長い人生の中で誰もが一度は経験する「失恋」。
恋の形は十人十色だけれど、どんな時も傷を負わない「恋の終わり」は存在しないはず。
ひとつの恋が終わりを告げた時、なかなか気持ちの整理がつかない場合も多いですよね。
そんな時に、気持ちを立ち直らせる方法をご紹介します。
内側に溜め込まないこと
大好きな恋人との別れや叶わぬ恋の終焉には、少なからず痛みがともなうもの。
そんな時、その痛みや想いを心の奥底に溜め込んでしまうのはNGです。
失恋の相手に対して想うことがあるのなら、最後だと思って全て伝え切りましょう。
直接話せないなら、電話やメール、手紙でもOK。
事情があって本人に伝えることが出来ない場合には、日記帳やノートに彼に宛てるつもりでメッセージを書くのがおすすめ。
自分の中に不完全燃焼の気持ちを残さないことが、次のステップに進む条件。書き出すことで、おのずと気持ちも整理されるはずです。
気持ちを伝えきった後に残る喪失感や辛さは、気心の知れた友人に話を聞いてもらったり、思いきり枕を濡らして泣いたりすることが効果的。
辛い気持ちを押し殺すのではなく、とにかく内側に溜め込まないことが大切です。
「失恋をして、辛い」という自分の気持ちを受け止めて、失恋したことを認めることで前に一歩進むことが出来るのです。
彼の気配がない場所へ行くこと
大切に想っていた気持ちが大きければ大きいほど、忘れることはたやすいことではありません。
彼の写真や思い出の品は処分し、SNSはアンフォローして見ないこと。彼のことを思い出す要素を身の回りから排除することが得策です。
しかし、どんなに彼のことを見ないようにしても、日常生活の中ではどうしても彼と過ごした時間を切り離して考えることが難しかったりしますよね。
そんな時には、思いきって日常生活から逸脱してみましょう。
彼の気配が無い場所へ足を運んでみたり、プチ旅行に出かけてみたりするのも◎。
彼のいない新しい世界に身を置くことで、落ち着いて今の感情と向き合うことが出来るはず。
森林浴でこころを癒す
どこか今とは違う場所へ行ってみよう、と思ったら自然豊かな森林のある場所が断然おすすめです。
小鳥のさえずりや水の流れる音、木々の香りに広く長く続く野山……森林は、五感で癒しを感じることのできるヒーリングスポット。
森林には、ストレスホルモンを減少してこころと身体をリラックスさせる効果があるといわれています。
自然の多い場所に行くと、つい深呼吸をしたくなったり、気分が清々しくなったりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
自然の中では、ストレスの高い時や緊張時に高まる交感神経が抑制され、リラックス時に高まる副交感神経が優位になるとされています。
失恋の痛みにこころも身体も支配されていると、交感神経が常に優位になりがち。
そうすると、眠れぬ夜を過ごすことが増えたり、ゆったりとした余裕を持つことが出来なかったり、こころも身体も休息が足りなくなってしまいます。
こころが傷ついた時には、しっかりと休息を取ってあげることが大切。
大きな自然に触れることで、傷付いたこころの痛みを和らげてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
岩間 歩
ヘルシーフード&ヘルスケア インストラクター
健やかに毎日を過ごすために必要なTipsを提案。
こころとからだに嬉しいヘルシーフードに特化。
執筆やレシピ提供、イベント開催など幅広く活動中。
フード、ヘルスケア全般の記事を担当。