
「植物の力で自分を慈しむ」温かなハーブボールで整えるセルフケア
伝統医学から生まれた癒やしのツール古くから人は、その土地の風土に合わせた「家庭の医学(伝統医学)」を大切にしてきました。インドのアーユルヴェーダにルーツを持ち、タイで独自の発展を遂げた「ハーブボール」...
だんだんと寒さも増してきますが、冬至を境に日の長さも少しずつですが
長くなってきましたね。
2020年は外に出歩けない「緊急事態宣言」状態もあり空白な時間もあり
あっというまに時がすぎ、なんだか不思議な1年の時の流れを感じる人も多かったのではないかなと思います。
当たり前のことが、当たり前ではなく、一瞬で私たちの生活スタイルも変わりました。
物を購入するときに、目の前に立ちはだかる人と人の間に透明なシートも違和感でしかなかったのも記憶に新しいなか、そんな違和感も不思議なもので、すっかり慣れてしまいましたね。
食の世界も当たり前であった「人と一緒に作って食べる」という行為が本当に尊いものになってしまい、食事中も楽しくお話しすることさえも控えなくてはいけないというこのご時世。
なにを楽しみに「食」を楽しんでいいのすら、わからなくなってしまいますよね。
私は食を生業にしていることもあり、この1年間「食」という行為への楽しみ方と伝える方法を模索しました。
ただオンラインで繋ぐだけは、面白くないので私が信頼のある農家さんから、食材を仕入れてその食材を私が1つ1つ梱包して、参加するみなさまのお家へ届けしました。
離れていても同じ産地・生産者さんの食材を使うことで、食材の触感・匂いは同じものを感じてもらう機会を創り出すことで、今までには気にすることすらなかった不思議な一体感を感じることが出来る仕掛けを作ることができました。

もしかしたら、ここまで感じたことないセンサーを使うことで鈍っていた五感を研ぎ澄ませようと意識することができたのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響が少し下火になったタイミング、なんとなく少人数のイベントが、少しずつ緩和され、わたしたち人も人との交流が恋しくなったときに、畑で育ったさつまいもを堀り、その場で焼き芋を焼き、食べるという内容の少人数のイベントを、企画させて頂きました。
募集人数も大人数にすることができないこともあり、あっという間に定員になりました。普段、畑という存在が遠い方もいらっしゃったかもしれません。

今までの太陽の光の暖かさを、土の中に蓄えているエネルギーを感じます。
そして土の柔らかさを指先で感じます。
焦げ茶色の土からは想像できないこのふんわりとした土を掘り進めると、コツンとあたるさつまいもの物体。

えいやと引っ張ると、次々にさつまいも達が連なって、まさに「芋づる式」に大から小までのさつまいも達が、顕わになります。
出てきたさつまいもを、壺の中に入れてじっくりと美味しくなるまで、待つ。火の周りに近づくと、寒い外気で心も温まるほっとする火の温かさ。
そっと手を差し伸べると、冷え切って敏感になっている指先が、むしろ熱く感じてしまいますが、その少し痛いような熱さは、むしろ心地よく少しでも火に当たっていたいと感じるほど。
ゆらゆらと絶え間なく揺れ続ける火のゆらめきを見ていると、時間をすっかり忘れてしまうのは人間の本能なのでしょうか。
また同時に耳で感じさせてくれる枯れた葉っぱや小枝がパチパチと不揃いのリズムで私たちの耳を楽しませてくれるちょっとしたエンターテイメント。
さつまいもが焼き芋へと姿を変わっていくゆっくり流れる時間を感じることに、新鮮さを感じ、また距離を保ちながら参加者と一緒に過ごすこの時間が豊かさに繋がるのでした。
いつまでも、そしてまたすぐにでもこの時間を味わいたいと思えるような愛しさは、なんだか恥ずかしいようで、近過ぎない遠すぎることのない距離が人との嬉しい気持ちになるのでした。
そんな時間をゆっくり過ごしながら、出来上がったほくほくのさつまいもの皮はぱりっと唇を楽しませ、ちょっとした焦げ目のほろ苦さを口から鼻で感じ、じゅわ〜んとお口いっぱいに広がるさつまいもの温かい甘み。
なんて、美味しいのでしょうか。
もしかしたら、焼き芋に対して味以外で感じる美味しさの感動を見出すことができなかったかもしれないし、見つけようとしなかった。
今まで、当たり前のように出来ていたことが、やりたくても実現することが難しくなってしまったこのご時世。
もちろん、なんだか切なくなってしまうこともあるというのは、嘘ではないけれど、「出来ない」をそのまま鵜呑みにするのではなく、ちょっとした工夫をするだけで、もしかしたら前よりも、食材の楽しみ方を味わい、人としてなんだか豊かになれる五感のアンテナを学ばせてくれた気がします。
どんな時にでも、心のあり方次第では、楽しさを教えてくれる、全ては自分のあり方なのかもしれないな。
せっかく「無」を味わうのだったら、とことん味わいたいと思うのでした。
この記事を書いた人

丸山寛子(まるやま ひろこ)
食卓をコンセプトにしたシェアキッチンハウスmogmogはうす主宰
食の発信者
〜胸きゅんする食材を求めて~
あなたにとって『美味しい』とは何ですか?
食で人と出逢いを繋ぎ
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たくさんの人と楽しくご飯を食べて、美味しい
素材の味を噛み締めることができて、美味しい
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