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「病は“天気”から」~梅雨どき注意!! 偏頭痛とうつ病とその予防法~

「病は“天気”から」~梅雨どき注意!! 偏頭痛とうつ病とその予防法~

プラス思考で病気を遠ざける

「病は気から」とは、クヨクヨ考えたり、あるいはイライラしてばかりいると、身体に良くないですよ、病気になってしまいますよ、といった意味です。それよりも、元気に、前を向いていきましょう、そうすると病気も逃げていきますよ、と言っています。

この言葉は、心理学的にもその正しさが認められています。心理カウンセリングにおいて、現在、スタンダードのひとつとなっている認知行動療法という方法があります。認知行動療法をシンプルにいうと、マイナス思考ではなく、プラス思考でいって、気持ちが下向きにならないようにしよう、というものです。そうすることで、「病は気から」とならないように、病気とまでならないように、また、病気が悪化してしまわないようにしていく方法がです。

さて、「病は気から」と一文字違いですが、「病は“天気”から」ということに関して、ここでみていきたいと思います。

健康歳時記、医学気象予報

生気象学、あるいは健康気象学というものがあります。気象やその他の環境条件と病気との関係を調べる学問です。立正大学名誉教授の福岡義隆氏が作成した「健康歳時記」はとても興味深いものです。

例えば、5月は「気温と日照時間急変(フェーン現象)」により、「食欲不振、睡眠不足、感情障害」といった症状を呈し「うつ病」になりやすい季節とあります。さらに、その予防法も載っていて、「室内照明」や「森林浴などでの気分転換」を推奨しています。

この分野で最も進んでいるのがドイツです。ドイツでは医学気象予報というものがあり、毎日のテレビの天気予報で「明日は◯◯地域では低温で乾燥するため、喘息(ぜんそく)や気管支炎に注意してください」などと放送しています。

梅雨どき、偏頭痛の要因と予防法

それでは、梅雨の季節というのは、私たちの心身にどのような影響があるのでしょうか?
気象予報士であり、健康気象学の第一人者である村山貢司氏は、この時期、最も注意しなければならない症状に「偏頭痛」をあげています。

偏頭痛を引き起こしやすい気象条件には、「日照不足による雨天や曇天」「気温や気圧の急な変化」「低気圧の通過前後による気温差」などがあります。ただし、偏頭痛に限らず、何らかの症状というのは、気象条件のみで起こるわけではありません。そのときどきの心身の状態、コンディションによって変わってきます。偏頭痛がどんなコンディションのときに起こるのかの調査によると、「過労、睡眠不足、目の疲れ」など、いわゆる頑張りすぎの時に多いという結果が出ています。

ですので、偏頭痛を予防するためには、「頑張り過ぎない」といったことを心がけていくとよいでしょう。そのために、基本ではありますが、不規則な生活は避ける、食事はきちんととるようにする。さらに、天気の変わり目、特に低気圧が発達しながら通過する場合には、仕事のペースをあげすぎない、残業を控えるようにする。また、気分転換も重要ですので、軽い体操をしたり、趣味を楽しんだり、リラックスできることをするのもよいでしょう。

落ち込みやすいこの時期、うつ病にも注意!

曇りの日や雨の日は日照時間が少なく、気分が落ち込みやすくなります。東京で、1年のうちで最も日照時間が少ないのは、秋の長雨や台風シーズンの9月です。その次に日照時間が少ないのが6月です。ただし、梅雨どきは日照時間の少なさに加え、湿度が高く不快感が大きかったり、梅雨寒の影響もあるなど、さらに気分が落ち込みやすくなります。このため、うつ病にはもっとも注意をしなければならない季節です。

予防法としては、日中であれば、強制的に室内を明るくして過ごすことや、カーテンを明るい好みの色に変えたり、室内に緑や花を飾ることも、心理的な効果を期待できます。
そして、天気よく晴れた日には、太陽の日差しの強さに気をつけつつ、自然のきれいなところに出かけ森林浴をするのがよいでしょう。

※偏頭痛や気分の落ち込みなど、状態や程度がひどい場合には、早めに医療機関を受診するなどして、適切に対処していってください。

この記事を書いた人

新行内勝善(しんぎょううち かつよし)

心理カウンセラー、森林セラピスト、精神保健福祉士。

東京メンタルヘルス社にて、メンタルヘルス相談や、心の病からの職場復帰をサポート。
職場復帰プログラムでは森林セラピーを導入。
また、スクールソーシャルワーカーとして小中学校の子どもたちと家庭をサポート。

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