みなさん、こんにちは。
はこじょ講師の龍崎です。
昨年は月1のペースで箱根を訪れていたのですが、今年はまだ1回程度。
そろそろ箱根の優しい雰囲気や空気が恋しくなっている今日のこの頃です。
今回のテーマは『自立』についてお伝えしていきます。
その中でも『精神的自立』ということにフォーカスしてお話を進めていきます。
精神的自立とは
「精神的自立」は日常での様々な場面でも当てはまる内容です。
今回テーマとする「自立」は経済的な自立ではなく、自立というのは何も物理的なことだけを指すのではありません。
自立という言葉は様々なシーンで使われる表現です。
応用力のある方はご自身、あるいはあなたの身の回りの方に当てはめて考えてみると面白いかもしれません。
自分の体験に重ねて本テーマ「精神的自立」について考えてみるとより理解が深まると思います。
では本題に移りましょう。
みなさんは『自立』という言葉に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
・親や子に対して使う自立という言葉としてはは、子供を自立させたい…
・またはすねかじりをしている親元から自立したい…
・同棲中のパートナーあるいは夫旦那・妻から自立したい…
・社会人として自立した大人になりたい…
など自立には色々な背景やニュアンスが含まれています。
人間にとって本当に必要な自立
人間にとって本当に必要な自立って一体何なのでしょうか?
経済的に自立していれば精神的に自立していると言えるのでしょうか?
それではある日常の場面を例えに「精神的自立」について考えてみましょう。
親や上司、自分以外の他人に言われたことをしっかりとこなす人は、一般社会ではまさに真面目で優秀な人として評価されていることでしょう。
この中に自分自身はどうしたいのか?どう思うのか?という「自分」がしっかり持てている場合は、仮に独りで何かを成し遂げなければいけないような状況でも、自らの想像力を働かせてその問題に取り組むことでしょう。
「自分」を持てていない状態で言われたことをただこなすだけの場合は、他人がやらせたいことを自動的にやってくれるだけの人になってしまっているかもしれません。
万が一あなたは他人の言動で自分の気持ちや自信、仕事に対する想いが揺らぐようでしたら、「精神的に誰かや、何かに依存している可能性」があるかもしれません。
ここでは他人に従うのはよくない!と否定しているわけではありません。
これは親子関係や仕事の場面に限ったことではなく、大人になってからはどのような関係性であろうが「精神的に自立した人間同士の関係」である必要がないでしょうか?ということです。
常におんぶにだっこの関係性は長続きしません。
日々の人間関係においても同じことが言えます。
「誰かが何とかしてくれるだろう…」
と心のどこかに「依存心」や「甘え」があるうちというのは、人間として成長の機会を逃してしまいます。
もちろん表面的に変わることを望んでもいても、現状に変化が見られないのであれば心の奥底では誰かに対しての依存心や甘えがあるのかもしれません。
「変わりたいのに変われない」方は、自分の心にそうした「甘え」の部分がないかを考えてみてくださいね。
何事においても「まずは自分でやってみること」です。
できない理由より先にどうしたらできるようになるのかを考える癖を持つことです。
自分の頭で考えた上で、人の話を聞き、自分の中に取り込み、自分の言葉にかみ砕けた時にただの情報が自分の体験となり、知恵となる時です。
自分はどう思っているのか?どうしたいのか?まずはしっかりと自分を持つことです。
自分がないと思う方はこれから自分を育んでいきましょう。
自分を育むシンプルな方法
自分を育むシンプルな方法は「独りで何かをやってみること」です。
独りで何かをするのが苦手な方は、まずは近くの自然のある公園にでも行って森林浴でもしてみてはいかがでしょうか?
森の中にいる時は家の中にいる時よりもずっと心が静まり返り、あなた自身を感じられるでしょう。
そしてほんの少しでも独りで何かをするのに慣れてきたら独りで箱根を満喫してみてはいかがでしょうか?
グループで行くのも楽しい箱根ですが、独りで箱根を散策してみるとまた違った楽しさを味わえることでしょう。
最後になりましたが「精神的自立」を達成する時、「ほんの少しの勇気」と「自信」が持てていることに気がつくかもしれませんよ。
この記事を書いた人
龍崎 紗也加
ヨガインストラクター・はこねのもり女子大学講師
体と心に効くヨガを提案・実践中。
海の近くに移住し、ヨガ・サーフィン・野菜作りなど自然と親しむ生活を送っている。