
秋の名残を感じながら、森の静けさに身をまかせるひととき 〜12月中旬・林試の森公園での森林浴〜
12月中旬、東京都立林試の森公園で森林浴を行いました。冬に入りつつある時期ではありますが、この日の森にはまだ秋の気配が残っていました。葉を落とした木々の間を歩くと、空気は澄み、音は少なく、自然と呼吸が...
今回は、五感を用いた森林セラピー・森林浴の参加者から、どのような感想があったのか、その内容をお伝えします。共感できることや意外なことなどがあるのではないでしょうか。
対象としたのは、2018年の秋の参加者(ガイドは筆者が担当)で、場所は神奈川県と東京都の森林セラピーロードや都市公園でした。
以下の3つはどの場所でも共通で実施している内容です。
感想は、アンケートへの記入と口頭で聞く、双方の方法で入手しました。
森林セラピー・森林浴に参加したきっかけは様々ですが、森林が健康に寄与していると思われている人たちが増えているようです。

参加してよかったという声が多く寄せられ、その理由としては、気持ちが落ち着いた。充実した時間を過ごせた。説明(樹木のことや森林浴効果など)で、マメ知識が得られたことが挙げられていました。
五感を用いて森林を楽しむことに対しては、ほとんどの方がこれまでやったことがないことでした。多くの高い評価がありました。
一度体験したことからか、今後も五感を用いた森林浴を楽しみたいという声は多くありました。
森林には、
「ストレスホルモンを減少させる」
「がん細胞などを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる」
「血圧を正常化させる」
などの様々な機能があることがわかっています。
そのことから、ハイキングやトレッキングなど森林に何かをしに行くのではなく、「森林のもつ機能に何かをされに行く」という言葉も登場しています。
森林空間に行く、そのことだけでも効果があるからです。
「森に何かをされに行く」 続けてみませんか?
この記事を書いた人

高田裕司(たかだゆうじ)
中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント、森林インストラクター
親子、小学生から高齢者までの様々な方のご案内を担当。NEALインストラクターでもある。
植物の生態やネイチャーゲームを取り入れた臨機応変な対応には定評があります。
経営コンサルタントとして、農業者支援を数多く実施。50坪ほどの家庭菜園での野菜づくりとランニングが趣味。

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