経の調整がうまく働かない時は「冷え」が原因かもしれません。
また、案外、冷えが原因で春先はぎっくり腰になりやすいのです。何をかくそう私がそうです。かかりつけの鍼灸院に毎年お世話になる季節でもあります。そしてアレルギーも出やすく湿疹や花粉、微熱など、うっとうしいなぁと感じたりもしますが、これらの症状は暖かくなり春の植物がいっきに芽吹くの同じで、人間の体も冬の間にため込んだいらない物を外に排出する身体の働きだ、という事を思えば有り難いと感じます。出せる体でいる事が大切ですよね。
そして今、時代は、ヒーリングブームだと思います。
スマホなど電磁波に囲まれているのが当たり前の世の中になってきたため、森で深呼吸したり、土に触ったりする事はデジタルデトックスにもなるのではと思います。それを理屈ではなく体が求めているので、きっと自然志向ブームが続いているのでしょう。
手前みそではありますが、私が日々取り入れているセルフケアをご紹介します。
その森の中でラジオ体操第一・第二で柔軟体操もします。寝起きは特に体が固まっているのでゆっくり筋肉を伸ばして。終わったらしばらく森のベンチに座り靴を脱いでアーシングしたりもします。
新月の力は前に推し進めてくれるパワーがありますし、満月には今ある力を定着させるエネルギーがあります。体の調子も月の満ち欠けにより影響を受けるとの事なので、特にこの新月満月の日は、晴れていれば月光浴しながら冥想したり、願い事を書いたりして心のデトックスをしています。
YouTubeでその日、検索に上がってきたヒーリングミュージックを流しながら、ヨモギの薬草や、ハーブ&塩を入れたり、温め効果のある石を入れたり、アロマを垂らしたりしてゆっくり入浴します。
「頭寒足熱」での状態がいいと、東洋医学では昔から伝えられてきた通り、下半身を重点的に温めてリラックスできる方法で入浴しています。
箱根には温泉もありますので、時には、湯治にいくのも楽しみですね。
日本は森林大国ですし、温泉も豊富な国ですから、「未病の改善」につながるスポットが多い恵まれた土地です。
食べ物も地産地消が体に合っている事は改めて再確認され始めた今日この頃。
生まれ育った環境に合わせて体も呼応しているのだろうと思います。
「自分=地球」そのものなんだ。という意識が大切で、自然界と呼応しながら過ごす事がなにより健康への近道なのですよね。
自分の体の声に耳を澄まして、これからも楽しみながら取り組めるセルフケアの方法を模索してみてはいかがでしょうか。
自分の「体と心」は自分が一番の理解者です。みなさんも楽しみながら自分の体にしっかり注目して、大切に癒してあげてくださいね。
この記事を書いた人
小松 英恵
「はこねのもり女子大学」スタッフ
神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ
食生活アドバイザー
自身が幼少の頃より未病と共に過ごしてきた事により、自然療法に興味を持ちました。今も楽しみながら自分にあった改善の方法を日々模索中。最近の楽しみはハーブの効能について自身の体で実験すること。
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