こんにちは!はこじょ講師の龍崎です。
この記事を読んでくださっている今、この瞬間!あなたは自分自身、そしてあなたの人生や生活に点数をつけるとしたら100点満点中何点をつけますか?
ちなみにこの質問の答えに正解も不正解もありません。
感じるまま、思うままにつけたその点数こそ、いま現在、あなたの物事に対する見方、着目点がわかるのです。
以前私がこの質問をした時には、「100点満点です!」と自信も持って答える方はとても少なかったのですが、「私はとても幸せです。満足しています。」と思ったり、感じたりした方は今すでに持っているもの、“ある”ものの方に意識が働いていますね。
ちなみに比較的よくある答えというのが60~80点ライン。
この答えに対して「じゃあ、100点にならなかった理由は何ですか?」と再度質問すると「〇〇が手に入っていない、●●が完璧でないから…」など、本当に色々いろいろ…今持っていないもの、“ない”ものの方に意識が働きます。
意識がどこを向いているか
実はこの『意識がどこを向いているか』で人間はどんな状況におかれていようが、いまいが、幸せにも、不幸せにもなることができるのです。
ヨガは人と比べないという基本的なルールがありますが、この『比べない』という言葉には過去の自分、あるいは理想の自分と比べないという意味も含まれています。
人と比べてもしょうがないよね!ということで人と比べることは少なくなってきても、特に年をとると起こりがちな例は体の老いです。
「昔はあれができた、これができたのに…」と無意識に過去の自分と比較し、できなくなったことをマイナスに捉え、自分で自分を落ち込ませてしまうような思考パターンになってしまうようなこと…
または若い方、意識が高い方にありがちな例は目標や理想の自分に追いついていない現状に焦りや劣等感を抱いてしまうこと…みなさんは思い当たるような経験はありますでしょうか?
どちらの例も他人とは比較していませんが、自分が作り出した過去や理想の自分像と比べることで“自分で自分を落ち込ませているだけ”なのです。
重要なのは”いま”
ではどうしたら良いのか?というと、“いま”という時に意識を向け、目の前の自分を100%肯定できるようなマインドづくりをすることです。
さらっとか書きましたが、これには練習が必要です。つまり自分で自分を落ち込ませちゃうような思考パターンやマイナス思考というのは、ただの癖です。
私は生まれつきこうゆう性格だからと思う方もいるかもしれませんが、心の癖、それだけなのです。
例えば右利きの方が練習すれば左手も使えるようになるのと同じ手順で、心の癖というのも最初はやりにくいかもしれませんが次第に慣れてきて、その感覚、考え方ができるようになってくるものです。
心の癖というのは目に見えないので、自分で気がつきにくいという点もあるかもしれませんが、自分と向き合えるような時間や場所を作ることで、自分の心の癖や思考パターンが客観的に分かるようになっていきます。
自分と向き合える場所とは、それこそ都会の喧騒を離れ、山や森、自然がある場所。
そうした場所に行くことで見えること、聞こえること、感じること…自然に浮かびあがる思考に抵抗せず、意識を向け、そのままを感じること、そうした積み重ねが自分を大切にするマインドを育んでいくのです。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。