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汗をかきやすい夏は不調改善のチャンス?!

汗をかきやすい夏は不調改善のチャンス?!
神奈川県の「未病の改善」に取り組む箱根でのプロジェクトの企画をしている神奈川県の「未病の改善」に取り組む箱根でのプロジェクトの企画をしているはこねのもり女子大学 事務局の初山です。

県西未病観光コンシェルジュとして漢方医学の視点から夏の養生のヒントをお伝えしたいと思います。


カラダの不調はココロの不調の表われ?

キビシイ暑さが続きますね。夏を楽しんでいますか?人によっては体質によって、この暑さが体の不調をあぶりだします。

また皮膚は内臓の鏡らしいので日々の食事や運動、過ごし方が顔色、艶などに反映されています。
ただでさえ暑い気温の中、「痛い、痒い、痺れる」などの症状が出ていれば、気持ちも滅入りますよね。

私はアレルギー体質なので内臓が弱って出る場合と、外的要因によるアレルギー症状どちらも影響を受けてしまいますのでつらいところですが、ただ、思うのです。
大病して入院を余儀なくされるよりはいいだろうと。
そこまでいかず手前で体から不調アナウンスがあるから気を付けるし休養せざるを得ない。

まさに未病の状態ですね。
どうしても仕事が忙しかったりして、不摂生な生活になっているときは逆に体に悪い食べ物を体が欲しがります。
さらに悪化させることに・・・
どこかで断ち切って、食い改めない限り、体からのお知らせは続くのだろうと思います。
みんなどこかしらに不調を抱えているものだと思いますよね。

また、何を食べると良い。悪い。
など、日本人はことのほか勤勉気質も手伝いせっせと情報を入手して、辛い症状を緩和しようと努力します。
でもトライアンドエラーをして感じるのは、改善に繋がる方法は個人差によるところも大きいことです。
特に気を使っている風でもないのに、健康を維持している人もいますし、試して結果が出ないと迷走しますよね。

それにもう一つ、心の状態もあなどれない事です。
東洋思想の考え方で心身一如(しんしんいちにょ)という思想があります。
※1心身一如とは、「心と身体の状態は不可分なもの」という意味で精神の状態が身体にも影響を及ぼすことを表しています。西洋医学が心と身体は別であるという考え方に基づいて発達してきたとのとは対照的といえます。
「神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ」テキストより

はこじょのコンセプトの「森で学び、森に学ぶ。あたま・からだ・こころ」は心身一如の思想がベースにあります。
 人間、動物、植物、すべて相互関係にあって、活かし合う意識がより強くなっていく時代に移行していると感じます。
昨今のオーガニックブームやエシカルファッション、サステナビリティなどの考え方もその表れで、人も自然界の一部として存在しているのだよ。
その意識をベースに生活しましょう。
そうすれば結果、体や心もよくなる。に繋がっているのだと思います。


自分の体に耳をすませ、調理した旬のものを取る 



日本は4つの季節がはっきりしているわけですが、季節に合わせて体や心も変化しています。

春は冬に溜め込んだ毒の排出の季節です。
花粉などに反応する人は、くしゃみや湿疹に悩まされ排毒もきついですよね。
でもそのあとの夏は体温上昇にともない汗が出やすく血液循環もアップして体質改善しやすい季節なのです。

そこで体質改善の取り組みとして食事のとり方が重要になりますが、この季節は酸味を取ることです。
暑い季節は特に乳酸(疲労物質)が溜まるのでアルカリ性食品の摂取で緩和されます。
昔の人は本能的に旬の野菜を体が楽になる調理方法で摂取していたと思われます。
身土不二といいます。
※2 身土不二とは、マクロビオティックの考え方の一つで人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方で、明治時代に石塚左玄らが唱えた。

夏に採れる野菜をピクルス液につけて冷蔵庫で冷やしておけば、朝食の食卓のりっぱな一品になります。
カットしてジップロックにつけておけばいいだけですし簡単にお酢をとれます。
もちろんぬか漬けも夏こそ漬けやすいし、おいしいですよね。

夏の葉物なども海藻(アルカリ食品)と一緒に三杯酢にしたり、私は昨年の秋から畑を耕していますが、ニンジンの葉っぱも捨てずに、ちりめんじゃことゴマと鷹の爪などで炒ってふりかけにしたり。ごはんに混ぜて炒飯にするなど。
食べたあと、体の調子が良かったものを楽しく続けています。

夏は体力維持ができる生活を意識する。
汗をかき、外に排出する力をつけると元気に近づける季節なので、よく動き、よく寝て、よく排出(便や汗で)しておく事が秋に向けての一番の養生になりますので意識して体力美人を目指しましょう。


この記事を書いた人


小松 英恵

 

「はこねのもり女子大学」スタッフ

神奈川県 県西未病観光コンシェルジュ

食生活アドバイザー

 自身が幼少の頃より未病と共に過ごしてきた事により、自然療法に興味を持ちました。今も楽しみながら自分にあった改善の方法を日々模索中。最近の楽しみはハーブの効能について自身の体で実験すること。

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