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森林セラピーと相性がいい『昔遊び』と、脳活性化効果

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森林セラピーと相性がいい『昔遊び』と、脳活性化効果
昔遊びというと、皆さんはどんな遊びを思い浮かべますか?

一般に昔遊びというと、けん玉、お手玉、竹馬、おしくらまんじゅう、カルタ、おはじきなどを指します。
今のTVゲームの先駆けとなるインベーダーゲームが発売されたのが1978年ですが、そういったデジタルゲームが出てくるよりも少し前の遊びです。

昔遊びには、下記のような特徴があります。
1.外で身体をよく使う
 例)おしくらまんじゅう、馬乗り、缶けりなど
2.自然素材のおもちゃを用いて手足をよく使う
 例)けん玉、お手玉、竹馬など
3.シンプルな道具を用いて頭と手を使う
 例)カルタ、おはじき、折り紙など

こういった、外で身体をよく使う遊びや、自然素材やシンプルな道具を用いて手と足と頭をよく使う遊びは、森林セラピーととても相性がよいのです。
さらに、森林セラピーと相性がよいだけではなく、実は脳にとてもよい影響を与えることがわかってきています。


脳の「集中モード」と「活性化モード」

研究によると、けん玉・お手玉・折り紙といった昔遊びは、脳の集中力を高めたり、脳の重要な部分を活性化させたりする効果があるそうです。
脳は集中しているとき、必要な部分だけが活発に働き、それ以外の部分の活動が抑えられています。
けん玉で慣れた技をするとき、脳はこの「集中モード」になります。
そして、集中モードを脳に覚えさせると、ほかのときにも脳が集中しやすくなります。

一方、けん玉で難しい技をするときは、ちょうどおでこの中あたりにある、脳の司令塔である前頭前野が活発に働いて、「脳活性化モード」となります。
この脳活性化モードは、記憶力アップや認知症予防につながると考えられています。

また、けん玉に限りませんが、難しい技ができたときはとても嬉しいものです。
こういった達成感が得られたとき、脳ではどんなことが起こっているかというと、脳の中心部、耳の奥あたりにある「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」というところから、やる気物質であるドーパミンが大量に放出されています。
このドーパミンは、先にあげた司令塔である前頭前野を活性化させ、さらなるやる気アップにつながります。


前頭前野を活性化させるお手玉

脳活性化効果というのは、実はお手玉でも出てきます。
利き手からお手玉を投げると、先のけん玉の慣れた技と同じで、脳は集中モードになります。
一方で利き手ではない方の手から逆回しで投げると、前頭前野が活性化する、脳活性化モードとなります。
メジャーリーガーのダルビッシュ投手は右利きですが、練習では体のバランスを修正するために、左でも投げるそうですが、その目的とは別に脳の活性化効果もあるのではないかと思われます。

お手玉を使った脳活性法というのは、実はうつ病や不安障害などの治療にも一部で活用されています。
うつ病は、脳疲労とも言われていますが、特に脳の前頭前野の活動が低下した状態となります。
この前頭前野がお手玉によって、活性化していくということです。
イギリスのジャグリング(お手玉と同様の遊び)の研究では、6週間の練習で脳の神経線維が6%増え、練習をやめた後も4週間効果が持続したといいます。


最も脳を活性化させる昔遊びとは

では、昔遊びの中で、最も脳を活性化させるのはどの遊びでしょうか?
研究結果によると、それは折り紙でした。
折り紙は、指先を使い、完成した形を脳でイメージしながら折ります。
このため脳のさまざまな部位を使い、活性効果が高くなるそうです。
この折り紙、さらに脳活性化効果を高める方法があります。
それは目的を加えること。
たとえば、紙ひこうきはとてもいいそうです。
というのも、紙ひこうきを「いかに長く飛ばすか」という目的があるからです。

そういえば、筆者が小学5ー6年のとき、特に紙ひこうきが流行り、教室の中で飛ばして、飛行機がきれいに回転する様や、いかに長く飛ぶ飛行機を作れるかを競い合っていました。
いろんな形に折って紙ひこうきを作りましたが、同じ形のものでも、ほんの少し曲げ方が違うとか、飛行機の前後の重心や左右のバランスなど、ちょっとした違いで大きく飛び方が異なってきます。
「指先を使うこと」「創意工夫」「友だちと一緒に遊ぶ楽しさや競争心」「よくできたときの嬉しさ」、こういったことが脳をいきいきと活性化させていたのでしょう。




ときに必要な遊びによる退行

なお、遊びには、もうひとつポジティブな側面があります。
それは退行です。
退行とは、子ども返りといって、一般にはマイナスに捉えられることも多いのですが、心の健康に関していうならば、退行には癒しという側面もあります。
普段の緊張を強いられる仕事や日常生活から離れての、息抜きや解放効果があるのです。
仕事で疲れた大人たちには、いい意味での遊びも必要なことなのですね。


この記事を書いた人

新行内勝善(しんぎょううち かつよし)

心理カウンセラー、森林セラピスト、精神保健福祉士。

東京メンタルヘルス社にて、メンタルヘルス相談や、心の病からの職場復帰をサポート。
職場復帰プログラムでは森林セラピーを導入。
また、スクールソーシャルワーカーとして小中学校の子どもたちと家庭をサポート。

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