
静けさが深まる季節にこそ出かけたい”1月〜3月、箱根で味わう森林浴”
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森林セラピー効果の評価方法とはどのような方法があるのでしょうか?
森林セラピー効果の研究で用いられている方法や、将来的に研究方法として用いられる可能性のある方法には、次のような方法があります。
◆中枢神経系(脳と脊髄)
・脳波
・fMRI(機能的時期共鳴画像)
:脳の活動部位を測定する方法のひとつ
・NIRS(遠赤外分光分析法)
:脳の活動部位を測定する方法のひとつ
◆自律神経系
(ストレスに対して体の恒常性を保とうとする反応や気分状態を反映する指標)
・血圧、心拍数
・HRV(心拍変動性)
:心拍のゆらぎを測定してストレスを計測する方法
・唾液中アミラーゼ活性
:精神的ストレスマーカーとしてアミラーゼという物質を測定する方法
◆内分泌系
(ホルモンを介して神経系と協同で体内環境の恒常性を維持するしくみ)
・コルチゾール測定
:ストレス時に急激に分泌される副腎皮質ホルモンを測定する方法
◆免疫系(病原体やがん細胞から身体を守るしくみ)
・免疫グロブリンA(抗体)濃度
:ストレス緩和効果を測定する方法
・NK(ナチュラルキラー)細胞活性
:免疫力向上効果を測定する方法
◆作業能率と反応時間
◆主観評価
・気分プロフィール検査(POMS)
:受験者の置かれた条件によって変化する一時的な気分や感情の状態を、
「緊張」「抑うつ」「怒り」「活気」「疲労」「混乱」の6つの気分尺度で評価。
・SD法(Semantic Differential method)
:心理学的測定法。ある事柄に対して個人が抱く印象を
相反する形容詞の対を用いて測定するもの。ここでは森の印象を測定。
・ストレス度の評価
・リラックス度の評価
ストレス反応は、身体面・行動面・心理面にあらわれます。身体面では胃腸の調子が悪くなったり、風邪を繰りかえしひいたり、「これはストレスたまってるかな」などと、自分で気づきやすいものです。行動面ではお酒の量が増えたり、過食したり、遅刻や欠勤が増えたり、今までならあり得ないミスを繰り返したり、自分では気づきにくいですが、周囲の人が気づきやすいものです。
心理面では不安な気持ちが強くなる、憂鬱な感じがする、イライラがひどい、気力がでないといったことから、自責の念が強くなったり、人との関係を避け孤立していってしまうことがあります。
いずれの状態も放置しておくと心身は疲弊していってしまいます。未病の原因でもあり、やがては病気につながることもあるでしょう。ストレス反応をおこしていることに早く気づき、対処をしていくことが大切です。ストレスに気づくには、いつもと違う自分に気づくことです。いつもの自分との違いに気がつけるよう「自分のストレスサイン」ついて知っておくことで、いちはやく自分のストレスに気づけるようになるでしょう。
森林セラピーは「自分のストレスサイン」を知ることに役立てることができます。
日常を離れて、森の癒し効果の中に身を置くと「あれ、ずいぶん肩が凝っているな」「なんだか胃がちょっと変かも」といったごく軽い不調に気付いたり、森林セラピーに参加すると「なんて気持ちいいんだろう」「すごく楽しいな」と心の底から自分自身が欲しているものに気づいたりすることが多々あるからです。
また森林セラピーは、森林セラピストという専門家が森林セラピー基地の癒し効果を生かして、健康増進プログラムを用意していますので、ストレスサインに気づきやすいということもあるでしょう。
そして、ストレスに気づいたあとはそれに対処していくわけですが、対処するための行動を「コーピング」と言います。コーピングには3つあります。
・刺激を除去・軽減する:問題焦点型コーピング
・刺激に対する評価(受け止め方)を変える:評価焦点型コーピング
・ストレス反応を鎮静化する:情動焦点型コーピング
たとえば、物理的なストレスの例で「自分の席のエアコンが寒すぎる」という場合、「上着を持っていく」「席を変えてもらう」といった刺激を除去・軽減する方法をとることができます(問題焦点型)。苦手な人を避けるというのも同様です。
仕事で「完璧にやらなければ」と思うとプレッシャーがかかって緊張しストレス反応が生じますが、「自分のできる範囲でいいや」「失敗しても肥やしにして成長すればいい」と評価を変えると緊張を軽減しストレス反応を回避できます(評価焦点型)。
もう一つは気持ち的な苦痛を低減させる方法です。前述の例でいうならば、「考えないようにする」「ほかのことで気を紛らわす」といった方法です(情動焦点型)。
ストレスコーピングにも、森林セラピーを活用することができます。
平日が多忙すぎて、休みの日に家にいても仕事モードのスイッチを切ることができないとき、森林セラピーに来てスイッチをお休みモードに切り替えることができます。
ひとつのことにこだわってしまいイライラしている、落ち込みが止まらないときは、森林の緑を見たり、森の香りの中に身を置いたり、適度な運動である森林セラピーウォーキングによって、リラックスやリフレッシュ効果が期待できます。気持ちが軽くなり、ストレスの原因に対して受け止め方も変わってきます。
がんばりすぎてココロがお疲れ気味のときも、森林の癒し効果と健康増進プログラムなどによって、疲れた心が優しく癒されて元気を取り戻していくことでしょう。
各地域の特色や森林セラピストの技能を生かした、様々な森林セラピープログラムがあります。箱根町森林セラピー基地では、はこねのもり女子大学と一緒に、「楽しくリフレッシュするプログラム」を中心に年間を通じて各種開催されています。
仕事で、家事で、子育てで、人間関係で、ちょっと疲れたかな…というときは、癒し効果あふれる箱根の森で思いっきり楽しんでリフレッシュしませんか?
*参考文献
『森林セラピスト(森林健康指導士)養成・検定テキスト』
『森林セラピー検定副読本(ヘルスケア編)第Ⅱ版』
『神奈川県未病観光コンシェルジュ育成セミナーテキスト』
NPO法人森林セラピーソサエティ公式Webサイト
*執筆:麻羽たんぽぽ
(一社)はこねのもりコンソーシアムジャパン理事
(株)森と紙ひこうき代表
未病観光コンシェルジュ・森林セラピスト
JAMHA認定ハーバルセラピスト
和ハーブインストラクター・産業カウンセラー

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