現代はインターネットの普及などで様々な情報が溢れています。
健康についての情報もすぐに情報が得られる一方で、どの情報を取り入れて良いのか迷ってしまう事も多いかもしれません。
そんな際に一つの方法として参考にして頂きたいのが「自分を知る」ということ。
それぞれの情報を鵜呑みにするのではなく「今の自分の状態に合っているか」ということを一度俯瞰して考えてみると情報に振り回されずに上手に取り入れられるようになると思います。
自分の状態を知る方法
西洋医学的診断、心理学、占い・・様々な方法がありますが、今回は東洋医学によるセルフチェックの方法をご紹介します。
東洋医学では、以下の状態を総合的に診て判断していきます。
・望診 体型、体格、顔色、肌のつや、姿勢、歩き方など全身の動き。舌の状態(舌診)
・聞診 声や咳などの音や、体臭などの匂い
・問診 自覚症状や原因、体質、生活習慣などの情報を集める
・切診 脈を診る脈診や、腹部を触って体の状態を把握する
例えば、望診の中で「顔色」を例にとると、
青色:寒い外気が体に侵入し、体の巡りが滞っている。
赤色:体に熱がこもり、血が上昇している。
黄色:体の水分が停滞している。
白色:パワーが不足しているか、めぐりが悪い。寒さによる血の停滞。
黒色:腎が冷えて、血を温められないため、めぐりが良くない状態。
というように診ることができます。
ご自身でもセルフチェックとして、毎日の洗顔時などにチェックする習慣をつけておくと日々の変化が分かるようになります。
また、こちらのサイトでは未病セルフチェックが簡単に出来るので一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
▶未病チェックシート(http://me-byo.com/)※症状が急性の場合や、なかなか改善されない場合は、医療機関で診察をしてもらうことをおすすめします。
継続できる方法を選択する
自分の状態を把握することが出来たら、次は続けられる方法を選択することがキーポイントになってきます。
例えば、ご紹介したチェックシートを進めていくと、ご自身のタイプ(証)が分かりその証に合わせたアドバイスが記載されています。
この時ついつい「全ての方法を実行しなくては!」という気持ちになりがちですが、続けられなく途中で挫折してしまった・・・というご経験がある方は多いのではないでしょうか。
今までの生活を一度にガラッと変えると継続が難しいと思います。
ですが、このようなセルフケアは続けることで効果を発揮するものが多いのも現実。
初めは全ての項目を完璧にこなそうと無理をするのではなく、「これだったら自分の生活に取り入れられて続けられそうだ」というものを選択していくことも大切なポイントです。
森林浴も上手に活用しよう
お天気の良い日には、外に出て森林の中で深呼吸をしたりウォーキングをすることで、心の癒しにもなりますし、適度な運動にもなります。
特に、都会で働いていたり、お住まいの方で「最近緑にふれていないなぁ」という方はぜひ一度試してみてください。
なかなか遠くまでは行けないという方も、普段の道で少し立ち止まり周囲を見渡してみると、意外と近くに木々や草花があることに気づくことがあります。時には意識的に心に余裕を持ち、自然のパワーを味方に付けるのもよいでしょう。
この記事を書いた人
藤原 あかり
鍼灸師・産業カウンセラー・ハーブセラピスト
女性が自分らしくワクワクと自己実現できる世界を目指す。
大学では精神医療や睡眠等を研究。その後、企業の人事を担当していた際、肩こり・頭痛・PMSなどの不定愁訴について悩みを抱えているオフィスワーカーが多い事に着目し、それらを改善すべく鍼灸師の資格を取得。現在は資格を活かしヘルスケア領域で様々な活動をしている。