はこじょ講師の龍崎です。
冬至を過ぎて2か月弱経ちましたね。
少しずつですが日が暮れるのも遅くなってきたのを感じます。
春の訪れまではもうしばらくですが、まだ見ぬ春に心を寄せて心穏やかに過ごしていきたいものです。
みなさんは「時間がある」と思って過ごすことが多いですか?
それとも「時間がない」と思って過ごすことが多いですか?
今日のテーマは「あなたの時間」についてお話を進めていきたいと思います。
「時間の使い方」以前に「あなたの時間の捉え方」であなたが本当にやりたいこと、やるべきことがはっきりしてくるかもしれません。
興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。
「時間」は繰り越し不可?「時間銀行」という考え方
みなさんは「時間銀行」という言葉をご存知でしょうか?
「時間」に関しては毎日地球上にいる全ての人に平等に振り分けられているものです。
「時間銀行」の考えに合わせてみると、夜日付が変わる時には口座残高はゼロになってしまう、そして預金はできない性質を持つというものです。
お金は預金や繰り越しができますし、睡眠に関しても「寝だめ」という言葉がありますね(身体的な根拠は諸説ありますが)
普段行っていることや仕事に関しても「翌日に繰り越す」ということもできます。
しかし「時間」に関しては唯一「翌日に繰り越すことができない性質を持つ」ということです。
毎日、新しい時間が振り込まれて、その日のうちに使い切らなければ、それを失うことになります。
つまり「時間」に関して言えば、どう使おうと、どう過ごそうと、毎日新しい一日が始まるということです。
「時間」というものの大切さに気がついた時、人は本気で自分に与えられた「時間の有限性」に気がつくようです。
あなたは「時間の有限性」を意識したことはありますか?
人はいつ死ぬのかは正直なところ誰にも分かりません。
だから日々をなんとなく過ごしがちなのかもしれませんが、人生の諸先輩方から教えて頂くお話によれば
*年齢的に自分の最後を計算してみたら意外と時間がないことに気がついた!だから「今」を大事に生きようと思う
*自分じゃないけど、大切な家族の終わりを感じるようになってからこれからの過ごし方、「時間」に対して真剣に考えるようになった
*身近な存在の死を通して、日々の過ごし方や生き方を見直すようになった
などなど…
比較的お若い方よりも人生の先を行けば行くほど、自分の行く末がうっすらでも想像できるようになることで
「この時間をどう使うのか」
ということに対してとても貪欲になっていく感じがします。
あなたは「時間」について真剣に考えたことはありますか?
「この違いって何なのだろう?」
と人生レベルで言えばひよっこの私も自分自身を振り返ってみたところ
時に困ったことでもなければ、なんとなく生きてもこのままなんとかなっちゃうとか、朝起きればまた明日が始まるとか
むしろ真剣に「時間」について考える機会もなければ、教えられる機会もなかった気がします。
しかし、たとえ時代の流れ、周りの流れに合わせて過ごしていたとしても
「あれ?このままでいいの?」
と自問自答し始めた時にあなたは自分に与えられた時間について考えるようになり、「時間の使い方」に向き合い始めることで
あなた自身が次のステージに、自分の道へ進むタイミングなのかもしれません。
前回記事でもお伝えしましたが、当たり前だと感じている時ほどそのものに対して有難みが薄れていきます。
前回記事は
こちら「心に太陽を、感謝の光を感じながら生きる方法」http://hakojo-lab.jp/media/2019/01/04/233
ひとりの空間や時間を持つことで「時間」の捉え方が変わる?
「時間のありがたみ」を感じられている時は「時間」をどう使うのか真剣に考えているはずですが
*よくわからないけど、毎日同じことを繰り返しているだけで面白くない
*自分の人生に生きがいや喜びを見出せない
と自分の人生や生活に対して不満を抱いている時は
あなたは「時間が有限である」ということに気がついていないのかもしれません。
または分かってはいるけど、それを感じないようにして、本当の意味で自分と向き合うことを避けているのかもしれません。
「時間がない」と感じている方ほど、自分ひとりの空間や時間をほんの少しでも持つことで「時間」に対する捉え方、考え方が変わると思います。
同じ仕事や生活をしていても自然界の中に身をおくことで、そこにいる間だけでも時間の流れが切り替わります。
最近日々が超特急に感じている方はほんの少しの工夫で自分のための質のよい時間の過ごし方を取り入れてみてはいかがでしょうか?
そのひとつに「森林浴」や「森林セラピープログラム」というものがあります。
興味のある方は是非こちらのサイト内を探索してみてくださいね。
今日が最後の日だと分かったら…あなたは今日をどう捉えますか?
時間は有限です。そして「限られた時間をどう使うのか?」
はあなたが決めることができます。
むしろそれぞれの時間銀行に振り込まれた時間は「本人」しか使うことができないのです。
もしも今日自分にとって嫌なことが起こったとしても、今日があなたにとって最後の日だとしたら…
その物事に対する捉え方、あるいはその後の過ごし方
はきっと違ったものに変わっていくでしょう。
「時間が有限である」
という意識があるか、ないかで「今」というこの瞬間の捉え方、過ごし方が変わっていくものです。
一日一日…今日という日は、まさに今日が最後なのですから。
どんな日もかけがえのない人生の1ページとして思い切り堪能することができれば
人としてそれ以上に面白いこと、幸せなことはないのかもしれません。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。