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五感を用いた森林の楽しみ方<冬編>

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五感を用いた森林の楽しみ方<冬編>
今回は、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を用いた冬の森林の楽しみ方を紹介します。

冬は他の季節に比べ、森林に行こうとは思わないのが普通でしょう。新緑や紅葉などのきれいな景色を楽しむこともできず、かつ寒いので、出かけること自体に二の足を踏みますよね。
 
近代の西洋医学の父と言われるヒポクラテスは数々の金言を残しています。

その中で、「人間は自然から遠ざかるほど、病気に近づく」という言葉があります。

冬こそ「森林のもつ機能に何かをされに行く」いい機会です。ぜひ戸外そして森に行ってみましょう。冬ならではの楽しみ方があります。

森林における冬の特徴はどんなことなのでしょう?

他の季節と比べ、冬の森林にはどのような特徴があるのでしょう。

その1:落葉樹は冬には葉を落とします

樹木には、一年中葉をつけているもの(常緑樹)と冬には落葉するもの(落葉樹)があります。落葉樹は冬には葉がなく、樹木そのものの姿がむき出しになっています。

その2:空気が澄み、遠くの景色や夜空の星がより見えやすくなります

冬には、西高東低の気圧配置となり、乾いた北風が吹きます。また、季節風(モンスーン)により、日本海側は雪、太平洋側は乾燥した晴天となります。

この結果、大気が含むことができる汚染物質やちり、水蒸気の量が少なくなるため、夏などと比べて空気が澄んで、遠くの景色や夜空の星がより見えやすくなります。

その3:冬鳥がやって来ます

「冬鳥」とは越冬するために日本に渡ってくる渡り鳥のことで、秋にやってきて冬を日本で過ごし、春になると北方へ渡ります。ツグミ、ジョウビタキ、ユリカモメ、マガモなどがあります。

このような冬の特徴を生かした楽しみ方をいくつか紹介します。


普段見られない景色を楽しみましょう

冬には、落葉樹が葉を落とします。その結果、他の季節では葉がさえぎって見ることができなかったものが見えてきます。

落葉樹自体は、葉に隠れて見ることができなかった樹木の幹や枝が全て見えるようになります。
樹木の様々な姿からは、太陽を求めて枝が伸びる姿なども想像することもできるでしょう。

また、葉を落とした樹木の間から、これまで見えなかった景色が広がります。
加えて空気が澄んでくることから、遠くまで見渡せ、かつくっきりと見ることができます。
遠くの山々など新たな発見があるのではないでしょうか。

落ち葉やどんぐりを楽しみましょう

冬で忘れてはならないのは、落ち葉です。五感を用いていろいろ楽しむことができます。

多くの落ち葉を集め、それを握ったりして感触を楽しんでみたり、落ち葉を踏みしめることでその感触を足で楽しんだり、カサカサという音も楽しめます。

落ち葉の匂いも嗅いでみましょう。様々な落ち葉をまとめて一緒に匂いを嗅いでみたり、一枚の葉の匂いを嗅いでみたり。
落ち葉も樹種によって香りが異なります。例えばカツラというハート形の葉は甘い香りがします。それぞれの違いを楽しむことができます。

どんぐりも落ちていると思います。様々な種類があります。
それを比べて違いを見つけてみたり、いくつかのどんぐりを手の中で転がしてみたり。
どんぐりは食べられますので、味覚も楽しむことができます。

冬は野鳥観察に絶好の季節

冬には、一年中見られる鳥「留鳥」のほか、季節限定で見られる「冬鳥」が見られます。
また、冬は観察の妨げになる木の葉が落ち、野鳥をすぐ見つけることができます。

冬は野鳥観察には絶好の季節なのです。鳥のさえずりと鳥の姿を併せて楽しみましょう。

ゆらぎを体験してみましょう

「ゆらぎ」とは「不規則な規則性」を持つ現象のことを言います。ゆらぎは脳疲労を軽減することが解明されています。

森の中では様々なゆらぎがあります。例えば、針葉樹の根元に頭を乗せて、上を見上げて見ましょう。

木々が風でしなる様子が目に入ります。この揺れは決まっているものではありません。
その時の自然状況(風など)に影響を受けています。まさにゆらぎです。

他にも風を意識してみたり、川の流れの音などを意識してみたりしてください。
ゆらぎを感じることができます。

フィトンチッドは冬でも放出されます

ところで、フィトンチッドというものをご存知ですか。樹木が自分自身を守るために発している物質です。

フィトン(植物)チッド(殺す)という意味で、トーキンという学者が名付けました。この物質は人間にとっては有益なことがわかってきており、様々な森林の機能は、この物質が大事な役割を果たしているようです。

このフィトンチッドは葉が落ちてしまう冬には放出されないと思われている方もいます。

それは誤解であり、フィトンチッドは冬でも放出されています。
フィトンチッドは葉だけが発するものではなく、幹や枝からも発するものだからです。

冬の楽しみ方には、雪の中をスノーシューで歩くなど他にもいろいろあります。

冬も「森林に何かをされに行く」ことを楽しんでみませんか。

この記事を書いた人

高田裕司(たかだゆうじ)

中小企業診断士、森林セラピスト、キャリアコンサルタント

経営コンサルタントとして、農業者支援と健康経営づくりに従事。
森林セラピスト、食と農のかたりべ(食農検定1級)として、皆が生き生きとなれるサポートを実施。
50坪ほどの家庭菜園で野菜づくりも。

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