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Ghee(ギー)を取り⼊れて夏バテを予防しよう

Ghee(ギー)を取り⼊れて夏バテを予防しよう

暑さと湿度が年々増す⽇本の夏。

今年も梅⾬明け前から厳しい暑さに⾒舞われて、熱中症の他にも寒暖差や気圧の変化による⼼⾝の不調や乱れを感じている⽅が多くいらっしゃる気がします。

 

毎⽇変化する気温や湿度に適した洋服を選ぶように、その時の感覚で⾷べ物や飲み物を選び、何をするかなどの⾏動も柔軟に対応する⼯夫が必要だと感じます。

 

これから訪れる夏に体調を崩したり、夏バテしたりしないように、夏を快適に過ごす為の万能アイテム"Ghee(ギー)"についてご紹介します。

 

Ghee(ギー)は、動物性のミルクからとれる純粋な乳脂肪分で、アーユルヴェーダの古典『チャラカ・サンヒター』では、『記憶⼒・知⼒・消化⼒・精⼒・オージャス(活⼒)を増⼤させ、毒物、錯乱、疲労、不幸、発熱を除去し、すべての油脂類で最も優れている』とされていて、その効果効能は1000以上(無数)あるといわれています。

 

オイル(油脂)と聞くと消化するのに時間がかかると捉えがちですが、上質なオイルは消化や代謝を助けてエネルギーとなります。特にGhee(ギー)は中鎖脂肪酸で素早くエネルギーに変換し、腸内環境を整える短鎖脂肪酸も豊富です。また、アーユルヴェーダでは消化液の分泌を促し、"Agni(アグニ)=消化の⽕"を燃え⽴たせ、安定させるといわれています。

 

"Agni(アグニ)=消化の⽕"はアーユルヴェーダでは13種類に区分されています。

胃のAgni(アグニ)が1つ、肝臓のAgni(アグニ)が5つ、組織内でのAgni(アグニ)が7つ。

これらの13種類のアグニが順調でなければ、⾷物を消化することが出来ず、未消化物として体内に毒素(アーマ)が蓄積され、夏の不調や夏バテが起こります。

 

分かりやすくお伝えすると、胃腸と肝の機能を低下させないのがポイントです。

その為に冷たい⾷事や飲み物を控えることです。冷性のものはAgni(アグニ)を弱めてしまい、消化⼒を低下させます。

 

☑体の怠さ

☑体が重い

☑疲れがとれない

☑お腹が空かない

☑⽪膚表⾯が冷たい

これらの症状を感じている場合には、Agni(アグニ)の働きが弱くなっている証拠ですから気をつけてくださいね。

 

Ghee(ギー)を⽇々、適量摂ることで夏に奪われやすい体⼒や免疫⼒を向上させることができます。

Ghee(ギー)は、既製品として販売されてもいますが、市販されている無塩バターから簡単にご⾃分で作ることができます。

作り⽅のご紹介をしますので、是⾮ご家庭で⼿作りしてみて下さい。

 

Ghee(ギー)の作り⽅》

⚫⽤意するもの

・無塩バター(私はグラスフェッドバターを使⽤してます)

・保存瓶(煮沸消毒しておく)

・不織布のクッキングペーパー

・お鍋(ホーローかステンレスが適してます)

 

⚫⼿順

①鍋に無塩バターを⼊れて中⽕にかける
②バターが溶けたらごく弱⽕にする
③⼤きな泡がはじけてパチパチと⽔分が蒸発する⾳がし⽩く濁ってくる
④⾳が静まり、泡が細かくなる
⑤バターが⻩⾦⾊に変わり、良い⾹りがする
⑥鍋を少し傾けて鍋底をみると⽩いカス(タンパク質)がこびりつきはじめる
⑦鍋の縁にも少し焦げがつき始めたら⽕を消す
⑧熱いうちにクッキングペーパーで濾して瓶に⼊れて完成

 

⚫作る時の注意点

・強⽕でつくらない

・加熱中は絶対混ぜない

・⽕元から離れない

・時間と⼼にゆとりがある時につくる

・⼿順⑥〜⑦の間で焦がさないようにする

 

⚫保存⽅法

・常温または冷蔵

出来上がったばかりのGhee(ギー)は⻩⾦⾊で液状ですが、低温になるとバターのような⻩⾊になり固まります。ごく稀に真っ⽩になってしまうことがあります。それは雑菌が混在してしまった証拠なので⾷⽤は控えましょう。

⻑期保存が可能ですが6ヶ⽉以内に使い切るのが理想です。

 

《Ghee(ギー)の②つの活⽤法》

①⾷べる

Ghee(ギー)はどんな⾷材とも相性が良いので、バターを使う感覚で毎⽇取り⼊れましょう。

トースト、ライスにトッピングしたり、おにぎりやピラフなどに混ぜたりするのも美味しいです。

カレーやスープに⼊れると隠し味にもなりコクが出て旨味が増します。⼿軽に⽩湯やコーヒー、ホットミルクなどの飲み物に⼊れるのもオススメです。

⼀⽇に⼤さじ1杯(15ml)を⽬安に取り⼊れてみて下さい。

 

②塗る

Ghee(ギー)には⾚みや炎症、肌荒れを抑制する効果があります。⽇焼け後の保湿や⽕傷などの傷⼝にも使⽤可能です。保湿効果が⾼いので夜のスキンケアとして化粧⽔後にもお使いいただけます。⽔仕事の前後のハンドケアとしても安⼼です。

ただし直射⽇光は避けた⽅が良いので、⽇中の使⽤は注意してください。

 

アーユルヴェーダは、⾃分のライフスタイルに寄り添う養⽣法です。

オリジナリティを⼤切に、⽇常にうまく取り⼊れて夏バテ予防をしましょう。

そして、暑い夏を楽しみましょう!



この記事を書いた人

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【プロフィール】

Chico(ヨガインストラクター)

 

2008年にヨガに出会い、その頃に抱えていた身体の不調が改善され、それをきっかけにヨガに興味を持ち、2009年より指導者の道に進む。

様々なヨガスタイルを経験し、2015年からアーユルヴェーダとアイアンガーヨガを学び、2021年4月にスリランカ政府認定のアーユルヴェーダアドバイザーの資格を取得。『Beauty&Well-Aging』をコンプセプトに、ヨガとアーユルヴェーダを通じて、健やかで、快適な毎日の過ごし方を提案している。オリジナルのレギュラークラスやイベントクラス、ワークショップなどを湘南・西湘エリアを中心に主催。また、企業向けのヨガクラスや自治体主催のイベントにも多数参加。

アーユルヴェーダの知識を活かし、商品開発・監修やメニュー開発など食に関わるプロデュースにも携わり、2022年12月に辻堂にアーユルヴェーダをコンセプトにした南インドカレーの店"PURNA EAT&STUDIO"をオープン。


<patagonia プロセールス/Real Stone アンバサダー>

 

 

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