冬の冷え込みが増す毎日。
一歩屋外に出ると凍えるような寒さに肩の力を入れて過ごす人が多いと思います。
厳しい寒さの中では、私たちの体は交感神経が優位になります。
交感神経が優位な状態が続くと、うまくリラックスが出来ずに疲れが溜まりやすくなったり、疲労感が抜けなかったりと体の不調を感じることも。
寒さの続く日々の中でも上手に副交感神経を働かせて、こころも体もゆったりとリラックスさせる方法をご紹介します。
真冬の寒さに負けず。ゆったりとリラックスさせる方法①
朝起きたら、まずは窓際へ行き太陽の光を浴びてみましょう。
冬は寒さに負けて家を出るギリギリまで布団から出ることが出来なかったり、家の中にいる間は寒さを感じやすい窓辺には近づかない人も多いと思います。
その上、冬場は日照時間も短く、寒くて部屋にこもりがちになりますが、積極的に太陽の光を浴びることはとても重要なのです。
人間が本来持っているリズムは1日24時間〜25時間といわれていますが、地球の1日は24時間。
この1時間のタイムラグを調整する役目をしてくれるのが、太陽の光なのです。
朝、太陽の光を浴びてから約15時間後にはメラトニンという、睡眠ホルモンが分泌されます。
このメラトニン物質は、良質な睡眠には必要不可欠な成分。
眠る前から体が眠る準備に入ってくれることで、すんなり入眠が出来、良質な睡眠へと導いてくれます。
睡眠中、私たちの体は交感神経を鎮めて副交感神経を優位にし、リラックスしてこころも体も癒されています。
朝は太陽の光を浴びて、上質な睡眠で疲れをしっかりオフしましょうね。
真冬の寒さに負けず。ゆったりとリラックスさせる方法②
ゆっくり食事をすることは、副交感神経を優位にしリラックス効果があります。
動画を観ながら、仕事をしながら、スマートフォンをいじりながら…と、ながら食事に慣れている人は要注意。
時短で片手間に食事を取ったり、早食いもやめましょう。
食事の際には、ゆっくりとよく噛んで食事そのものを楽しむことが大切です。
また、朝食を食べると体温が上昇して体が目覚めるため、朝太陽の光を浴びるのと同様に朝食を食べる習慣をつけると◎。
食べるタイミングは、目覚めてから1時間以内がおすすめ。
食べ物をしっかりと咀嚼して食べることで、ハッピーホルモンのセロトニンが分泌して自律神経のバランスも整えてくれます。
1日の始まりをストレスフリーで始めましょう。
真冬の寒さに負けず。ゆったりとリラックスさせる方法③
寒さの中、家に引きこもりがちになる真冬。
たまの外出におすすめなのが、森林浴。
「森林浴」というと、新緑の季節を想像する人も多いかと思いますが、冬には冬の草木の実りがあるもの。
ひんやりとした森の中を歩いて五感で自然を感じることで、日々の疲れを癒し、気分をリフレッシュさせることが出来るのです。
森林に足を踏み入れると、樹木から発せられる独特の香りを感じ「森に来た〜!」と実感すると思いますが、この森の香り、”フィトンチッドの香り”には精神を安定させたり、自律神経を整える効果があるのだそう。
都内近郊であれば、箱根町の森林がおすすめです。
森林だけでなく、滝や川もあり、温泉や美術館などの癒しスポットも満載。
冬の鬱々とした雰囲気を、大自然の中でまるっと癒してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
岩間 歩
ヘルシーフード&ヘルスケア インストラクター
健やかに毎日を過ごすために必要なTipsを提案。
こころとからだに嬉しいヘルシーフードに特化。
執筆やレシピ提供、イベント開催など幅広く活動中。
フード、ヘルスケア全般の記事を担当。