今年は桜の開花が早まりそうですね。
楽しみなお花見シーズンですが、気を付けなければならないのはお酒の量。
適度な飲酒はいいですが、飲みすぎると身体にも負担が大きくなるアルコール。上手にお酒と付き合う術を学びましょう。
アルコールが体内栄養素を消耗
アルコールを摂取すると多くのビタミンやミネラルを消耗します。
そして、利尿作用によって体内の栄養素が排出してしまったり、逆に身体の中に栄養素が吸収されづらくなったりしてしまうのです。
ナトリウムが不足すると疲労倦怠感、亜鉛やビタミンB群が不足すると肌荒れの原因に。
糖分が不足すると頭痛やだるさ、食欲不振などを引き起こす可能性もあります。
このように、過度なアルコールの摂取は不調の原因にも繋がるのです。
「今日は飲むぞ!」という日には、柿
今日はしっかり飲んでしまいそうだな……という日には、飲酒前に柿を食べることがおすすめです。
柿に含まれるポリフェノールの一部「タンニン」は、アルコールを吸収しづらくする役目と分解を促進する働きを持ち合わせています。
その上、ビタミンCも豊富なので二日酔い予防にも効果的。
からあげや焼き鳥など揚げ物をおつまみとしていただく場合には、レモンを一絞りしていただくよう意識するとビタミンCを摂取できて◎
空腹のまま飲酒するのではなく、必ず固形物を胃の中に入れてからお酒を飲むことや、水をこまめに摂りながらお酒を飲むことも定番ながら大事なことです。
少し意識するだけで、悪酔いや二日酔いを避けることが出来るはずですよ。
「飲みすぎたな……」の次の日には、グレープフルーツ
飲みすぎてしまった翌朝には、断然フルーツがおすすめです。
ビタミンやミネラル、水分量が豊富なフルーツは前日の飲酒でヘトヘトになった身体を補填してくれる成分がたくさん詰まっています。
特に、つらい二日酔いに悩まされている時にはグレープフルーツが最適です。
グレープフルーツには、二日酔いの原因となる成分「アセトアルデヒド」の分解をサポートする働きの物質が含まれているため、症状の融和に効果的といわれています。
また、ビタミンCにも同様に「アセトアルデヒド」を分解する作用が期待できるため、いちごやオレンジなどビタミンCの豊富に含まれるフルーツを積極的に摂るのも◎
疲弊した身体に癒しをオン
過度なアルコール摂取や、飲み会での暴飲暴食が続くと胃腸や肝臓をはじめ、身体全体に疲れが溜まりやすくなります。
倦怠感のともなう身体の疲れを放って置くと、どんどん疲れが増していく可能性も。
水分補給と栄養補給、良質な睡眠をしっかり取った後には、リフレッシュをする時間を設けてあげることがおすすめ。
例えば、お散歩。
近隣の公園に出かけて行ったり、太陽の出ている時間にゆったりと一駅分歩いてみるなど、太陽の光を浴びてのんびりする時間を作ってあげると新鮮な空気に身体も心もリフレッシュするはず。
ポカポカ温かい太陽の光に深呼吸したくなるほど澄んだ空気に出会えるかもしれません。
休日には少し遠出をして、箱根や小田原の冬自然を満喫するのもおすすめ。
ゆったりとした大自然に触れた後には、様々な源泉の温泉で手足指の先までリラックスした極上の時間を過ごせること間違いなしです。
この記事を書いた人
岩間 歩
ヘルシーフード&ヘルスケア インストラクター
健やかに毎日を過ごすために必要なTipsを提案。
こころとからだに嬉しいヘルシーフードに特化。
執筆やレシピ提供、イベント開催など幅広く活動中。
フード、ヘルスケア全般の記事を担当。