みなさん、こんにちは!はこじょ講師の龍崎です。
いよいよ気温もぐっと下がり本格的な冬本番を迎えようとしていますね。
みなさんは冬の間はどのようにお過ごしでしょうか?
特に朝晩は冷えるので布団からなかなか出られない~という方も多いのではないでしょうか?温かい布団の中は本当に気持ちが良いですよね。
しかしそんな時期だからこそ暖かくして軽くでも外にお出かけしてみることをお勧めします。
みなさんは「ラーニングピラミッド」という言葉をご存知でしょうか?
今日のテーマは「ラーニングピラミッドから考える森林浴の効果と癒し」という内容でお届けしたいと思います。
興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。
ラーニングピラミッドってなに?
まず簡単に「ラーニングピラミッド」という言葉をご説明します。
ラーニングピラミッドとはアメリカ国立訓練研究所の調査によって、そのことに対してどのようなアプローチをするかによって学習の定着率が変わってくるという研究結果により生まれた言葉です。
下記の図をご覧頂けるとより分かりやすいと思います。
この図のピラミッドの上の方は「受け身的な学習」と言われるもので人の話を見たり、聞いたりするいわゆる情報を受けとる側、「自分」が受け身となって学ぶスタイルです。
一方でピラミッドの下の方は「主体的な学習」と言われるもので自らが体験してみる、さらに自分で説明をするという「自分」が主体となって学ぶスタイルです。
日本の教育現場でも少しずつ「アクティブ・ラーニング」という考えが取り入れられるようになってきたそうです。
つまり従来の暗記型の授業や試験ではなく、「みんなで考える・教え合う」という生徒自らが主体となって学習するスタイルの授業に変わりつつあります。
ラーニングピラミッドの理論から考える森林浴
はこじょ森林セラピーラボでは「森林浴」や「癒し」にまつわる様々な情報発信をさせて頂いております。
おかげ様でこうしたウェブサイトの記事を読んで頂くことで「森林浴」に興味を持って頂く機会も増えてきました。
今の時代インターネットで検索すれば何でも知れるとても便利な時代です。
その一方で簡単に調べられる分、「自分で体験する」に至らないこともあると思います。
よくある「見て満足する」「聞いて満足する」というパターンですね、私もたまにありますが…
しかし今回テーマにさせて頂いた「ラーニングピラミッド」の理論に基づけば
【自分が主体になって行うことで学習の効果も高まる!】ということですので、「森林浴」に関しても同じこと、「体験する」ということでより一層効果が高まるのではないでしょうか?
もちろんインターネットや動画検索サイトなどで「画像」や「映像」をみることも、一種の自らが主体となって行う行動になります。
時間がない方などはそのようなツールを上手に使いこなすことも大切だと思います。
しかし声を大にしておススメしたいのが「森林浴」に関してはやはり「リアル」の自然を味わうことに魅力があり、癒しの効果もその場で感じることができます。
リアルな自然こそ、あなたを癒す
不思議なもので生のリアルな自然はやはり「五感」をフル活用して味わうことができます。
【観る・聴く・嗅ぐ・触る・味わう】ほんの一瞬でもその空気の中に溶けこんでいくような一体感こそ、思考に縛られず「いま」という時に身をゆだねるナチュラルな自分になれる瞬間です。
「何者でもない自分」
を感じる体験は時に心と身体に最大限の癒しを運んでくれるでしょう。
あなたには名前があります。
あなたには家族の中で「父」「母」「子」など名前があります。
あなたには社会的立場の名前があります。
そんな中で普段身につけている肩書や名前を忘れてしまうぐらい自然体な自分を発見してみてはいかがでしょうか?
「何者でもない自分」
自然のなかであなたは「本当のあなた」を見つけることができるかもしれません。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。