
体が喜ぶ発酵調味料&若返りのスイッチとは
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昨今の新型コロナ感染拡大を受けて、「リモートワーク」の働き方が一般的になってきました。通勤の必要がなくなり、時間を有効的に使える良い側面もあれば、仕事のオンオフが付けづらい上に、毎日のちょっとした運動機会が減ってしまうというネガティブな側面も。
TVやSNSでは「コロナ太り」といった言葉もよく目にするようになりました。今回は、「コロナ太り」の原因と、その解決法として「入浴」を提案してみました。
出社をしていた時には通勤時には駅まで歩いたり、昼食の時には食堂まで歩いたりなど、ちょっとした運動機会が毎日積み重ねられていました。
リモートワークでは圧倒的に座っている時間が長くために使う筋肉が偏り、硬直してしまいます。
その上、誰かに見られる環境ではないため姿勢が悪くなりがちに。
動く機会が極端に減少したことによって血流が悪くなると、新陳代謝の低下を招く懸念があります。
また、老廃物の回収を担当しているリンパは、筋肉の収縮がポンプとなって流れるために浮腫(むくみ)の要因にもなってしまうのです。
リモートワークでは、始業の時間ギリギリまでオフ状態。早起きへのモチベーションも低下しますし、オフモードに切り替えるタイミングも難しいですよね。メリハリのある生活がしにくくなることで、自律神経の乱れも生じやすくなります。
自律神経とは、呼吸や脈拍などを始めとした生命活動を営むために24時間働き続けている神経で、活動時や昼間に活発になる「交感神経」と、安静時や夜に活発になる「副交感神経」があります。
食欲については、交感神経が有意な状態では抑えられ、逆に副交感神経優位の時には促進される傾向があります。
その理由は、人間がまだ狩猟をしていた時代を想像すると理解しやすくなります。
日中は食料を探すために活動する訳ですから、交感神経優位状態では血管を収縮させて勢いよく血流を流し、筋肉まで血液を行き渡らせ狩猟に臨みます。
そんな時にお腹を空かせてしまったら、力が出なくて効率的に働くことが出来ません。
一方で日が落ちてくると、副交感神経が優位になり、食事から栄養素を積極的に吸収したり、身体を休めて回復を図ったりする訳です。
本来、自律神経は1:1で働くのが理想的。
自律神経が乱れると食欲が異常になるだけでなく、良質な睡眠が妨げられて睡眠不足になると食欲を抑えるホルモン“レプチン”の分泌が減少し、食欲を高めるホルモン “グレリン”の分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。
上記のように、巡りが低下し、自律神経が乱れた状態は「コロナ太り」に繋がる懸念があります。
そこでお勧めしたいのが「お風呂」です。入浴は身体を温めることによって血流を促進するだけでなく、水中では浮力を受けるため、硬直していた筋肉が和らぐとさらに血流も良くなります。
またお風呂では全身に水圧を受けているため、出浴すると圧力から開放され、全身に勢いよく血を巡らせることもできます。
また、40℃程度のぬるま湯では副交感神経が優位になることもわかっています。
夜にしっかり副交感神経優位にすることで、心地よく入眠することができ、睡眠の質も高まります。
そのことによって朝の目覚めも良くなり、交感神経優位へのスイッチもスムーズになることで、一日のメリハリを付けやすくなるのです。
自律神経が整うと食欲が適当になるだけでなく、活動代謝の向上も期待できるため、一石二鳥です。
まだまだ長丁場となりそうなコロナ禍ですが、心や身体とうまく付き合っていきたいですね。この記事を書いた人
箱崎 かおり(はこざき かおり)
物質工学修士・コスメコンシェルジュインストラクター・化粧品成分上級スペシャリスト・ダイエットプロフェッショナルアドバイザー・入浴指導士・デントフェイシャルケアセラピスト・MAQUIA(集英社)公式ブロガー
化学専攻のリケジョという背景から、「科学的根拠のある正しい美容知識」の普及活動に従事。研究会や学会などで取得した知識を美容業従事者、消費者へわかりやすく情報公開し、美容の情報リテラシー向上に努める。美容セミナー講師や記事監修、企業サポートを行う。科学的観点から消費者に心理的・時間的負担を軽減した「お金と時間をかけない美容法」を提案。
公式サイト「理系美容家かおりのキレイになる美容科学」:http://rikei-biyouka.com/
かおりんMAQUIA公式ブログ:https://maquia.hpplus.jp/blog/account/kaorin_maquia/detail
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