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ネット依存の影響~ストレートネック、座りすぎ、ブルーライト~

ネット依存の影響~ストレートネック、座りすぎ、ブルーライト~
森林セラピーは、緑豊かな自然環境の中で、いまの日常生活ではあまり使われなくなってしまったかもしれない五感を使って、心身の癒し、健康維持・向上を目指すアクティビティです。

特に、自然から離れて生活しがちな都市生活者にとっては、森林セラピーによって、都市と自然のバランスをうまく調整してくれるものとなります。

さらに、モノやデジタルであふれがちな生活者にとって、自然は希少価値にすらなってきています。

都市生活者、デジタル生活者にとって、ともすると陥りがちなリスクとなっているのがネット依存です。
ネットにはある種の依存性があります。

ネット依存については、以前「ネット依存と森林セラピー」という記事 も書いていますので、よろしければそちらもご参考にしてください。

今回は、ネット依存の怖さというのでしょうか、ネット依存に陥ってしまうとどういった症状や問題が起こってくるのかについてまとめます。

身体への影響、心への影響、社会生活への影響、の3つの側面から見ていきます。

1.身体への影響

①首や肩のコリ・痛み

スマートフォンをしていると、顎が少し突き出て覗き込むような姿勢になります。この姿勢になると、首は自然なカーブを描くのではなく、真っ直ぐになります。

これは、通称「ストレートネック」と言いますが、ストレートネックになると、首から肩にかけての負担がいつも以上に大きくなってしまい、コリや痛みの原因となります。

②座りすぎ、運動不足

もとより長時間労働が問題となっている我が国ですが、ネットをしていて、さらに座る時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。

早稲田大学の岡教授は、現代の日本人は座る時間が長く、この座りすぎが健康リスクを高めていることを指摘しています。

実際、オーストラリアでは、座る時間が1日4時間未満の人たちと比べ、11時間以上の人たちは死亡するリスクが40%も高かったという調査結果が出ています。

座る時間が長くなれば、運動する時間も減ってしまいます。運動不足によってさらに健康が危ぶまれます。

③目への影響

長時間連続して画面を見続けることは、視力の低下だけではなく、結膜炎やドライアイなどの目の異常や、めまいを引き起こす原因ともなります。
さらにVDT症候群になると、肩こり、だるさ、イライラ、不安、落ち込みやうつ、などの症状が出ることがあります。

*VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)症候群とは、ディスプレイ、キーボードを使用した作業を長時間続けたことによって起こる病気のことです。テクノストレス眼症とも呼ばれます。

また、パソコンやスマートフォンの画面からは、「ブルーライト」と呼ばれる光が出ていますが、これは太陽光と同じく紫外線を含み、目に負担がかかります。
画面を長時間見続けることによって、若い人でも、目のピント調節がうまくいかない老眼のような症状に悩むこともあります。

④睡眠への影響

スマートフォンに熱中してしまい、寝る時間が遅くなり、生活リズムが乱れ、睡眠障害になることがあります。
夜寝る前にスマートフォンを見て、ブルーライトを浴び過ぎると、寝つきや睡眠の質も悪くなってしまいます。

⑤食生活への影響

ネットに夢中となり、食事に気をかけられなくなると食生活も乱れてきてしまいます。
また、スマートフォンを見ながら食事をすると、咀嚼(そしゃく)がおろそかになり、消化吸収にもよくありません。

2.心への影響

ネット依存は心にも影響を及ぼします。ネット依存によって「無気力」「イライラ」などが起こりやすくなります。
また、ここにきて、ネット依存によって、記憶力や集中力が低下するという「デジタル認知症」の可能性が取り沙汰されてきています。

デジタル認知症については、ネットの影響と結論づけるまでには至っていませんが、ネットの使用し過ぎに注意するに越したことはないでしょう。

3.社会生活への影響

1973年、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデは、主人公の少女が、時間泥棒によって奪われた時間を取り戻すという、『モモ』という物語を書きました。

ネット使用は、まさに現代の時間泥棒と言えるでしょう。
知らず知らずに、私たちから時間を奪っていきます。

ネット依存となると、リアルな人間関係が二の次になるだけではなく、ネットを取り上げられることでキレることもあり、大事な人間関係を壊してしまいます。

症状が重くなっていくと、心身への影響も相まって、社会生活をまっとうに送ることができなくなってしまいます。

特に子どもは依存しやすく、ネット依存により不登校になってしまう子の多さは、社会問題とまでなっています。
ネットやスマートフォンには依存性がありますので、くれぐれも使い過ぎには気をつけていきましょう。

使い過ぎかな、と思ったら、外に出ましょう。なかでも自然豊かなところはおススメです。

この記事を書いた人

新行内勝善(しんぎょううち かつよし)

心理カウンセラー、森林セラピスト、精神保健福祉士。

東京メンタルヘルス社にて、メンタルヘルス相談や、心の病からの職場復帰をサポート。
職場復帰プログラムでは森林セラピーを導入。
また、スクールソーシャルワーカーとして小中学校の子どもたちと家庭をサポート。

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