松を知らないと人生損?!万能薬の松の効能は凄すぎる話
最近、健康に対して意識が高まっている方が増えてきました。その中でも松や、松葉に注目が集まってきています。コロナ禍の時には、松茶が売り切れたほど、免疫力をあげたい方や健康を維持したい方など松にあやかろう...
「花粉症といえば春」ですが、花粉が⾶ぶ時期は植物の種類や地域によって異なり、⼀年中花粉症に悩む⽅もおります。
環境省による⽇本で報告された花粉アレルギーは、約60 種類で、春の花粉症はスギ花粉を筆頭に、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ(シラカバ)などの樹⽊の花粉があります。これら樹⽊の花粉は、⾵に乗って⼗数km から場合によっては数百km も⾶ぶのが特徴で、スギやヒノキが少ない都市部でも⼤量の花粉が舞うことから春に花粉症の症状に悩まされる⼈が少なくありません。
しかし、花粉症の症状がある⼈もいれば、ない⼈もいるし、治る⼈もいます。
つまり、花粉症は花粉が原因ではなく、それに接触する私達⼈間の体の機能に問題があるのではないでしょうか︖
①遺伝
⼦供に遺伝するのは「花粉症になりやすい体質」である"アレルギー体質"です。アレルギー体質とは、免疫反応が異常に過剰反応しやすい体質のことです。
アレルギー体質は、優性遺伝します。そのためアレルギー体質は、他の体質と⽐べても、親から⼦供に遺伝する確率が⾼いとされています。
②環境
アレルギー体質であっても、住んでいる地域によって花粉症にならない⼈がいます。例えば、沖縄に住む⼈は花粉症にまったくなりません。
中でも「南の楽園」といわれる宮古島はスギ花粉とは無縁の避粉スポットとして有名です。
北海道の釧路もスギが⽣息していないので花粉症の⽅は多くありません。
③ ⽣活習慣
⽣活習慣を整えると粘膜などの防御機構を強化できます。免疫のバランスも保たれ、発症を遅らせる症状を緩和できるのです。
①と②は変えるのが難しいですが、③の⽣活環境を変えることは、体質改善に繋がるので、アレルギー体質を克服できることにも期待できます。
アーユルヴェーダでも⽣活習慣を⾒直すことで、エネルギーバランスを変えて体質を整えることを推進しています。
❶ 太⽩ごま油で体を冷やさない
⼿⾜を含め体を冷やさないことは勿論ですが、特に頭部を冷やさないようにしましょう。花粉症の⽅でも頭痛が起こりやすい⽅は、特に、洗髪後の髪を早めにドライヤーでしっかり乾かしましょう。
頭にキュアリング(熱消毒)した太⽩ごま油を塗ると頭⽪の冷えを防ぐことができます。
この太⽩ごま油は、⾜の裏に塗るのも冷え性改善に良いといわれています。体を温めて⾎管を拡張し、⾎流を良くしましょう。
❷ ジャラネティ(⿐洗浄)をする
ジャラは⽔のこと、ネティは⿐洗浄のことですが、真⽔で⿐洗浄を⾏うと浸透圧が低いためツンとした痛みを感じますから、体温よりも若⼲温かい⽣理⾷塩⽔のお湯(0.9%⾷塩湯、38〜40°C 前後)でおこないましょう。
⿐洗浄⽤のネティポット(専⾨店で購⼊できます)を⽤意し、適温のお湯を⼊れます。これを、⿐を横に向け左の⿐から差し込み、お湯を流します。
するとそれが反対の⿐孔から出てきます。反対も同様におこないます。最後は、フンッフンッと、勢いよく⿐から息とお湯を吐き出すことをしてください。
⿐が乾燥しやすい⽅は⿐洗浄の終了後、❶と同様の太⽩ごま油などを綿棒などに浸けて、⿐腔内に塗っておくとよいです。
❸ ⾷べる物(⾷事)をコントロールすること
アーユルヴェーダの味覚学による『⾟、苦、渋』の味を多くすると体内の巡りが良くなり⽼廃物も流れやすくなります。⾟味の⾷物(ショウガ、サンショウ、シナモン、ターメリック、チリなどのスパイス類)は、温性の作⽤を持ちますので積極的にとりましょう。
⼀⽅で冷たい⾷物は粘液を増加させます。特に⽢味、酸味、塩味の⾷物、脂っこくて⾼カロリーの⾷物、消化しにくいものを冬の間から控えるようすると効果的です。特に乳製品(チーズ、ヨーグルト、アイスクリーム)は花粉症の症状が酷いときには控えたほうがよいでしょう。
❹ 適度な運動(ヨガ)や散歩をすること
花粉症の時期は、頭がボーっとしやすかったり、体が重く感じたり、体も⼼もストレスがかかり、筋⾁を緊張させて⾎流を悪くさせます。適度な運動をすることで筋⾁を緩ませ、⾎流を良くさせましょう。適度な運動をすることで、精神を安定させるセロトニンというホルモンが多く分泌されるため、⼼⾝のストレス解消にも役⽴ちます。
呼吸を意識するヨガは⾃律神経を整える効果も⾼いのでお勧めです。
❺ 花粉症に効果的なアロマ
⿐から嗅ぐアロマの⾹りは、視床下部に直接働きかけ、⾃律神経やホルモンのバランスを整えることができます。精油の中には⿐⽔、咳、喉の痛みなどにアプローチし、⿐をスッキリさせてくれる作⽤をもつ種類もあります。
⿐がすっと抜けるようなスッキリとした⾹りのペパーミントは、⿐のうっ⾎の緩和作⽤などがあります。抗ウイルス作⽤や免疫調整作⽤に優れたティートリーは、⻘々とした⽊々を思わせる、すっきりとした爽快な⾹りが特徴的です。リラックスでおなじみのフローラルな⾹りのラベンダーは、花粉の季節のイライラを鎮めたいときに活躍してくれます。これらに⾃分の好きな⾹りをブレンドするのもお勧めです。
毎⽇の⼩さな積み重ねが、体や⼼を快適にしてくれます。
私もヨガとアーユルヴェーダのお陰で花粉症の重たい症状は全て改善されました。
是⾮、皆様もお試しください︕
この記事を書いた人
【プロフィール】
Chico(ヨガインストラクター)
2008年にヨガに出会い、その頃に抱えていた身体の不調が改善され、それをきっかけにヨガに興味を持ち、2009年より指導者の道に進む。
様々なヨガスタイルを経験し、2015年からアーユルヴェーダとアイアンガーヨガを学び、2021年4月にスリランカ政府認定のアーユルヴェーダアドバイザーの資格を取得。『Beauty&Well-Aging』をコンプセプトに、ヨガとアーユルヴェーダを通じて、健やかで、快適な毎日の過ごし方を提案している。オリジナルのレギュラークラスやイベントクラス、ワークショップなどを湘南・西湘エリアを中心に主催。また、企業向けのヨガクラスや自治体主催のイベントにも多数参加。
アーユルヴェーダの知識を活かし、商品開発・監修やメニュー開発など食に関わるプロデュースにも携わり、2022年12月に辻堂にアーユルヴェーダをコンセプトにした南インドカレーの店"PURNA EAT&STUDIO"をオープン。
<patagonia TO UNITED ARROWS プロセールス/Real Stone アンバサダー>
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私がインド・スリランカの伝統医療"アーユルヴェーダ"に興味を抱いたのは2014 年の冬です。ヨガのイベントのケータリングで南インドの定⾷である"ベジミールス"を初めて⾷べたのがきっかけでした。カレーの...