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春の心身にアロマテラピーを。「桜の香り」

春の心身にアロマテラピーを。「桜の香り」
春は出会いと別れの季節。環境が変わったり、ライフステージの変化を感じたりする機会がある方も多いかもしれません。

心機一転、新しいことにチャレンジしてワクワクする気持ちを後押ししてくれるかのように、間もなく桜も一斉に咲きますね。


アロマテラピーと桜


淡く優しく、空をピンク色に染めてくれる桜。
桜の花を使った和菓子や桜の香りのお茶や飲み物、匂い袋など…桜グッズはたくさんあり、この季節のお店巡りも楽しいもの。
でもアロマテラピーで扱う精油では、桜そのものの香りに出会ったことが今までありませんでした。
そんな中、先日初めてソメイヨシノの花から採られた貴重な「桜の精油」に出会うことができたのです!鼻を近づけると合成の桜の香りとはひと味違う香りが…。「満開の桜並木の枝に、もし自分が鳥になってとまったら、こんな香りに包まれるのだろうな。」と想像させてくれるような自然な優しいふんわりとした香り。
身体の奥まで香りを思い切り吸い込み、一足早い春の訪れを感じることができました。


桜の香りは作ることができる?

さて、この貴重なソメイヨシノの精油に出会うまで、私はアロマテラピーでは「桜みたいな香り」 と言えばこれ!という精油を使って、桜の香りを楽しんでいました。
その精油が「トンカビーン」 です。 熱帯アメリカが原産のマメ科の植物で、精油は果実から採られます。含まれる成分の一つが、クマリン。これは桜餅の葉にも含まれます。この甘く香ばしい精油は鎮静作用や抗うつ作用が期待でき、この季節になると個人的には欲する香り。揮発速度が遅いベースノートに分類される香りで、他の精油とのブレンドも楽しい精油。最後に鼻の奥の方で感じる甘くあたたかい香りが、花冷えのこの季節にちょうど良く、肌寒い中帰宅して芳香浴で楽しむと、一日の疲れがほどけるような気がしています。

そしてここで、今までアロマのブレンド(アロマ調香)をしてきた中でできあがった私なりの「桜の香り」のレシピをご紹介させて頂こうと思います。


おすすめブレンド

・トップノート…ベルガモット 2〜3滴
・ミドルノート…ジャスミンサンバック 1滴
・ベースノート…トンカビーン 1〜2滴

トップノートにはベルガモットの代わりにオレンジや柚子を使うことも。ミドルノートで使ったジャスミンは、1滴でも十分に香ります。
ジャスミンの代わりにゼラニウム1〜2滴を使うのもおすすめです。
合計5滴になるようブレンドし、芳香浴を楽しみます。



香りに心身を委ねて

桜のようなブレンド…いかがでしたか。

あくまでも個人的なブレンド例ですが、もし試してくださった方があればとても嬉しく思います。一つ一つの香りをゆっくり深呼吸しながら嗅ぐことで、「これは好き!◯◯みたいな香り。元気が出そう。なんだか懐かしくて落ち着く…。」様々なイメージや気持ちを感じられますが、香りに目(鼻)を向けて想像力をはたらかせるひとときは、自分自身の心身の状態を知るきっかけにもなり得る時間だと思います。

まずは精油を嗅いでみる。それがアロマテラピー=芳香療法の原点だと、いつも感じています。

華やぐ季節である反面「5月病」という言葉があるように、頑張って駆け抜けた4月の疲れが知らず知らずのうちに溜まりプチ不調につながることも多いこれからの季節。日本人は頑張りすぎてしまう気質だとよく言われますが、古来より愛されてきた桜を連想させる香りはもちろんのこと、まずは精油1本を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
質が良く好みの香りの精油が暮らしの中にあることは、日々に豊かな時間の流れを与えてくれると思っています。植物の持つ香りの力を借り、心地よく過ごすことができたら幸せです。


※精油の使用にあたっては、体調や既往歴の有無など注意点がありますので、詳しくはアロマテラピーの専門書などをご確認ください。



この記事を書いた人

Yuri

AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター・アロマブレンドデザイナー・アロマハンドセラピスト
IAPAアロマ調香デザイナー
看護師

小さな頃から香りが好き。箱根も大好き。
病院に勤務していた時にセルフケアの目的でアロマテラピーと出会いました。
基礎を学んだのち、現在はアロマ調香レッスンやカウンセリングに基づいた香りづくり、ハンドトリートメントを中心に活動しています。
自然からの恵みがぎゅっと詰まった精油をこれからも大事に扱い、皆さまと様々な香りの体験をシェアしていけたら嬉しく思います。

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